Faber Company(ファベルカンパニー)と言えば、アフィリエイターさんはMIERUCAというツールを真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか?
そうです。あのコンテンツマーケティングを実施する時に、使うツールです。
実はアフィリエイターだけでなく、超大手の企業もMIERUCAを利用しており、現在は利用企業数が1200社を超えているんです。
そんなファベルカンパニーさんは自社でもメディア運営もされているんですね。
そこで本日はMIERUCAツール開発者、SEOコンサルティング提供者、メディア運営者としてファベルカンパニーさんに「SEO」について取材をしてきました。
めちゃくちゃいいお話を聞けたので、この記事は眠たくても、興味がなくても、SEOの上級者も初心者も絶対に目を通しておくようにしましょう。
取材させて頂いた担当者様
代表取締役Founder 古澤さん
代表取締役Founderの古澤さんです。
弊社のALISAでもファベルカンパニーさんとセミナーをする時は、いつもご登壇頂いております。SEOの知見がめちゃくちゃあり、豪快な方です。
普段のプライベートは、キックボクシングのトレーニングをしているか、芋焼酎を飲んでいるか、カップヌードルを食べているか。という感じのようです。
そしてハワイに行った時も、キックボクシングのトレーニングをしてたか、芋焼酎を飲んでたか、カップヌードルを食べてた。みたいです。
なんというか、お写真どおり「豪快」であり「ストレート」な方です。
メディア担当の松本さん
ファベルカンパニーのメディア運営を担当している松本さんです。
取材時も同席されていましたし、取材写真にも松本さんは写ってます。
ただ、そのお声を聞いたのは30秒くらいでした。
取材中は「それっぽく座っているだけ」という画期的な塩対応でした。
唯一、輝いていたのは、写真撮りの時のダンスのみ。
会話ではほとんど出てこないですが、美人なので、紹介と写真だけは掲載しておきます。
MIERUCAコネクト担当 安澤さん
MIERUCAコネクトという新しいサービスの責任者の安澤さんです。
私とも古くから、お付き合いのあるご担当者様です。
風貌、話し方、行動は全てチャラチャラしてます。
チャットワークのレスも短文です。ちょっとさびしくなる時もあります。
でも「暇な時に「飲み」誘ってくださいよ~。」ってめっちゃ軽くチャラチャラした感じで言うので、「絶対来ねーじゃん」と思いながら、飲みのお誘いすると、ちゃんと来てくれます。誠実なんです。
あと実はめちゃくちゃイイ人で、笑うと顔をくしゃくしゃにして笑います。
見た目はジャックナイフですが、性格はバターナイフですので、是非いろいろ相談してみてください。
では早速ですが、取材スタートです。
なに、この豪快な展開・・・
事前に質問をお送りさせて頂いてまして・・・キーワードの選び方、コンテンツ作り、共起語についてなど・・・。
河井さん!その質問でもいいですが、どうしてもアフィリエイターさんに話したいことあるんですよ!それをダーっと話していくスタイルでもいい?
でも、それだとですね、重要なポイントをお話頂いて、それがMIERUCAというツールだと簡単にできますよ!っていう流れにできず・・・
いいのいいの!そんなの!それよりも、とにかく大事なことがあるのよ!それをね、アフィリエイターさんに知ってもらいたいと思ってるんですよ!
だから、とにかく大事なことをダーッと話していくスタイルにするから、それでもいい?
かしこまりました!ではそれにしちゃいましょう!とにかく大事なことなんですよね?
サンダルで富士山を登ろうとする人が多すぎる
まずね、去年一年で一番多かった質問を聞いていると「サンダルで富士山を登りたいです!!」みたいな質問が多かったんですよ。
(おぉ、話をさえぎってスタートしてきた。これはめちゃくちゃ話したいやつ。)
つまりキーワードの競合性を無視して、1ページでコンテンツを書きこんで、上位表示したい!みたいな無茶な質問が多かったんですよ。そんなのサンダルで富士山を登るようなもんでしょ?
ドメイン自体の価値も低いのに、何となく共起語を入れて1万文字の記事を書いて、あがることってないですよね?
SEOはプロセスが大事なので、いくつもの要素がないとダメなんです。
とにかくね、サンダルで富士山を登るようなものなんですよ。
(サンダルで富士山を登るっていうフレーズ好きすぎ。笑)
今は、ドメインの強さが必要になっている
まぁドメインが強いと上位表示しやすいのは当たり前ですよね。
ahrefs(エイチレフス)とかでドメインの強さとか分かりますよね。
でもね、被リンクがなくて、ドメイン価値が高くなくても
サイト名とか、サイト運営者の名前で検索数が増えれば、めちゃくちゃ強いんですね。
確かに、それはセミナーの時も、いつもおっしゃってますよね。
雑記ブログでもいいし、本名を出す必要はないんですよ。自分のニックネーム自体が有名になれば、それはそれで強いわけです。
目安としてはGoogleのキーワードプランナーで、自分のサイト名、自分の名前、自分のニックネームなどで調べて数字が出てくるかどうかです。
そしてキーワードプランナーで100くらいの数値が出てくると、かなり強いですね。
指名検索を増やす施策は2種類に分かれる
では、指名検索を増やす方法って、御社ではどのようなことをされてますか?
それは、フロージャンルなのか、スタティックジャンルなのか、によって変わります。
フローとスタティックの違いについて説明してもらっていいですか?
「フロー」ジャンルの施策方法
まず、フローは格安SIM、家電、クレジットカードなど、すぐに新しい商品が出たり、毎日新しいニュースがあったり、ムック本が出ているようなジャンルです。
「クレジットカード」とかで検索すると、ムック本が出てくると思うんですね。ムック本が出てくるジャンルは「フロー」ですね。
フロージャンルは、毎日のニュースなどに対して、自分の意見を記事にしてアップしたり、それについてつぶやいてTwitterアカウントを育てたりすることで、名前を売っていきます。
それでそのTwitterのつぶやきが、はてブをしている人たちにもコメントしてもらえたりするとブクマも増えます。
「スタティック」ジャンルの施策方法
ではスタティックとはその逆のジャンルという理解でいいですか?
はい。そうです。脱毛、ウォーターサーバー、キャッシングなど、新しい情報や商品がなかなか出てこないジャンルです
このジャンルであれば、自分たちで企画を作ってプレスリリースをして、話題を集めていく方法になります。
例えば、取材記事とかアンケート記事ってプレスリリースうってますけど、そういう感じですよね?
「ちゅるはだリレー」で検索してもらえると、その企画が見れるよね?松本?
この企画はモデルやインフルエンサーに語ってもらう動画を撮影しています。
語ってくれたモデルさんが、次のモデルにバトンを渡して、その人の動画を撮影するっていうリレー形式なんです。
こうやって、継続的に企画を進めていく。確かに有名な企画会社にお願いすれば1発300万とかでバズらせてくれるけど、そんなお金を用意できないだろうし、一発で終わっちゃう。
それなら、小さい企画を継続的にしていくことで、ファンも増えるし、SEO的にも良いんです。
そしてそのモデルやインフルエンサーにはファンがいるわけですから、そういうファンを弊社のサイトの読者にしていくんです。
なるほど、確かに継続的にそういう企画をするのは難しいかもしれませんが、強くなりそうですよね。
そうです。難しいからこそ、ライバルに勝てると思っています。
まとめると、自分がどちらのジャンルを確認して、それに合わせたコンテンツ制作やアクションをして、どんどん知名度を上げていけばいいんですね。
その通りです。コンテンツがいいのは必須ですが、1ページのチカラだけで上げたいのはサンダルで富士山を登るようなものなので、こういう考え方が非常に重要です。
同じ属性のジャンルの有名サイトの施策を見てみる
あとは同じ属性のサイトを分析するっていうのもおもしろいです。
弊社ではキーワードのカバレッジってカッコつけて言ってるんですが
狙っているキーワードの複合キーワードでライバルサイトがどれだけ上位表示できているかを分析しているんです。
MIERUCAの話になっちゃって申し訳ないんだけど
MIERUCAだとライバルサイトが、複合キーワードでどれだけ上げられているのかが分かります。それに比べて自社はどういう状況なのか。も分かるんです。
あとはどういう傾向のあるサイトが強いのかも分かるんですね。
なので、強いサイトがどういうサイトなのか分かって、そのライバルサイトと自分との差みたいなのが分かるんですよ。そしてその差を埋めていく作業をする。
確かに、ライバルとの差、コンテンツの差、上位キーワードの差が見える化できるのでいいですね。
そうなんですよ。MIERUCAは共起語ツールのイメージが強いんですが、使われてる機能は共起語じゃないんです。
例えばMIERUCA上位版では、自分が参入しているジャンルでメキメキと力を付け始めている競合サイトの存在と、その動きを監視できるんです。
気付いたら「なんだこのサイト!突然上位に出てきた」ってことあるじゃないですか。そういうの事前に監視調査して手を打てるんです。
確かにそう考えるとMIERUCAって便利ですよね。
ありがとうございます。ライバルの分析にも使えるし、そういう分析の時間短縮にも使えるんですよね。
あと、みんな「時間短縮」のためにMIERUCAを使ってる!って言うんですけど、アイディアにもつながるんです。
つまり、強いライバルのサイトが分かり、ライバルがどういう記事を書いているのか、どういうキーワードで上位表示をしているのかが分かるので、自分たちも「ライバルがこうしてるから、自分たちはこういう記事を書いてみよう!」みたいなアイディアにもなるんですよね。
おぉ良いこと言うねぇ。これ河井さん、書いてあげて!ハッハッハッハッハッハ~(爆笑)
あとは、MIERUCAで強いサイトが分かって、そのサイトのコンテンツが分かるってことは、松本さんがおっしゃったように記事アイディアにもなりますし、強いライバルサイトがどういう企画をしているのかも分かりますよね?
先ほどの指名検索を増やす企画みたいなのも、強いライバルがどういう企画をしていて、どういう風にSNSを使っているのかも分かりますよね。
確かにそうですね!そういう風に使っていのもいいですね!
1次情報の大切さ
あと最近感じてるのは、「1次情報の大切さ」なんですよね。
ん~・・・・・体験するとネット上の情報より信頼できるから?ですか?
確かに視覚的な情報って一番情報量が多いですからね。
スタッフの笑顔とか、施術するベッドのキレイさみたいなのが一発で分かりますよね。
その次が、、取材することによって、疑問がうまれて、質問して、さらなる疑問がうまれてまた質問する。興味関心のアンテナが揺さぶられて繋がってゆき、それがコンテンツになること
ネットだけを調べていると視覚情報が入ってこないし臨場感が無いので質問が生まれないんです。で、文字情報しかないから、結局他のサイトと同じ情報になるじゃないですか?
ようはネットだけ調べていると他のサイトの情報を切り貼りしているだけなんですよ。
ではなくて、取材して、画像付きで紹介すれば、松本が言ったように、信ぴょう性、信頼性が高くなるんですよね。運営者としての価値もあがりますよね。
取材などの1次情報の大切さはアフィリエイターも理解はしていると思いますが、こうやってテキスト化している人も少ないですよね。
新しいアフィリエイターの形をつくらないとヤバい
ずっと昔から、めちゃくちゃ強いクレジットカードのサイトと転職のサイトを追って分析し、Twitterのアカウントも見てるんですが
彼らって、アフィリエイターというよりも、コンサルタントに近いんですよね。
クレカ選びコンサル、転職コンサルみたいな感じですか?
でもそれって、本来のアフィリエイターの役割ですよね。いわゆるアフィリエイターの社会的な意義というか
そうなんですよ。古いアフィリエイターって、キーワード選定して、記事書いて終わってるじゃないですか?
そういう意味でいうと、アフィリエイターは分岐点に来てると思いますよ。
飯食うためにアフィリエイトやるのは分かるけど、読者と関係構築して、サイト名、ハンドルネームでメンションされたり、検索されたりするのが大事です。
確かに、リンクをされなくても、サイト名やアカウント名で言及されるだけで、サイト価値ってあがりますもんね。
なんかこれを言うと「名前を出せばいいんですか!」みたいな感じでケンカ腰に質問されちゃって、古いアフィリエイターさんにはなかなか理解してもらえないんですよ。
分かります。Googleの中にもサイトの中に、運営者情報、住所、電話番号、メール(問い合わせ先)の4つがあるかチェックする部隊がいて
4段階で評価されるんですよね。全部書かれていたら4点、電話番号がかかれてなかったら3点みたいな。
「でも名前や住所、電話番号を出したくないんです!どうすればいいんですか!!!!」って僕にキレられるんですが
それを決めてるのは僕じゃなくて、Googleだから、僕に怒るのは間違いだよ。って。笑
あとはALISAの会員でも収益を大きく上げている人は、専門家に取材して、きっちりコンテンツ作ってますよね。
そういうコンテンツは読者のためになり、信頼度が上がり、滞在時間もあがり、ドメインも強くなり、CVRも高いんですよ。
あと、先ほどのクレカとか転職のサイトの話を聞いて感じたんですが、最近ってブロガーが強くなってますよね。
その通りですね。いわゆるジャンル特化型のブロガーがかなり強くなっていると思います。
でも、そういう風にならないと、今後は絶対に生き残れないと思いますよ。
古澤さんからアフィリエイターへのメッセージ
最後にアフィリエイターへのメッセージってありますか?
いつも言ってることなんですが、ユアマイスターの星野さんが言ってる
ようは、そのコンテンツを作るのは面倒くさいし、やめようと!とスタッフが言うと、それをメディアにする。ってことです。
その逆で、さっとできるジャンル、簡単に記事を書けるジャンルのサイトは作らない。
確かにこれはおもしろい発想ですし、社会貢献ですよね。
そうなんです。アフィリエイターの仕事って、面倒くさいこと代行屋だと思うんですよ。
調べるのか面倒くさい、体験するのが面倒くさい、試すのが面倒くさい
そういうことをアフィリエイターが率先しないといけないんですよね。
なので適当に記事書いて、被リンク張って終わり!みたいなアフィリエイトは消えるので
是非、アフィリエイターさんもそういう意識でアフィリエイトしてもらいたいです。
あとは、アフィリエイターって「ありがとう」ってなかなか言われないでしょ。
確かにそうですよね。お客さんに商品発送するわけでも、問合せ対応するわけでもないですからね。
たぶん稼いでいる人ほど、一人でやってると、自分の能力を他で再現できるのか、チャレンジしたいと思うんですよ。
そういう機会をつくるために、MIERUCAコネクトっていうサービスを始めたんですよ。アフィリエイターさんが企業に出向して、仕事をするっていうね。
確かに1人でやっている人からすると、やりがいがあるかもしれませんね
挑戦したい!とか自分の能力を確かめたい!みたいな人は、是非使ってほしいなと思います。
MIERUCAコネクトの特徴
というわけで、最後に安澤さんにMIERUCAコネクトについて聞きたいと思います。
MIERUCAコネクトってどういうサービスですか?
先ほど、古澤からも軽く説明ありましたけど、アフィリエイターさんが、提携先の企業にいって、コンテンツマーケティングとかSEOとかメディア運営とかの業務をしてもらう仕組みです。
多種多様ですね。個人でアフィリエイトしている人、企業でメディア運営に携わった人、ライターさん、など。
コンテンツマーケティングにおけるディレクション業務、コンテンツの企画設計、そしてライターの確保や発注業務がメインですね。
アフィリエイトでやっているノウハウを企業に活かせるんですよね。
時給3,500円で、週2回の6時間からスタートできます。
それだけで168,000円になりますから、けっこういい条件なんですよね
はい。なので企業に入ってノウハウを学びたいとか、給料が入るので、腰を据えてアフィリエイトしたい!みたいな人にオススメです。
あとは高いスキルの人は、仕事がもらえやすく、時給もちょっと上がったりしてます。
MIERUCAを使ってくれている1200社で、SEOの課題を抱えている企業が多いです。
とにかく、登録後に連絡して、面談して、スキルの確認などをするんですが、フォローはするので、とにかく登録しちゃいなよ!!って思いますね。
はい。派遣や在宅の案件もあるので、是非お気軽に登録してほしいですね。
あとは登録者さん向けに、アフィリエイターさんがスキルを得られるような学習の場を提供していく予定なので、是非登録してみてください!
MIERUCAコネクトの登録ページ
今回ご紹介させて頂いたMIERUCAコネクトですが、以下よりご登録が可能です。
⇒MIERUCAコネクトご登録ページ
取材記事も分かるように非常に魅力的なサービスですので、まずは登録してみましょう。
まとめ
ファベルカンパニーの古澤さん、松本さん、安澤さんありがとうございました。
初めは不安でしたが、当初予定していた取材内容よりも、アフィリエイターさんに知ってもらうべき内容だったと思います。
ファベルカンパニーさんはMIERUCAやヒートマップツールの提供だけでなく、企業に対してSEOコンサルティング、コンテンツマーケティングの提供をしているので、非常に奥が深いお話でした。
本当にありがとうございました。
この記事が1人でも多くのアフィリエイターさんの役に立てば嬉しく思います。