アフィリエイト広告主様は閲覧必須 。【不正注文】が多発しております。

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アフィリエイトマーケティングというものは広告主(企業側)にとってCPAを固定できる素晴らしいマーケティング手法です。

しかしアフィリエイトマーケティングには様々なリスクがあるので、導入を試みる場合は十分に検討しなければなりません。

今回は様々な企業様の代理店をさせて頂いている弊社独自の調査結果をまとめアフィリエイトマーケティングを考えている企業様に情報共有をさせて頂きたく記事を書かせて頂きます。

なお、直近の不正についてのレポートは前置きを読み飛ばし
「3. 【傾向1】見知らぬ第3者の住所を利用した不正注文」からご確認ください。

 

アフィリエイトマーケティングの魅力とリスク

WEBでの広告手法が

■PPC広告により
「純広告」→「クリック課金」に移行し、CPAを把握することが安易になりました。

■そしてアフィリエイトマーケティングにより
「クリック課金」→「購入後課金」に移行し、リスク低減とともにCPAを固定できるようになりました。

 

この流れを受けてリスティング広告などの運用会社は「1件あたり10,000円で売って欲しい」という要望を企業側からされることが増えているようです。

リスティング広告はそもそもCPAを固定できる広告手法ではないので、アフィリエイトマーケティングを利用すればいいのです。

しかしアフィリエイトマーケティングに抵抗のある企業はリスティング運用会社にアフィリエイターとなるような動きを求めているのです。

 

なぜ「アフィリエイトマーケティング」に抵抗があるのでしょうか?

それは「不正注文」などのリスクが潜んでいるからです。

なお今回は「不正注文」に言及しますが、そのほかにも「薬機法」「健康増進法」「ネガティブマーケティング」などのリスク等も存在します。

 

アフィリエイトの不正注文について

アフィリエイトの不正注文とは「自分自身で商品購入を行う」ことが禁止されている商品を自分自身で商品購入をし、手数料を受け取ったり、見知らぬ第3者の住所を利用して購入し、手数料を受け取ったりするような行為です。

なお、アフィリエイトには「自己購入OK」「セルフバックOK」を掲げている商品も多数あるので、それらの商品を自分自身で購入し、報酬を得ることは問題ありません。

 

自己購入OKとしている企業は
「アフィリエイト報酬という形で還元して、安く(又は利益を得るかたちで)商品を購入してもらい、実際に商品を利用してレビューを書いてほしい」という狙いがあります。

それでは今回各ASPで急増している不正注文について言及していきます。

 

【傾向1】見知らぬ第3者の住所を利用した不正注文

見知らぬ第3者の住所を利用して商品を購入し、アフィリエイター自身は報酬を獲得し、送りつけられた人は「身に覚えのない商品が届く」というものです。

この際、送りつけられた側が受け取りを拒否した場合、企業側も発生報酬をキャンセルすることができます。

 

しかし送り付けられた側が「家族の誰かが注文したのだろう」「受取人の名前を見ないで何となく代金を支払って受け取った」場合、企業側は気付くことなく成果を承認してしまいます。

いずれにしても不正注文に利用された一般の人には多大な迷惑がかかり、企業のブランドを傷つけることになります。
実際に一般の人から企業様に対して「送り付け商法か!」というクレームが入ることが多いです。

 

このような不正が目立つ商品の特徴は以下の通りです。

・商品購入額を報酬金額が上回らないが、報酬金額が5,000円以上の商品
・新規参入した広告主様の商品
・定期購入商品

 

報酬金額が5,000円以上の商品

商品購入額を報酬金額が上回る場合、自分の名義で商品を購入し手数料を得るという不正が多くなります。
下記のように自分で購入しても利益がでます。

(例)
商品購入金額 2,000円
アフィリエイト報酬 3,500円
自己アフィリエイトでの利益 1,500円

しかし、報酬金額が商品購入額を上回らない場合は、自分で購入して代金を支払ってもプラスにならないので、それならば、第3者に受け取らせようという不正になります。

 

新規参入した広告主様の商品

新規参入した広告主様の場合、これらの不正があることを知らないことが多いので、不正注文のターゲットになることがあります。

我々のような代理店が入っている場合、広告主さんの相談等で気付けますが、そうではなく広告主が直接ASPに登録している場合などは、ASPが不正注文について指摘してくれることはないので、注意が必要です。

 

定期購入商品

定期購入商品は報酬金額が高くなる傾向にあります。
例えば初回購入は1,000円で購入でき、2回目以降は4,000円の商品があるとします。
アフィリエイト報酬は4,000円。

このような商品の場合、初回のお試しは安くするので2回~3回は買ってください。
というような規約があるものがあります。(企業側が購入回数を制限することも少しグレーですが。)

この場合も自己購入してしまうとトータルで5,000円の出費となり、報酬金額を上回るので第3者を受取人とする不正が多くなります。

 

【傾向2】グループで不正注文をして転売する行為

非常に最近多い不正注文ですが、グループ単位で不正をしているアフィリエイターもいるようです。

先ほどの不正注文は見知らぬ第3者を利用しましたがグループを組んで自己アフィリをする方法です。

 

例えば10人グループを作り、決められたページから商品を購入します。
AさんのページからはBさん~Jさんの9人が商品を購入し、商品を受け取るのです。
(BさんのページからはAさん、Cさん~Jさんの9人が商品を購入します。)
Aさんは9人分のアフィリエイト報酬を受け取ります。
この時点では自己アフィリエイトではないので、企業側も見抜くことはできません。
そして実際に購入した9人の人は商品を転売します。

Aさんに入ってきた報酬金額、転売した商品の販売額をのちほど分配するというような図式です。

このような不正が目立つ商品の特徴は以下の通りです。

・商品購入金額と報酬金額が同額のもの
・報酬金額が高いもの
・定期購入商品ではないもの
・定期購入ではあるが1回だけでキャンセルができるもの

 

商品購入金額と報酬金額が同額のもの

商品購入代金と報酬金額同額だとアフィリエイトでは収益はでません。

しかし、転売をすることによって収益を発生させることができます。

この不正が多いのは「(事実上)定期商品」※でしか買えない商品です。

※単品購入も可能だが、単品購入だと定期購入よりはるかに高くなる商品など

このような場合
「一度試してみたい」
「1個だけ買いたい」
というユーザーもいるため
ヤフーオークションやメルカリで転売しても意外と早く売れます。

 

報酬金額が高いもの

また報酬金額が商品金額を上回り、その金額が大きいものもターゲットになります。

(例)
商品金額500円 報酬金額1,000円 利益500円×10人グループ=5,000円
商品金額5000円 報酬金額10,000円 利益5,000円×10人グループ=50,000円

 

定期購入ではあるが1回だけでキャンセルができるもの

定期購入は「毎月定期的に購入すると買い忘れもなく、商品金額も割り引きますよ」という制度ですが、多くの企業が「初回購入してみて、合わなかったら2回目の購入もしなくて大丈夫」としています。

そしてアフィリエイトの世界では定期商品は報酬単価が高い傾向にあります。

(例)
商品金額 4,000円 報酬金額10,000円

定期商品はLTVが高い傾向にあるので、企業側もアフィリエイターに多く還元します。

しかしながら、不正購入をして1回でキャンセルすれば、その分の差額が利益となり、これをグループで行えば小銭を稼げるのです。

 

【対策1】1回だけでキャンセルが続いたら不正を疑う

上記の定期購入を実施している企業様で
明らかに「1回だけのキャンセル」が増えた場合は、不正を疑いましょう。
定期購入で購入する人は基本的には続けてくれる人が多いです。

もちろん肌質に合わない、体質に合わないなどの理由で1回でキャンセルする人もいるでしょう。

しかし不正グループが入った商品は明らかに前月よりも1回だけのキャンセルが増えているのが分かります。

「アフィリエイト経由のユーザーで1回だけのキャンセルが増えている」
という場合は確認が重要です。

 

【対策2】巧妙な場合はIP、デバイス、住所、名前が分散

このような不正グループは非常に巧妙で「IP」「デバイス」「住所」「名前」が分散されています。
逆にキレイに分かれていると言っても過言ではありません。

「不正だと思われる注文郡」のデータを見ると「MAC」「WINDOWS」「iphone」「android」などキレイに分かれています。

このような場合はしっかりと確認しましょう。

 

代引きやNP後払いは要注意

不正で使われる決済方法は代引き&NP後払いがほとんどです。
なぜなら本名などの情報を残さなくてもいいからです。
また不正注文をするとなると何枚もクレジットカードが必要になります。

よって「不正だと思われる注文郡」を確認するとほとんどが代引きやNP後払いになっていることが分かります。

 

リファラの確認で分かったこと

「不正だと思われる注文郡」のリファラを確認すると4つの傾向が出てきます。

・全然作り込まれていないページにアフィリエイトリンクが貼られている
・リファラが出てこない
・ページがパスワード保護されている
・ページが削除されている

 

作り込まれていないページ

そもそも作り込まれていないページから数十件も成果が発生するはずがないのに、成果が発生しているケースです。

 

リファラが出てこない

通常は、リファラを隠すような設定をアフィリエイターはしないですが不正をしているアフィリエイターは「どのページから買われたのか」分からないように設定をしていることが多いです。

またそもそもサイトにアフィリエイトリンクを貼らずに不正注文をするので、リファラで確認できないこともしばしばです。

 

ページがパスワード保護されている

リファラを確認できたページを見るとパスワード保護されているページにたどり着いた時はほぼ不正注文と断定してもイイでしょう。

グループ内の公開されていないページから不正購入しているのです。

以下は、確認できた怪しい文言のキャプチャです。

「初回解約必要」や「代引き対応」など具体的な購入方法を書いて指示しています。

 

急増していることから塾やスクールが存在する可能性

不正注文は昔からあるのですが、ここ最近急増しているイメージがあります。

決まったパターンの不正が増える場合は
その不正を助長するアフィリエイト塾などが販売されている場合も考えられます。

もしそのようなアフィリエイト塾が販売されているという情報がありましたらご連絡頂ければ幸いです。

 

発覚した場合は厳しい対応を

不正ではない注文ををキャンセルしてしまうことほど、アフィリエイターに迷惑をかける行為はありません。

よって広告主は細心の注意を払い、「確定するのか」「キャンセルするのか」を判断します。

アフィリエイターさんは
「何となくキャンセルしてるんじゃないの?」
「本当は確定するべき報酬なのに、不正にキャンセルしてるんじゃないの?」
と疑っている人も多いようですが、アフィリエイターさんが思っている以上に、細心の注意を払って確定処理をしているものです。

またこのような傾向から「不正とするには情報が足りなかった」と言う場合は、泣く泣く確定している場合もあります。

しかしながら、もし不正だと断定できた場合は、以下のような厳重な対応を取られることをオススメ致します。

・提携の解除
・発生した報酬の全却下
・ASP側へアフィリエイターの強制退会の打診
・他のASPでもアフィリエイトマーケティングをしている場合は、その他のASPでも提携していないかの確認と情報のシェア

 

代理店を活用している場合は相談を

もし不正注文に困っている場合で代理店様を通じてASPに登録している場合は、代理店に相談することをオススメします。

代理店は多くの他社企業の事例をもっているので、不正注文等には詳しいはずです。

社内でデータをできるだけ集めて代理店、ASPへの情報をシェアし、見極めることが重要です。

 

情報提供のお願い&相談窓口

広告主様、アフィリエイター様問わず
何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、問合せフォームよりお問合せください。

・こういう不正注文に困っているので情報をシェアしてほしい
・こういう塾が開催されているらしい
・これらの注文郡は不正かどうか確認してほしい

などありましたらご連絡くださいませ。

 

まとめ

そもそもアフィリエイトマーケティングは

■ユーザーにとって
買う前、利用する前に商品を詳しく知れる、比較できるメリットがあり

■広告主にとって
商品購入されるまで費用がかからない(CPAを固定できる)というメリットがあり

■アフィリエイターにとって
まっとうに商品紹介することによって手数料をもらえるというメリットがあり

3方よしのビジネスモデルです。

しかし不正注文が増えれば増えるほどアフィリエイトマーケティングはダメになってしまいます。

少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。

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