Googleが嫌う7つのコンテンツ特徴を知り内部ペナルティを避ける
- なぜか上位表示しない
- イイところまで行くが上がりきらない
- 上位表示した後に内部ペナルティを受ける
- 上位表示した後に順位が一気に下がる
そういう経験のあるアフィリエイターさんに抜けて記事を書きたいと思います。
目次
Googleが嫌う基準のまとめ方
この記事を書くにあたって参考にしたもの、実践したもの、実践をするにあたって参考にしたものは以下の通りです。
- Googleが掲げる10の真実
- ウェブマスター向けガイドライン
- Googleアドセンスポリシー
- Googleアドワーズポリシー
- サーチクオリティチームの過去の証言
- アドセンス担当チームの証言
- 自社検証サイトでの実践内容(弊社メディアのニチイロやナレッジスペースなど)
- 自社サイト(当サイト)での実践内容
- ALISA会員さんのサイト状況や順位検証
では早速見て行きたいと思います。
情報が客観的でない
Googleは情報の客観性を非常に重要視しています。
「アフィリエイトサイト自体がダメ」
「アフィリエイトリンクを張っているから順位が落ちた」
と言っているアフィリエイターさんは多いですが、ぶっちゃけウソです。
単純に情報の客観性が乏しいだけです。
というのもアフィリエイトサイトは特性上、客観性を欠いてしまうことが多いです。
なぜならアフィリエイターの最終目的はアフィリエイトリンクを踏んだユーザーが商品を購入して、アフィリエイト報酬を得るということになりますので、どうしても「アフィリエイト商品を売る」ための記事になってしまいがちです。
例えばですが・・・弊社の以下のページは
「アフィリエイトスクール」
「アフィリエイトセミナー」
という非常に弱小なキーワードで3位くらいをウロウロしています。(2015年12月現在)
1位じゃないので、しっくりこないと思いますが・・・
この記事ってGoogleからすると客観性あるんですね。。
弊社としてはアフィリエイト会員サービス「ALISA」に入会させるために
「アフィリエイトスクール」
「アフィリエイトセミナー」
で1位目指していますが客観性に乏しくならないように注意を払っています。
内容をご覧頂けるとわかるかと思いますがALISA以外のスクールやセミナーのことについてもしっかりと言及しています。
この結果、記事掲載後、少しずつ順位を上げて行き現在の順位に至りました。
もっと信頼できるスクールやセミナーが出てきて、色んなスクールやセミナーを紹介できるようになってくれば、もう少し順位は上がっていくでしょう。
(検索意図の問題があるので1位は無理かもしれないですが「7、検索意図が満たされていない」を参照)
情報に信頼性がない
信頼性とは「その情報が正しいかどうか」です。
例えば
「風邪を引いた時は生姜湯を飲むと体が温かくなっておススメです」
ということを書いたとします。
その情報は正しいのかどうか・・・
これが信頼性にあたる部分です。
ただし・・・
皆さんは科学者でも医者でもないので、科学的に本当に正しい情報を調べて書くのは難しいでしょう。
そして、そもそも「本当に効く風薬は存在しない」と言われている中で、そこまで調べて記事を書くのは事実上不可能です。
というわけで「信頼性を高める」ための手法としてはより多くの他サイトも参照しながら(参照リンクを送る)見れるサイトにしておくことが重要なのです。
これを「セカンドオピニオンSEO」と言います。
セカンドオピニオンSEOは僕が今思い付いた用語なので、覚えなくても良いです。笑
あと知らないうちに他の人が言うてたならすみません。笑
自分が掲載している情報は
- どのサイト、どこの機関の情報を引用して書いたのか
- どういう情報筋から情報を得たのか
をしっかりと示すことによって信頼性をできるだけ高めるということが大事なのです。
ちなみに信頼性を高める参照リンクを送るために、以下のようなサイトを参照し、参照リンクを送ることにしています。
基本的に個人ブログやアフィリエイトサイト、NEVERまとめ、などには参照リンクは送ることはありません。
- GooglePRが高いサイト(今は更新されていませんが。)
- 関連するキーワードで上位に来ているサイト(Googleが認めているということなので)
- 国の機関のサイト(厚生労働省のサイトなど)
- 病院が運営しているブログやサイト(美容サイト制作時)
- 大企業が運営しているコンテンツサイト
- 大手が運営しているメディア(規模感が多いメディア)(LIGブログなど)
ランキングに信頼性・客観性がない
アフィリエイターができるランキングってぶっちゃけ「報酬順」や「売れる商品順」あとは「ASPに営業かけられた順」になってますよね。
もちろんそうではないアフィリエイターさんもいると思いますが・・・
そうでないアフィリエイターさんも「ASPアフィリエイトできる商品」だけでランキング作っていませんか?
このような順位は「単純にアフィリエイトできる商品を並べただけの無価値のサイト」と思われてしまいます。
その結果、ペナルティを受けることは聞いたことありませんが
「上りが悪い」
又は
「10位以内に入ってしばらくして10位より下に変動」
してしまうことがよくあります。
逆にランキング内にASPアフィリエイトができる商品以外の
- アマゾンで買える商品
- 楽天で買える商品
- どこでもアフィリエイトできないけれどネットで買える商品
- ネットでは買えないが薬局で買える商品
などが入っていると
「上りが悪い」
「10位に入れない」
という傾向は少なくなります。
他サイトへの逃げ道がない
Googleは検索してもらってアドワーズ広告をクリックしてもらった方が儲かるのですがGoogleはユーザーの検索回数を減らすことを考えています。
なぜならユーザーは検索したくないからです。
検索しなくても欲しい情報が手に入れば嬉しいですよね。
Googleはそこを目指しているからこそ「GoogleNOW」などを開発しているわけです。
- できるだけ検索を減らしたい
- できるだけ検索させたくない
- 1回の検索で調べたかった情報が手に入る
ことをGoogleは目指しているのです。
アドセンスを始める際も「他サイトへのリンク」がなければ審査が通らない場合もあります。
これは審査担当者が言っていたのですが「逃げ道がないサイト」は基本的に推奨していないんだそうです。
つまりGoogleからすれば出来るだけ検索回数を減らしたいので検索意図が満たされているページで、他のサイトへの参照リンクがあるページ(参照リンクを見れば検索エンジンにもどって調べなおす必要がない)を好むのです。
そういった意味でドメインパワーが逃げてしまうことを極度に恐れているアフィリエイターさんはアフィリエイトリンクしかないということが多いので、この点理解しておかないといけません。
サイトの存在価値がない
これは私の書籍でも書き、セミナーでもよく言っていることですが存在価値がないサイトは絶対に上位表示されません。
アフィリエイトサイトに多いのですが商品ページに行けば分かるような内容しか書かれていないアフィリエイトサイトは存在価値がないのです。
例えば商品購入ページに「商品基本スペック、どのような人に効くのか、他商品との差別化ポイント、口コミ、よくある質問」が書かれていたとします。
この商品をアフィリエイトしようと思って自分のブログで「商品基本スペック、どのような人に効くのか、他商品との差別化ポイント、口コミ、よくある質問」を書いたとしても、その情報は商品ページに行けば分かるので、存在意義がないのです。
ちなみに品質に関するガイドラインにも
ユーザーが元の販売者のサイトに直接アクセスせずにこのサイトにアクセスしようとする理由を考える。元の販売者が提供しているコンテンツを転載するだけでなく実質的な付加価値を提供するサイトにします。
参照URL:https://support.google.com/webmasters/answer/76465
と書かれています。
全ての記事にアフィリエイトリンクが貼られている
確かにアフィリエイターさんの最終目的はアフィリエイト報酬を得ることなので全てのページにアフィリエイトリンクを張りたいと思いますが・・・
残念ながら全てのページにリンクを張り付けるのはGoogleの評価を下げるだけでなくペナルティの対象にもなってしまいます。
ちなみに全ページにアフィリエイトリンクを張り付けた検証サイト(ワクワクメールというキーワードで7位まで上昇)は上位表示後に「品質に関する問題」でペナルティを受けました。
参考サイト誘導ページSearch Consoleヘルプ
上記の参考URLはあくまでもサイト内の誘導の話ではないですが、同じようなことが書かれています。
参考サイトアフィリエイト プログラムSearch Consoleヘルプ
上記の参考URのL中にも
サイトのごく一部にのみアフィリエイト プログラムのコンテンツを掲載する。
という言葉があります。
やってしまいがちなダメな誘導パターン
ダメな誘導パターンはいくつか種類がありますので紹介します。
ここで紹介する手法はいずれも工夫しましたが、どうしても「順位を落としてしまう」「上りが悪い」手法になりますので、参考になれば幸いです。
全てのページにアフィリエイトリンクがある
これは一番シンプルな誘導です。
ある美白化粧品を販売するために、「美白に関するブログ」を制作したとします。
美白化粧品の体験レビューなどのページにアフィリエイトリンクを張り付けることは特に問題ありません。
これはユーザビリティ―を高める行為です。
レビューを見た人が商品を購入しようと思った時にアフィリエイトリンクがあれば「わざわざ検索エンジンに戻って商品名で検索しなおす」という手間を省くことができます。
しかし「体の中からきれいになろう!半身浴の正しいやり方」というお役立ちコラムのなかで記事の最後に美白化粧品のアフィリエイトリンクを張り付けるのは関連性がありません。
このような記事がたくさんある場合は内部のペナルティを受けてしまうことがあります。
全てのページから商品詳細ページに誘導
サイト内にアフィリエイトリンクを張り付けた商品の紹介ページを作るとします。
この紹介ページでは商品の色んな情報が掲載されており、アフィリエイターがユーザーを最終的に誘導したいページです。
この考えは正しいです。
しかし全てのページ(関連性のないページも含めて)から商品紹介ページに誘導するのは内部のペナルティを受ける可能性があります。
これは上述した弊社がペナルティを受けたワクワクメールのサイトの状況です。
全てのページからランキングページに誘導
上記の例と似ていますが、サイト内にランキングページを作って、そのランキングページに全てのページ(関連性のないページも含めて)からランキングページに誘導するのは内部のペナルティを受ける可能性があります。
いずれの例もそうですがマネタイズできるページ(商品ページやランキングページ)に無理やり誘導するのはあまり良い結果を生みません。
これはGoogleの評価もそうですが、ユーザーも「売り込まれている感」が強くなってしまうのでオススメできません。
検索意図が満たされていない
「他のページよりも被リンク数が多いのに上がらない」
「他のページよりもコンテンツ量が多いのに上がらない」
という最大の理由は検索意図が満たされていないということが考えられます。
これはペナルティの話とは全く別です。
例えば、以下の弊社のページは「アドセンス」というキーワードで6位~9位前後をウロウロしています。
この記事が1位に来ることは100%あり得ません。
なぜなら最大の検索意図を満たしていないからです。
その検索意図は・・・
「アドセンスを始めたい」=「アドセンスの申込みページに行きたい」
という検索意図を満たしていないからです。
この記事は「アドセンスで稼ぎたい」と思って検索する人のための記事ですので「アドセンス」単体で1位になることはありません。
最高で2位までです。
現状1位はアドセンスの申込みページです。
ちなみにGoogleが運営しているアドセンスのページだから何が起こっても1位でしょ。
優遇されてるんだから!
と思っている方がいらしたら、それは大きな誤解です。
Googleは関連サービスのサイトにもペナルティを与えるほど中立です。笑
またどんなに大企業のサイトで
そのサイトにアドセンスが貼られていようが
アドワーズ広告をたくさん使ってくれていようが
Googleスタッフとつながりがあろうが
そういうことは一切のアドバンテージになることはありません。
話を戻しますが・・・
「SEO対策 東京」で1位を狙いたい時に無理やり上位表示をさせようと思って「東京のSEO対策コンサルが教える最新SEOノウハウ37」という最高のコンテンツを作っても1位になることはないと予測できます。
なぜなら「SEO対策 東京」で検索している人の検索意図は「東京にあるSEO対策会社を知りたい」という検索意図がほとんどだからです。
逆に言えば「ノウハウはあまり必要なくて、業者を探している」ので、このような記事は多少上がりづらいです。
それよりも
「東京のSEO対策会社37まとめ!様々な会社を比較してSEO対策を依頼しよう!」
みたいなランキングサイトや比較サイトを作った方が上がりやすいです。
まとめ
私は被リンク効果が非常に高い頃にSEOコンサルとして活動し、SEO対策の書籍を出版しました。
よって以前は被リンクの効果性やいかにしてバレずに被リンク対策をするのかという考えを持っていました。
しかしここ1年半ほどGoogleの傾向を見ていると、被リンクのことを考える前にまずはコンテンツのことを考えるようになってからは、おもしろいほどあがるようになりました。
特にバリバリ被リンク対策をしているアフィリエイトサイトをノー被リンクのコンテンツだけで抜いて行くのが限りない快感になっています。笑
もしコンテンツマーケティングやホワイトハットなSEO対策に興味がある方は、必ずこの記事は役立つはずです。
技術的なことは書いていませんが、このような考えを持ってコンテンツを制作するだけで今までの順位と大きく差が広がると思います。