インターネット検索(グーグル等)から悪評を削除するサービスについて
弊社自身が5年近く特定の1人の人物による悪質な書き込みに悩まされていたことを受け、それらの体験談や対策方法をもとにこの記事を書きます。なので相当リアルですので、参考になれば幸いです。
この記事ではインターネット上に掲載されている「悪評」「批判記事」「事実とは異なる書き込み」「悪口」「個人情報」「嫌がらせ口コミ」などを削除する方法をご紹介します。
御自身で削除する場合、削除を業者に依頼する場合の参考にして頂ければ幸いです。
加えて、弊社ではインターネット上から記事を削除するサービスも開始しましたので、ご興味がある方はこちらご確認ください。
目次
まずは弊社の苦労した体験談・・・
弊社は特定の1人の人物による事実とは異なる悪質な書き込みに悩まされておりました。
たくさんの削除業者に依頼をしてみました。
ですが一向に削除されることはありませんでした。
また悪評により新規取引の審査に通らなかったケースもありました。弊社の場合は被害額がそれなりに大きかったのですが、被害額が多い場合は警察もきちんと動いてくれるような事案になりますので、刑事告訴という手段も採れることになります。ですので、現在では刑事告訴に向けて一部削除していないものもあります。
一時は会社名、代表者名、サービス名どれで検索しても悪評が目立ちました。
今は意図的に残しているものを除いて全て削除することができました。
これらの経験を踏まえて、記事化しましたので、参考にしてくださいませ。
検索から消すのか、ページ自体を削除するのか
まず「インターネットから消す」と言っても
2つの方法があります。
・検索された時に出てこないようにするのか
・書き込まれている記事やページ自体を消すのか
の2つです。
検索された時に出てこないようにする
Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードで調べた時に出てこないようにする方法です。
実はGoogleとYahooは同じ検索エンジンの仕組みを採用しているので、検索結果はほぼ同じになります。
Yahoo側がGoogleの仕組みを借りている状態ですので、基本的にはGoogleに申請をします。
「サンプル株式会社」で調べた時に出てくるhttp://akuhyou.comの記事が出てこないようにしてください。
という対処方法になります。
日本の検索エンジンの利用率はGoogleとYahooでほぼ100%なので、検索エンジンから消えるとほとんどの人が目にすることはなくなります。
書き込みページ自体を削除する
もう1つの対処法は、ページ自体を消すというものです。
例えばアメブロで書かれている悪評ならアメブロの管理・運営者である株式会社サイバーエージェントに連絡をしたり、アメブロの記事作成者に直接連絡したりして削除してもらうように申請をします。
独自のブログで悪口を書かれている場合は、サーバー会社に連絡をして申請をします。
ページや記事やサイト自体が削除されると、検索結果からも自然と消えます。
またこちらの方法が「ページ自体が削除」されますので確実ではありますが、検索結果から消すだけでもほぼ100%の人の目に触れなくなります。
どういう書き込みが消せるのか
ではどのような書き込みが消せるのでしょうか?
その消す難しさ、消すまでの時間というのは、書き込み内容によって異なりますが、皆さんが困っているような書き込みであれば消せると思ってもらって問題ないです。
・個人情報が掲載されている
・個人なのに嫌な写真が出回っている
・ブラック企業だ!などの書き込みがある
・元スタッフによる上司への悪口が書かれている
・お店の利用者による悪い口コミがある
・同業者による悪質な書き込みがある
・著名人のあることないこと書かれている
など、悪質な書き込みは多岐にわたります。
このような悪質な書き込みはインターネット上やGoogle検索上から削除することは可能です。
どのような人が悪質な書き込みをするのか
悪質な書き込みをされる方は「恨み」「嫉妬」が大半です。
・元従業員や現従業員
・元取引先や現取引先
・利用者、お客様
・生徒
・元交際相手
・おもしろ半分で投稿
書きこんでいる人たちは、インターネット上で書き込んでもバレないと思っていますが、法的に正当な手続きを踏めば誰が書き込んだのか分かります。
ただ情報開示をするには様々な手続きが必要になり、お金はかかります。
「削除するだけでいい」のであれば、削除してほしい!と申請するだけですが
裁判や刑事告訴するので「誰が書いたのか知りたい」場合は、それ以上にお金がかかります。
Googleなどの検索から消す方法
Googleなどのインターネット検索から削除を申請する場合は以下のフォームから申請をするようにしましょう。
・Googleから情報を削除する
https://support.google.com/webmasters/answer/6332384?hl=ja
このフォームから「どのページを削除したいのか」「どういうキーワードで出てくるのか」「どの部分が法律に違反するのか」を明記して、申請をすることになります。
この申請内容をしっかりとすることによって削除してくれます。
ただ弊社も自分でやったこともありますが、消えるページと消えないページがありますので、できるだけ詳しく書くようにしましょう。
記事やサイト自体を削除する方法
記事やサイト自体を削除する方法は、2つに分かれます。
そのサイトが「個人が保有している独自サイトでの書き込み」なのか「サービス業者によって提供されているサービス上の書き込み」なのかによって異なります。
個人が保有しているサイトの場合
個人が保有しているサイトの場合は、「サーバーというインターネット上の土地」に「ドメインというインターネット上の表札」が連携して、サイトが成り立っています。
この場合はサーバー会社に直接問い合わせをする必要があります。
イメージで言うと
「akuhyou.comで書かれている悪口を消してほしいから、運営者に連絡してほしい」
とサーバー会社に連絡し、悪評を書いている運営者に連絡がいきます。
削除するかどうかは、運営者が決めることです。
ちなみに、弁護士から運営者への連絡をしてもらう場合には、削除してくれる場合が多いです。相手も驚きますし、削除しなければ裁判になるかもしれないと判断する人が多いからです。また、弁護士であれば裁判を起こすために身元を調べたりもされるからです。
サービス上の書き込みの場合
NAVERまとめ、Yahoo知恵袋、5chなどのサービス上に書き込まれている場合は、それらのサービス運営者に削除を請求する必要があります。
「名称 削除方法」や「名称 削除申請」などで調べれば、該当するページが出てくることが多いです。
「NAVERまとめ 削除申請」などのキーワードです。
SNSなどから削除をする方法
その他、Twitter等のSNSサービスも同じ方法になります。
申請先は海外になりますが、きちんと手続きをすれば問題なく削除されたり、アカウントを停止にすることができます。
とくに海外ほど法的な手続きに理解が深いので、やりやすい場合もあります。
削除する業者の選び方と弊社の体験談
Google検索やインターネット上にある悪評を削除するサービスはたくさんあります。
いずれも特色があって、素晴らしいものだと思います。
弊社も悪質な書き込みをされていた側なので、色んな業者に依頼をしました。
体験者が語る、選び方をご紹介します。
安い値段でできることじゃなかった
まず削除することを業者に依頼することは安い値段では無理だと思いました。
これは過去に月額数千円の業者にお願いした時の経験が1つです。
まず何も起こらない。。。
そして弊社がインターネット検索の削除サービスを始めてから感じたことですが、結構手間がかかるということです。弊社は書き込み数が多くても、月額10万円(弁護士費用含む)の一律で削除申請を行っておりますが、このような金額をもらっても、正直儲からないレベルです。
事実このサービス自体、弊社が苦しんだ経験から、同じような苦しみを味わっている人や企業を助けたいという気持ちからサービス提供をしているので、儲けるつもりはありませんが、何せ、申請することが多かったり、監視することが多かったり、調べることが多かったりで儲かりません。
キチンと削除を進めるには「お安いところ」は避けた方が良さそうです。
逆SEOはまず不可能
またGoogleなどのインターネット検索から削除する方法で「逆SEO」という手法があります。
悪評が書かれたページが3位だとして
それらを10位以下に押し下げるために、他のいいことが書かれたページを増やしていくという手法です。
その他にも悪評が書かれた3位のページの順位を落とすべく、3位のページにイタズラする方法です。
ただしこれらは法的にグレーゾーンの部分もあり、そのようなことをしてしまうと「自分が悪者」になってしまうので絶対にやめましょう。
また相当優れたSEO対策手法が必要になるので、SEO対策専門の弊社でも非常に難しいです。
成果報酬型で放ったらかしになった過去も
あとは「削除されたら5万円もらいます」という業者も複数お願いしましたが、消えなかったです。
おそらく、自分でも削除できる書き込みであればインターネット上から削除されるでしょうが、そうでないと難しいです。
業者も成果報酬型なので、「少し動いて難しい」と判断すれば、放置してもクレームにならないので、放置されることもあります。
弁護士じゃないと正直きつい
最後になりますが、やはり弁護士じゃないと、削除できる確率がガクンと下がるという印象もあります。
弊社も自分で申請して消えるものもありましたので、この記事を読んでいる人もチャレンジするべきだと思います。
ただ自分でやって無理なことでも、弁護士経由で行えば、書き込んでいる側やサービス提供側も対応が変わり、削除される可能性がグンと高くなります。
弁護士はどのような流れで削除するのか
例えば弊社の削除サービスの場合の事例をご紹介します。
まずは情報収集やリストアップ
まずは悪評が書かれているサイトのリストアップを行います。
IT屋だからこそ分かるものまでピックアップしたり、新たな悪評の監視を行います。
継続的に書き込まれているのか、書き込まれていないのかでも対応が変わります。
また独自サイトの場合はサーバー会社の調査を行います。
その他に弊社の経験上、削除するにあたって必要なものをピックアップし、弁護士に情報を共有します。
削除の請求を行う
これらの情報に基づき、弁護士さんは削除の請求をします。
つまりブログ運営者やサービス会社に「こういう書き込みが法律に違反しているので、削除してください」と申請をしていきます。
弊社は弁護士と情報を共有し、弁護士から削除請求を行いますので、おおむねこの段階で削除されることが多いです。
また削除してくれなかった場合、運営者に知られたくない場合などは、Googleに削除の申請を行います。
そのあとの流れ
もし上記の2つの流れでインターネット上やGoogleの検索エンジン上で削除が難しかった場合は、書き込んでいる人、もしくはサービス運営者に裁判をしていくことになります。
この流れは後でご説明致します。
弁護士は「誰が書き込んでいるのか」分かるのか?
弁護士であれば、インターネット上で悪評を書き込んでいるのが誰かということが分かります。
例えば口コミサイト、まとめサイトなどで書き込まれた場合
これらのサービス会社は書き込んだ人の情報を保存しており、正当な手続きで「誰が書き込んだのかを教えて欲しい」という情報開示請求を行えば、開示する法律になっています。
ちなみに、この手続きは民事保全法という法律に基づく仮処分という手続きなどを使って勝訴しない限り、なかなか情報開示はしてもらえません。
このため、基本的には弁護士に依頼しない限りは書き込んだ人の情報を調べることは難しいです。
また独自サイトの場合でも、サーバー会社は運営者の情報を知っています。そして、こちらの場合はサーバーには本名で登録していることが多いので、ほとんどの場合に個人の特定ができます。
刑事告訴や民事裁判をするために知っておくべきこと
インターネット上やGoogle等の検索エンジン上から消すだけでなく、刑事告訴や民事裁判をしたい場合は、以下のことも予め頭に入れておくとスムーズです。
刑事告訴の場合
弊社は5年前から悪い書き込みに悩まされていましたが、都度警察に相談しておりました。
相談した履歴は警察に残ります。
実際に書き込みが消えたのは弁護士さんに対応してもらった時からですが、弁護士さんを通じて警察に相談した時も、過去の相談履歴から「長期間にわたって被害を受けている」ということが分かりました。
刑事告訴の場合は「被害が大きい」「かなり悪質である」という条件がないと、受理してくれませんので
・常に書き込み内容を保存しておく
・記事を書いた人物を特定しておく(心当りがあれば)
・その書き込みに対しての被害額の推測を算出しておく
・精神的な病気にかかった場合は、通院・診察の履歴を残しておく
・そして常に警察に相談する
ということをしておくと、いざ動くときにスムーズに動けます。
刑事告訴を受理してくれるのは、「有罪に持ち込める見込みがある程度高い時」だけなので、あまりにもボヤったした相談だと、受理してくれません。
「受理してくれる」という段階になれば、あとは「刑事告訴をするかどうか」を自分で決めれます。「その気になればいつでも受理してくれる」という段階までスムーズにもっていけるようにしておきましょう。
書き込まれた側の意見としては「書き込まれた!悲しい!悔しい!」と思うだけでなく、実際に自分で行動を起こしておくことが重要です。
民事裁判の場合
こちらもインターネット上で悪質な書き込みが始まった段階から、情報を収集しておきましょう。
民事裁判を起こす場合には、裁判を起こす者が悪評記事の存在や記事によって被害を受けていることなどを証明しなければなりません。
そのため、できる限り早い時期から情報(証拠)を収集しておく必要があります。
刑事告訴する場合と同様に
・常に書き込み内容(悪評記事)を保存する
・記事を書いた人物を特定しておく(心当りがあれば)
・書き込み内容が事実と異なることも多いことから、事実と異なることを証明できる資料を作成・保存しておく
(例えば、自己のサービスが事実と異なる内容で批判されている場合には、実際の自己のサービス内容が分かる物を作成・保存をしておく、など)
・どのような損害をどの程度被ったのかを形に残しておく
(例えば、悪評が書かれた記事によって取引先との契約が終了したり、本来なら開始できるはずであった取引が開始できなかった場合には、取引先との契約終了時期や従前の取引額などが分かる資料を保存しておくこと、など。)
といった情報を事前に収集しておくと、裁判をしようと考えた際にスムーズに行動することができますし、裁判の際に自己の主張を証明することが比較的容易になります。
刑事告訴するまでの流れ
刑事告訴までは次のような流れになります。
① 悪質な書き込み(記事)を把握し、証拠を保全します。
② 記事の内容から、刑法等で規定されている犯罪行為に該当するものでないか(刑罰が規定されている法律に違反する書き込みではないか)検討します。また、記事の内容が事実と異なるかどうかも検討します。
このとき、警察や検察とも事前に相談をしておきます。
③ 記事を書き込んだ人物を特定します。
④ 記事が誰のどのような権利をどの程度侵害して法律に違反しているのかを記載した告訴状という書面を作成します。
⑤ ④で作成した告訴状を、警察又は検察に提出します。
②に書いてあるとおり、できる限り早い段階から警察に事前に相談しておくことが多いです。書き込みの内容もケースバイケースですし、担当する警察官・検察官によっても視点が異なることがあるからです。
また、告訴状においては、法律上の権利を侵害するものであるか適切に記載されていないと受理してもらえる可能性は低下します。
警察や検察では、「犯罪が成立する」と判断できるものでなければ、事件として取り上げることが困難だからです。
告訴状によって、警察や検察に対し、「これは明らかに犯罪だ」と思わせるように工夫しなければなりませんので、関係する法律に精通した弁護士でないとなかなか難しいです。
警察や検察はなかなか告訴状を受理してくれないことがありますが、それでも、一般個人が告訴状を提出する場合と弁護士が告訴状を提出する場合とでは、受理をしてもらえる可能性は明らかに異なります。個人で告訴状を提出して受理してもらえなかった場合であっても諦めずに弁護士に相談すべきです。
民事裁判をするまでの流れ
民事裁判においても、すべきことは刑事告訴の場合と似ています。
① 悪質な書き込み(記事)を把握し、証拠を保全します。
② 記事の内容が個人や法人の権利(名誉権やプライバシー権など)を侵害する行為に該当するか検討します。また、記事の内容が事実と異なるかどうかも検討します。
③ 記事を書き込んだ人物を特定します。
④ 記事が誰のどのような権利をどの程度侵害してどの法律に違反しているのかを記載した、訴状という書面を作成します。また、損害賠償請求をする場合には、損害額も計算することになります。
⑤ ④で作成した訴状を、書き込んだ人物の住所地を管轄している裁判所に提出します。
このような流れで民事裁判を起こし、そのあとは裁判所での対応となります。
損害賠償を求める民事裁判の場合、相手がどれくらい熱心に反論をしてくるかにもよりますが、1年程度の期間がかかることもあります。
ときどき一般個人が自身で裁判を起こしていることもありますが、裁判には裁判のルールがあります。
「サッカーの試合に”手を使ってはいけない”というルールを知らないまま出場する」のと同じくらい無謀なことですので、民事裁判などの場合は必ず弁護士に相談しましょう。
削除や発信者情報の開示を求める裁判
記事そのものを削除したり、検索結果から削除したりする場合に、管理者や記事の書き込みをした人物が、こちらが求めているにもかかわらず削除に応じてくれない場合があります。
この場合には、削除を求める民事裁判を起こさなければならない場合があります。
また、記事を書いた人物を特定する場合には、仮処分という裁判上の手続きを使うことも多くあります。
削除などの流れをもう一度整理しておきますと、
① 悪質な書き込み(記事)を把握します
② ①が法律上の権利(名誉権やプライバシー権)を侵害するものでないか検討します。
③ 法律上の権利を侵害する場合には、書き込みをした人物や、ウェブサイトやブログ等の運営者、記事が投稿されているサーバーの管理者に対し、記事の削除や人物を特定するための情報開示を求めて申請していくこととなります。
④ ③の申請において記事の削除が困難な場合などにおいては、Google等の検索エンジンから検索結果が表示されないよう、Google等に対して申請する場合もあります。
このような感じです。
ここまでの流れは、運営者や管理者、Google等に任意に記事の削除や人物を特定するための情報開示をしてもらうことが前提となっています。
④までの申請によって申請の相手方が記事の削除や人物を特定するための情報開示をしてくれない場合には、裁判上の手続きを使う以外に方法がなくなるということです。
相手に強制させるためには民事裁判を起こして勝訴することがどうしても必要になる場合があるのです。
また、記事の作成から長期間が経過した場合などは、記事を書いた人物を特定することが困難な場合もありますので、上記③の申請と並行して、記事の作成者を特定する手続きを進めておくことが必要な場合もあります。
弁護士費用について
弁護士費用は、大きく、着手金と報酬金に分かれます。
着手金とは、求める結果が実現できたか否かにかかわらず、弁護士さんに動き出してもらうために必要な費用です。
もちろん、求める結果が実現できるかどうかの見込みは着手金を支払う前の段階できちんと説明がなされます。また、結果が実現できる見込みがない場合には、弁護士さんはそのことをきちんと依頼者さんにお伝えし、依頼を引き受けることを断ることもあります。
報酬金は、求める結果が(一部でも)実現した場合に発生します。これも依頼の内容によりますが、依頼をするときに「どのような場合にどれくらいの報酬金が発生するのか」については明確に説明をしてくれます。
他に、民事裁判をする場合に裁判所に納める費用(数万円程度)や、消費税・実費などがかかります。
また、仮処分という裁判上の手続きをする場合には、裁判所に対して担保金などを納付する必要があります(担保金は通常は後に返還されます)。
■任意での削除請求
この場合は完全成功報酬でできます。
報酬金として5万円(1つの書き込みを削除する毎に)
ただし、弊社に対する月額10万円のサービスを契約していただいた場合、弊社から弁護士に情報を共有し、弁護士の方から定期的に削除請求をしてもらうことができます。
このときの弁護士費用は月額10万円の中にすべて含まれます。
1つの記事の分量にもよりますが、月々1~5件くらいの対応がこの費用の中で可能です。
報酬金などが別でかかるということもありません。
(裁判をしないといけない場合などは別です)
■刑事告訴の費用
刑事告訴をする場合には、記事の分量にもよりますが、最低でも、
着手金として30万円~
報酬金として30万円~(刑事告訴が受理された場合)
がかかります。
■民事裁判の費用(記事の削除、発信者情報の開示)
任意での削除請求が実現しなかったり、発信者情報の開示を求める場合には民事裁判などの手続を利用することになります。
この場合、
仮処分の申立てや民事裁判1件につき、
着手金として20万円~
報酬金として10万円~(削除できた場合や発信者の情報の開示を実現できた場合)
が必要となります。
また、裁判所に対する担保金の納付も必要になります(10~30万円ほど)。ただし、後に返還されます。
■民事裁判の費用(損害賠償請求)
損害賠償を求める民事裁判の場合、発信者情報の開示などをしてもらった後にすることになりますので、上記の民事裁判費用に加えて、以下の弁護士費用が必要になります。
着手金として30万円~
報酬金として、勝訴した金額の15%相当額(ただし、最低30万円~)
法的に対処すれば、削除できます。
この記事では色々とご説明しましたが、インターネット上やGoogle検索で出てくる悪評は法的に対処すれば削除できます。
弊社は5年間という長い期間悩まされました。
この記事を書いているのは代表の「河井」ですが、僕の個人名で検索すると本当に嫌な記事がたくさん出てきました。
自分の名前で友だち、親、妻に検索されるのが怖かったですし、新しく出会う人に本名を知って欲しくなかったです。
家族で旅行している時もエゴサーチをしてしまい、全然楽しい気分になれませんでした。
また会社を経営しているので、そこで働いてくれているスタッフにも、とても申し訳ないと言う気持ちでした。
警察にも何度も相談しましたが最初は相手にされずでした。(今ではしっかりと連携できていますが。)
この記事を読んでおられる方は、きっと同じ思いだと思います。
弊社はインターネット上から削除するサービスを行っておりますが、これは収益目的ではありません。同じ思いをしている人を助けたいと思っております。
ただしっかりと対応するには、どうしても業務量や手間が多くなります。
このため、依頼してもほとんど効果が出ないような他社よりは高くなっているかもしれません。
なのでまずはご自身でやれるところまで、やってみてください。
色んな業者に依頼をしてみてください。
それでも無理なら、最後の砦として、ご相談頂ければと思います。
(ご相談はお問合せフォームより)
以下、サービスの概要になります。
インターネットから悪評を削除するサービスについて
概要
ブログ記事、サイト記事、キュレーションサイト記事、Twitter、5ch(2ch)、などの書き込まれた悪質な書き込み、嫌がらせな書き込み、リベンジポルノ、個人情報の記載、著作権違反の書き込みに対する削除サービスを開始致します。書き込み自体を削除する場合と、書き込まれた記事などがGoogle等の検索エンジンで検索しても出てこないようにする場合の2種類の対策方法を実施します。
想定しているクライアント様
以下の法人様、個人様を想定したサービスとなります。
退社したスタッフによる悪質な書き込みに困っている法人様
競合他社によるネガティブマーケティングに悩んでいる法人様
モンスタークレーマーによる書き込みに困っている法人様
著作権侵害、著名人への悪質なデマに困っているタレント事務所様
プライベートな問題から、悪質な書き込みやリベンジポルノに困っている個人様
その他悪質な書き込みによって不利益を受けている法人様、個人様
サービス内容と料金
サービス料金表 | 弊社サービス | 弁護士サービス |
---|---|---|
月額料金 | 5万円 | 5万円 |
サービス内容 | 悪質な書き込みのリストアップ 新しい書き込みの検知 書き込まれているサイトの順位変動 |
リストアップしたページの削除依頼 自社サイト上への弁護士作成警告文の掲載 |
弊社サービスの補足
いわゆるインターネット上にある悪質な書き込みを随時チェックし、弁護士に伝えます。
既に個人名、法人名で検索した際、悪質な書き込みページが上位にきている場合は、その時点では一時的に書き込みがストップしていても、削除を進める過程で相手が削除に気付き、新たに悪質な書き込みがなされたページやブログ等が発生することが多々あります。
弊社では、長年にわたって培ったウェブ検索についての知識・ノウハウを活かし、このような書き込みの監視を行います。
弁護士サービスの補足
弊社から提携弁護士へ情報を共有させていただき、弁護士の方から随時、発信者やサーバーに対して削除請求を行います。
一般的な場合、このサービスにより削除されることが多いです。
なお、削除請求の工数から1カ月に10件程度の削除請求が上限となります。
その他の費用がかかる場合
裁判を伴う削除請求
民事裁判や刑事告訴をする場合における書き込みをした者の情報の開示請求
民事裁判の提起や刑事告訴、及びこれらへの対応
削除依頼だけではなく、上記の対応が必要な場合は別途金額が必要になります。
初めから情報開示請求を行い、民事裁判や刑事告訴をご検討の場合は、予めどれくらいの費用になるのかをご説明させていただきます。
監視項目が多い場合
タレント事務所様などにおいては
複数名のタレント様を守りたい
様々なキーワードについて監視したい
多数のサイトで著作権法違反行為などが見受けられる
それらをまとめて削除していきたい
などのご要望もあるかと存じます。
そのような場合は、別途御見積のご依頼をください。
一件ずつ裁判費用などをご請求することとなればとても高額になってしまいますので、多数のまとまったご依頼の場合はパッケージ料金の方が安心です。
お問合せ
これらのサービスについて、メディア様からによる取材や、サービスに関する依頼・お問合せは、お問合せページよりお願い致します。
このページとの出会いにより、皆様を困らせている書き込みがなくなる方向に動くことを祈っております。