アフィリエイト広告主向け  2015.9.7

アフィリエイト運用代行 | 代理店を使ってアフィリエイトの売上アップ

弊社はアフィリエイト広告の運用代行サービスを行っております。

アフィリエイトは「ちゃんとしないと売上は上がりません。

このページに辿りつかれた企業担当者様は

アフィリエイト広告を使って売上をあげよう

と思っておられる担当者様だと思いますが

アフィリエイト広告を始める前に・・・
運用代行を検討する前に・・・
運用代行業者を探す前に・・・

まずはこの記事に目を通してみてください。

1.アフィリエイト広告とは


アフィリエイト広告とは商品を販売したい企業がアフィリエイトの仲介業者(以下、アフィリエイトASP)に登録し、同じようにアフィリエイトASPに登録しているアフィリエイターが紹介し、御社サイトにユーザーを誘導してくれる仕組みです。

発生する費用は、実際に商品が売れてからの成果報酬型となります。

簡単に言うとインターネット上の成果報酬型の営業マンを大量に抱えるイメージです。

 

2.適している商材・適していない商材


アフィリエイト広告に適している商材と適していない商材が存在します。

アフィリエイト広告は成果報酬型の仕組みなので、WEBマーケティングの中では一番リスクの少ない手法と言えますが、アフィリエイトASPに支払う月額固定料金(5万円前後)は発生するので、自社商品が適している場合のみ検討した方が良いでしょう。

アフィリエイト広告に適している商材

ここで紹介するのはあくまでも実例として成功を収めている商品分類です。

安いサンプルなどを試せるもの

こちらは化粧品(美容商材)に多い傾向です。

まずは2,000円以下の「トライアルキット」「サンプル品」などをアフィリエイターに販売してもらえるような商品です。

特に多くの美容商材がアフィリエイト広告を利用してサンプル品の訴求をしているため、アフィリエイターも美容商材を売るノウハウを心得ており、スムーズに紹介することができます。

もちろん美容商材に限らず数千円でサンプルを訴求し、サンプル購入者から本商品へと誘導することができる導線がある商品はアフィリエイトに向いています。

会員登録や資料請求から始めるもの

サンプル品を購入させるのではなく、会員登録又は資料請求をユーザーにしてもらい、その会員又は資料請求ユーザーが商品購入対象者となるようなビジネスモデルもアフィリエイト広告に向いています。

例えば、転職サイトなどが良い例です。

転職サイトに1人登録させて10,000円というような報酬をアフィリエイターに支払います。

利益率の高いもの

アフィリエイターに支払う成果報酬額は最低でも1,000円以上ある方が望ましいです

またアフィリエイターに販売してもらう商品はサンプル品や無料会員登録系が望ましいので、本商品でしっかりと利益が残るような商品でないと向きません。

例えば、先ほどの転職サイトの例だと無料会員登録してもらっただけで10,000円以上という相場観があります。

無料会員数が増えたからと言って企業の利益には結びつきません。

ただこれらの転職サイトは転職斡旋を成功した場合「転職決定者の年収30%相当」を企業からもらうため10,000円という報酬は非常に安いものなのです。

また無料会員の誘導やサンプル商品の訴求ではなくアフィリエイターに本商品を販売してもらう場合も、アフィリエイターからすれば難易度が上がるため報酬額が高くないと動いてくれません
(例:商品代金の30%以上)

よって販促費にできるだけお金をかけることができる利益率の高いビジネスモデルが望ましいです。

継続的な利用が見込めるもの

最終的に「継続的な利用」「継続課金」が見込めるものもアフィリエイト広告に向いています。

月額制の会員ビジネス、美容商品の定期購入、無料会員ユーザーの課金などです。

  • サンプル購入者→本商品購入へ
  • 無料会員→サービスの利用
  • 資料請求→サービスの契約

単発販売ではなく本商品が継続的な課金をしてくれることによってLTV※の拡大をはかれるものなどはアフィリエイト広告に向きます。
※LTV・・・ライフタイムバリュー、顧客の生涯価値などを言う

 参考サイトLTVとはコトバンク

3.アフィリエイト広告に適していない商材

BtoB商品

BtoB商品はアフィリエイトには向きません

BtoB商品はサイト上で即決されることがないためアフィリエイターが扱いにくく、成果に結びつかないことを知っています。

また成果に結びつく時は営業マンの訪問や電話対応などもあるため、アフィリエイターが良いお客さんを誘導してもそれが成果に反映されることが少ないということもあります。

利益率が悪いもの

先ほど上述したように利益率が悪いものはアフィリエイターへの支払が少なくなってしまう傾向にあるため、アフィリエイターが嫌います。

例えばアパレルなどの場合「商品購入額の3%~10%」程度の報酬額が多いです。

しかし10,000円分の商品を購入させて1,000円しか入ってこないのは非常に効率が悪いためアフィリエイターは動かないでしょう。

サンプル販売、資料請求、無料会員登録ができないもの

いきなり本商品をアフィリエイターに販売してもらうのはアフィリエイターも歓迎してくれません。

アフィリエイターは高い商品を買わす時は高い報酬額を求めます

もしくは安い商品(売れやすい商品)を紹介して、報酬率の高い商品(50%以上)を求めます。

逆に企業側としても本商品の50%以上も広告費としてかけることは難しいでしょう。

よって企業側とアフィリエイターのメリットを双方に考えるのであれば、本商品の前のフロント商品※1をアフィリエイターに販売してもらい「リスト」※2を安く手に入れるという手法を用いた方が最善策なのです。

※1フロント商品・・・トライアルキット、資料請求、会員登録など
※2リスト・・・フロント商品を購入してくれた人に本商品を販売するためのリストとする

ジャンル自体がマイナーなもの

上記のような条件を満たす商品でも「ジャンル」がマイナーなものは大きく販売することはできません。

もちろん商品自体の知名度は必要ありません。

ジャンルとは以下のようなものです。

  • ニキビ化粧品→ジャンル「美容」
  • 便秘解消グッズ→ジャンル「美容」「健康」
  • クレジットカード→ジャンル「金融」
  • DNA遺伝子キット→ジャンル「?」

アフィリエイターが商品を紹介する場合、そのジャンルに需要があると見たものだけを扱う傾向にあります。

この需要とはYahooやGoogleなどの検索需要(検索数)が多いかどうかと考えてもらってもかまいません。

インターネット上であまり検索されていないようなジャンルはアフィリエイターも集客するすべがないので、取扱いにくいのです。

 

4.アフィリエイト広告の効果と費用


アフィリエイト広告の効果と費用はどれくらいなのかというのは以下のページをご覧ください。

アフィリエイト広告の費用と5つの効果【保存版】
アフィリエイト広告を利用して自社商品やサービスを販売する時の費用感や効果についてお話します。 まず最初に「まとめ」を書いておりますので、大まかな知識を入れて読み進めてください

アフィリエイトの費用対効果をしっかりと見たうえでアフィリエイト広告を実施するのか否かを検討することは非常に重要です。

 

5.目指すべき目標


アフィリエイト広告を実施する際の第1目標は月間50件です。

もちろんこの件数は成果地点によって異なります。

  • トライアルセットの販売を成果地点にするのか
  • 本商品購入を成果地点にするのか
  • 会員登録を成果地点にするのか

この50件はアフィリエイト広告と相性の良い「美容商品のサンプル」のものです。

50件と聞くと非常に少ないように思えるかもしれませんがアフィリエイトASPに登録しただけでは1件も売れることはありません。

いかにアフィリエイターに知ってもらい、アフィリエイターに扱ってもらえるかという施策が重要になります。

50件をクリアすると100件までの道のりは早く、その後300件、500件と増えて行きます。

あくまでも「美容商品のサンプル」に限った例になりますが1商品の年間6,000件~8,000件は目指すようにしましょう。

 

6.アフィリエイト広告を成功させるポイント


もし自社商品がアフィリエイト広告に向いていると判断した場合、以下の手順で進めていきましょう。

もし、商品自体がアフィリエイトに向いているのか分からない場合は、「問合せ」ページよりお問合せください。

弊社問合せページ

最適化されたランディングページ(LP)

アフィリエイターが誘導するための着地ページ(Landing Page)を制作しましょう。

こちらもただ単純に「オシャレなデザイン」にすれば良いというわけではありません

 参考サイトランディングページとは何か、これで分かる!うぇぶ 集客の開花塾

アフィリエイターが送客してくれたユーザーが購入したくなるようなランディングページになっている必要があります。

弊社はアフィリエイターとして活動していた方がランディングページ制作会社を立ち上げ非常に運が良かったですが安易な考えで「知り合いのランディングページ制作会社にお願いしよう!」というのはよくありません。

ランディングページが最適化されていないと、いくらアフィリエイターの取組数が増えて、集客数が増えても商品が売れることはありません。

またアフィリエイター側も送客しているのに、商品の購入率が低いと「なんだこの商品は紹介しても売れないのか。じゃあ他の商品紹介しよう」という流れになってしまうので、非常に危険です。

そしてこのようなイメージがアフィリエイターについてしまうと、二度と取り扱ってもらえないので、全ての努力が泡となる可能性があります。

アフィリエイターへの認知拡大

アフィリエイトASPに登録すれば、アフィリエイターが勝手に紹介してくれる時代は終わりました。

アフィリエイトASPに登録されている商品・サービスは5000件以上もあります。

企業側がアフィリエイトASP内の広告やメルマガ等を使って、アフィリエイターに認知してもらいましょう。

また有力なアフィリエイターへの声掛けを積極的に行い、自社商品の紹介してもらう工夫が必要になるのです。

アフィリエイターとの関係構築

そして、アフィリエイターの認知度が上がれば、商品紹介をしてくれるかと言えばそうではありません。

特に有力なアフィリエイターは他の企業さんとの付き合いもあり、面識のない企業の商品を紹介してくれることはありません。

また既に実績の上がっている商品以外を紹介するのはリスクがあるのです

それで売上が下がる可能性があるからです。

ただ、「アフィリエイターの立場になって考えている広告主」はまだまだ少ないので、この点をしっかりと理解すれば、成功を収めることができます。

「アフィリエイターとの関係構築」がうまいアフィリエイト広告運用代行業者にお願いするのが成功の秘訣と言っても良いでしょう。

逆にアフィリエイターとの関係構築ができない運用代行業者にお願いするのであれば、自社で運用した方が良いかもしれません。

アフィリエイトASP担当者との関係構築

アフィリエイトASPの役割はアフィリエイターと広告主をつなぐことです。

アフィリエイトASPは広告主数が増えて、アフィリエイターが増えれば良いというものではありません。

しっかりと広告主の商品をアフィリエイターさんが売ってくれることによって、広告主もアフィリエイターもASPもメリットがあるという構図になっているのです。

その点から考えるとアフィリエイトASPの社員と関係を深くすることは非常に重要です。

加えて、アフィリエイトASPの社員でも優秀な担当をついてもらうというのはとても重要なのです。

「アフィリエイトASP担当者との付き合いを深くするメリット」
「優秀な担当者にみてもらうメリット」

は以下です。

  • ランディングページが最適化されているかのアドバイス
  • 有力アフィリエイターとの関係構築補助
  • アフィリエイト商品自体に対するアドバイス
  • アフィリエイター認知アップのための施策提案

サンプルの場合、引き上げ策を考える

もしアフィリエイト広告でサンプル商品(トライアル商品)や無料会員登録、資料請求などを行う場合は本商品への誘導施策を考えないといけません。

この場合、あくまでもアフィリエイト広告は「リスク&費用を最小限にしたリスト取り施策」ですので、アフィリエイト広告に力を入れるとともに、本商品の誘導施策も考えないといけません。

他のマーケティング手法との関連を考える

上記の本商品への誘導施策と同時に、他のマーケティング手法との波及効果(シナジー)も考えながら、対策してくことは費用対効果を最大限に引き出すと言っても過言ではありません。

以下、アフィリエイト広告と相性の良いマーケティング手法をご紹介します。

 

7.他のマーケティング手法との波及効果を活かす


他のマーケティング手法との図を表すと以下のようなフロー図になります。

それでは一つずつ紹介をしていきます。

自社メディアの構築

自社商品のターゲットが見るメディア

もしくは

自社商品が解決するべき悩みについてのメディア

を構築します。

ここでいうメディアとは有益な情報を提供するサイトと思ってください。

(例)
30代の女性向けのニキビケア商品を販売している場合。

「30代女性が読みたくなるサイト」もしくは「大人ニキビや肌荒れに関するサイト」のように必ずしも2つを分けて考える必要はありません。

30代女性向けのサイトの場合、

  • 大人ニキビに関すること
  • 肌荒れ全般に関すること
  • 女性特有の悩みに関すること
  • 妊娠や育児に関すること
  • 婚活にかんすること

上記のようなコンテンツを制作しても良いでしょう。

この自社メディアの役割は自社商品への誘導に加えて、リストに対しての教育等の使い方も可能です。

またフェイスブックやツイッターと連動することによって本商品購入者のファン化やその購入者への告知も可能になります。

リスティング&ディスプレイ広告の活用

自社メディアが育つまでの間、またアフィリエイターの取組数が増えるまでの間、リスティングやディスプレイ広告などでターゲットとなる人に対して積極的にアピールします。

またリマーケティングという手法を用いることができるためランディングページに誘導し、購入しなかった離脱者に対して引き続きバナー広告などで追いかけることができます。

以下の雑誌広告などの純広告で認知したユーザーがブランド名や会社名で調べた時に、しっかりとリスティング広告で刈り取りCPA※を最低限下げる効果もあります。

※CPAとは・・・1件当たりの獲得コスト
 参考サイトCPAとはインターネット広告用語辞典 OKURA

雑誌広告や他社メディアの純広告

WEBマーケティングは成果費用型が多いです。

アフィリエイト広告は商品が売れてから費用が発生、リスティングやディスプレイは広告がクリックされてから費用が発生します。

これらは自社商品を探している人、何かについての悩みを解決したい人(つまり顕在需要)に対して積極的にアプローチすることができますが、潜在需要を掘り起こすことが不得意です。

よって、ターゲットが読んでいる雑誌やサイトに積極的に広告をすることをおススメ致します。

これらの手法により「〇〇という雑誌に紹介されました」等の告知をランディングページに入れることもでき、またアフィリエイターへの認知度を向上させることもできます。

加えて「雑誌で紹介されました」というのは転換率(購入率、CVR)向上にもつながりますのでアフィリエイターも積極的に取り組んでくれるようになります。

ただ予算が限られているのであれば、一番に除外する手法でもあります。

Googleアナリティクスを活用した効果測定

上記のような様々なWEBマーケティングをミックスして波及効果を望む場合、しっかりとアクセス解析や効果測定をしなければなりません

これらを計測することによって

  • ランディングページを改善しよう
  • リスティングの予算を増やそう又は削減しよう
  • アフィリエイターへの報酬額を引き上げよう又は引き下げよう
  • このアフィリエイター経由の顧客はLTVが高いから特別報酬を上げよう

などの細かいチューニングをすることが可能になるのです。

 

8.アフィリエイト広告運用代行業者の見極め方


ここまででアフィリエイト広告について深くお話ししました。

ココからはアフィリエイト広告運用代行業者の見極め方をご紹介します。

アフィリエイトASPとの関係性が強いか

上述したようにアフィリエイトASP担当者の中でも優秀な人に対応してもらえるか否かは非常に重要になります。

基本的に自社単体でアフィリエイトASPに登録した場合や、アフィリエイトASPと関係構築できていない運用代行業者経由で登録した場合は、優秀な担当を付けてもらうことは少ないです

アフィリエイトASPの優秀な担当をつけてもらえるかどうかはアフィリエイト広告運用代行業者の力量と言えるでしょう。

アフィリエイターの気持ちを分かっているか

アフィリエイト広告運用代行業者の多くはクライアントさんの顔色を見ています。

しかしクライアントの顔色やご機嫌を伺うことがアフィリエイト広告で売上を上げるポイントではありません。

なぜなら実際に商品を紹介してくれるのはアフィリエイターだからです。

有力なアフィリエイターほど接触することは難しく、アフィリエイターにはアフィリエイターのコミュニティがあります。

またアフィリエイターにはアフィリエイターの考えがあります。

これらを知ることはできるのはアフィリエイターとして活躍していた人だけです。

そういった意味でアフィリエイターとして活躍していた人がいないアフィリエイト広告運用代行業者は、アフィリエイターの視点からはズレてしまいます。

サッカー日本代表で活躍した選手が野球の監督を務められないのと同じです。
「アスリート」「スポーツ選手」という枠組みは同じなので、分かりあえることはあるでしょうが、もっと深くて細かいところは理解できません。

企業の理念を共有してくれるか

逆にアフィリエイターのことだけを分かっていると良いかと言えばそうではありません。

アフィリエイト広告運用代行業者の役割はクライアント企業の商品をアフィリエイターに取り扱ってもらい販売数を増やすことです。

アフィリエイターのことばかり考えると目的、目標、理念、商品に対する思いなどがグチャグチャになってしまいます。

そういった意味でクライアント企業の考えとアフィリエイターの考えを「うまくまとめる」役目がアフィリエイト広告運用代行業者には求められていると思っています。

様々なWEBマーケティング手法を理解しているか

アフィリエイト広告のみで売上を上げることは難しくありません。

しかし、それはベストではありません。

予算が限られるのであれば仕方ありませんが、ベストに近づくには様々なWEBマーケティング手法とミックスして行うことです。

ただ、「WEBマーケティングは何でもできます!」という企業ほど、全ての手法に対して中途半端なこともあるので、注意が必要です。

弊社でもSEO対策とアフィリエイト運用代行以外はできません。

よって、他の手法はその道のプロである関連企業とチームを組閣します。

下請け業者ではなくコンサルタントという立ち位置にいるか

アフィリエイト広告運用代行業者の中には、クライアントの意見を丸呑みにしてしまう業者もいるでしょうが、それは間違いです。

アフィリエイトについて詳しい我々が、アドバイスを行い、やるべきことと捨てるべきものをしっかりとアドバイスできなければなりません。

また「何でもアフィリエイトを使えば売上が上がるよ」というスタンスもダメでしょう。

上述したようにアフィリエイトに向かない商品もあります。

その点もしっかりと説明した上で、どのような戦略を取っていくのかがアフィリエイト運用代行業者の仕事なのです。