PPCアフィリエイトで月10万以上稼ぐためにするべきことを全部聞いてきた!
本日はPPCアフィリエイターとして活躍し、PPCアフィリエイトのゼミ開催やツール販売されている麻野貴志さんに取材を行い記事をアップ致します。
PPCアフィリエイトで稼ぐために
- やっておくべきこと
- 注意するべきこと
- 成果が上がりやすい案件
- 稼ぐためのノウハウ
など全部聞いてきました。
ちょっと長い記事ですが、PPCアフィリエイターさん、PPCアフィリエイトを取り組もうと思っている方には、めっちゃタメになると思います。
ちなみに麻野さんもブログやっているのでご興味がある方は是非ご覧ください。
またPPCアフィリエイトは報酬単価が少しでも高いと収益が残りやすくなりますので他ASPと比べて単価の高いASPに登録しておくようにしましょう。
以下は
- 登録するのに審査が厳しい
- あまり知られていないが単価が高い
ASPですがPPCアフィリエイトをするなら登録しておくべきASPです。
以下のリンクより登録すると「審査が通過しやすく」なりますので参考になれば嬉しいです。
目次
PPCアフィリエイトとは
PPCアフィリエイトは「自分で配信した広告がクリックされた回数分だけ費用が発生する広告」を使って集客し、アフィリエイトする手法です。
参考サイトPPC広告とはインターネット広告用語辞典OKURA
Yahooのプロモーション広告、Googleアドワーズ広告などのクリックされた回数分だけ費用が発生する広告をPPC広告と言いそれを用いてアフィリエイトするので
「PPCアフィリエイト」
と言います。
過去はサーチ広告のみでしたが、今はディスプレイ広告(YahooのYDN)やFacebook広告などを利用する人も多くいます。
主な広告出稿先は以下の通りです。
PPCアフィリエイトのメリット
他のアフィリエイト手法と違い、PPCアフィリエイトは広告費用をかけて集客することになるので、少なくとも費用が発生します。
アフィリエイトの魅力の1つに「初期費用なしでビジネスを始めることができる」というものがあるのに、なぜPPCアフィリエイトは人気があるのでしょうか。
まずメリットから紹介します。
圧倒的にスピード早い。
→その日のうちにユーザーに対して露出することができます。
SEO対策で集客する場合は上位表示まで時間がかかりますが、広告を出稿した段階でユーザーに露出することができるので時間をお金で買うと言う考え方ができます。
記事制作する必要がない。
→現在のPPCアフィリエイトの手法は様々なので、必ずしも記事制作する必要がないとは言えませんが、ペラページなどの簡易なページで出稿する場合は記事制作する必要がありません。
よってライティングが苦手な人も挑戦することができます。
特別なスキルが必要ない。
→アフィリエイト手法のなかでも一番必要とされるスキルが少ないです。
よって初心者の人でも要領よく稼ぐことが可能です。
ユーザーを選べる。
どのようなキーワードで広告を出すのか
どのサイトに広告を出すのか
どのページに広告を出すのか
どのような属性の広告を出すのか
をこちらで決めることができるので、「商品を買いそうな人」に特定して集客することができます。
外注化しやすい
→稼いでいるアフィリエイターの多くは、しっかりしたサイトやブログを作ってSEO対策で集客する手法を用いています。
しかし月間1000万以上稼いでいるトップアフィリエイターや事業としてアフィリエイトに取り組んでいる企業は意外とPPCアフィリエイターが多いのです。
ALISAに所属している月間1000万以上のアフィリエイターさんはPPCアフィリエイトを取り組んでいる人が多いです。
その理由が「外注化」のしやすさです。
つまり軌道に乗った後に、外注をしやすいのでスピード感を早めることができ、大きく稼ぐことができるのです。
また企業の場合は外注をしなくてもアルバイトやスタッフに業務をさせることができます。
PPCアフィリエイトのデメリット
では次にPPCアフィリエイトのデメリットについてお話致します。
上記のようなメリットを見てしまうと「イイコト尽くし」のように思いますが、デメリットも存在します。
広告費が必要。
→PPCアフィリエイトは基本「3000円からスタートできる!」と言われています。
用意できる広告費は「稼げる稼げない」には関係はしませんが、成長していくスピードが違います。
よって初めは少なくとも2~3万円を用意しておく必要があるようです。
そして麻野氏いわく「稼ぎたい金額と同じ金額を用意しておく。」くらいの予算感がベストなようです。
つまり20万円稼ぎたい!!と言う場合は
広告費 20万円
アフィリエイト全報酬 40万円
手元に残る利益 20万円
という利回り200%を目指すのが良いみたいです。
他社に影響されやすい。
→例えばYahooプロモーション広告がアフィリエイトサイトの出稿を禁止した場合、一気にアフィリエイト報酬を失います。
広告主が「リスティングOK」から「リスティングNG」にした時点でアフィリエイト報酬が減ります。
このように「他社」に影響されると大きなダメージを受けてしまうのがPPCアフィリエイトなのかもしれません。
ただし、SEO対策で集客するアフィリエイト手法もGoogleのアルゴリズムに依存しているので、同じようなリスクはあります。
広告出稿をやめると売上0になる。
→PPC広告の出稿をやめると売上が0になります。
SEO対策で集客している場合、上位表示されたサイトはある程度、ほったらかしでも利益を生んでくれます。
しかしPPCアフィリエイトは出稿をやめた時点で集客が0になるので、ほったらかしにすることができません。
PPCアフィリエイトを始める時の簡単な流れ
では次に、PPCを始めるにあたってのカンタンな流れをご紹介します。
どのような手順で、どのような作業が必要なのかを説明していきます。
「商品選定」「サイト構築」「広告出稿」については後ほど詳細に説明していきます。
ここでは「どういう流れで行っていくのか」をしっかりと理解しましょう。
アフィリエイトASP登録
まずアフィリエイトするためにASP登録しなければなりません。
PPCアフィリエイトはとにかくたくさんの商品をアフィリエイトすることが大前提なので知っているASP全て登録するようにしましょう。
しかし、PPCアフィリエイトに適しているASPがあるので、初期の段階では紹介する「7つ」のASPは最低限登録しておくようにしましょう。
ZucksAffiliate
全く同じ商品なのに報酬単価が高いというすごいASPです。
まさにPPCアフィリエイトに必要なASPです。
またSEOで集客する場合とPPC広告で集客する場合だと
PPCで集客する方がありえないくらい単価が高い場合もありますので必ず登録するようにしましょう。
SEOで集客=アフィリエイト報酬が2,500円
PPCで集客=アフィリエイト報酬が9,000円
みたいなことがZucksAffiliateではあります。
以下より登録すると審査が通りやすくなります。
アイモバイル
アイモバイルと言えば、GoogleAdSenseのようなクリック課金型のASPをイメージするかもしれませんが実は以下より登録すると普通のASPのようにアフィリエイトすることができます。
こちらもZucksAffiliateと同じように単価が非常に高いのでPPCアフィリエイトする時は必ず登録しておくようにしましょう。
以下より登録すると審査が通りやすくなります。
アフィリエイトB
案件数はA8に劣るものの、支払サイクルが早い魅力的なASPです。
PPCアフィリエイトは広告費がかかります。
基本的にクレジットカードを使って広告出稿することが多いですがアフィリエイトBは他のASPとは違い「月末締め」「翌月末」支払ですので、クレジットカードの支払よりも前に報酬が入ってくる可能性があります。
※多くのASPは「月末締め」「翌々月10日~末日支払」
加えて、ASP担当者が非常に精力的に動いてくれるので、特単の交渉や承認率の交渉など積極的に行ってくれます。
モーションファースト
クローズドASPの中でも非常にPPCアフィリエイトと相性が良いのがモーションファーストです。
現在350件程度の案件で数がですがそのほとんどが以下のような条件なので「安くて」「取りやすい」キーワードで広告出稿することができます。
- PPCキーワード一切制約なし
- 問い合わせだけで成果確定
- 電話問合せも成果確定
- 全承認(成果のキャンセルがない)案件が多数
- 支払サイクルが「月末締め」「翌月15日支払」という驚異的スピード
- 整骨院、エステ、美容室、歯医者、進学塾など地域に根差した店舗案件が多い
- 非常にニッチなキーワードでPPC出稿できるので1クリック1円から出稿できる案件が多い。
モーションファーストは調べても出てこないですが、ALISA会員とALISA無料会員は登録が可能です。
登録したい場合は下記のALISA無料会員ページから申込み頂き、メンバーズページに書かれている方法で申請をしてください。
A8
案件数が日本一のASPです。
ニッチな商材もあります。
医療機器である「AED」の案件なんかもあります。
とにかく、たくさんの案件を取り組まないといけないPPCアフィリエイターの強い味方です。
アクセストレード
アクセストレードはアフィリエイターが使える機能が充実しています。
ネットショップ案件があったとしたらエクセルで公式サイトはこちらできる機能があるので「商品名」「型番」などでサイト制作しやすくなります。
その他にもサイト作成ツールが充実しています。
またアフィリエイトサイトをGoogleアドワーズで出稿しようと思うと出稿するアフィリエイトサイト内に「絞り込み検索機能」を付けないと出稿できません。
その絞り込み検索をサイトに入れるためのサービスもあります。(有料サービス)
商品選定編
ASPに登録した後は、商品選定を行っていきます。
商品選定の方法は後ほど詳しく解説しますがまず覚えておくべきことは以下の2つです。
- 売れている商品を選ぶ。
- リスティングOKの案件。
サイト構築編
過去のPPCアフィリエイト手法は「ペラサイト」を作って広告主ページに誘導するというものでしたが、今ではペラサイトがだんだん通用しなくなってきているみたいです。
- ユーザーに何かしらの価値を与えてることができる
- ランキングサイト・体験談サイト
などを制作するのが主流のようです。
制作するサイトの良し悪しで購入率(CVR)が変わってきますし適当に作ったサイトはYahooプロモーション広告の審査が通らない場合もあるようです。
広告出稿編
サイト制作後はYahooプロモーション広告などで広告出稿していきます。
サーチワード広告、ディスプレイ広告、Facebook広告などを活用します。
- どのようなキーワードで広告出稿するのか
- どのような広告文を作るのか
- どのようなサイトに広告を出すのか
が重要になってきます。
効果測定
広告出稿した後はしっかりと「効果測定」をしなければなりません。
- 売上以上に広告費を使っていないか
- 購入率(CVR)が低すぎないか
- 出稿単価が低すぎないか
などを確認しなければなりません。
広告費の目安で言うと利回りが150%から200%の間をキープすることが重要なようです。
利回り150%の例
広告費50万円
売上75万円
利益25万円
利回り200%の例
広告費50万円
売上100万円
利益50万円
利回り300%の例
広告費50万円
売上150万円
利益100万円
利回り150%以下200%以上がダメな理由
まず利回り150%以下の場合は無駄な広告費を使いすぎているという問題があります。
出稿しているキーワードの選定ミス、売れない商品を選んでしまっているということが考えられます。
逆に利回り200%以上は「機会損失」している可能性があります。
「少ない広告費で売上を上げている」と考えることもできますがどちらかと言えば、広告単価が低くし過ぎて露出が低く「本来もっと売れるはずなのに売りきれていない」という問題が起こっていると考えましょう。
どのような案件を選定するべきか
次に、どのような商品を選んでPPCアフィリエイトを取り組むべきかを説明していきます。
先ほど述べたように
- 「リスティングOK」の案件
- 「売れる」商品
は前提として、様々な角度からより多くの商品をアフィリエイトしていきましょう。
リスティングOK案件
まず「リスティングOK」の案件です。
商標キーワード(商品名やサービス名)で出稿することができるので指名買い(購入意欲が高い)需要が大きく売れやすいです。
しかしながらこれらのリスティングOKの商品は「考える」必要がないので、多くのPPCアフィリエイターが当然のように取り組んでいますので、ライバルが非常に多く出稿単価が高いことがあります。
利益が出ないわけではありませんが、これらの商品だけで勝負するのは正直きついでしょう。
一部リスティングOK案件
「商品名」「企業名」「サービス名」では広告出稿NGだがその他の一般キーワードならリスティングOK!という案件です。
この一部リスティングOKの方が稼げる額が大きいです。
商標が使えない分、アフィリエイターが「どのようなキーワードで広告出稿するのが良いか」と考えないといけない分ライバルが減ります。
(補足)一般キーワードとは
一般キーワード、関連キーワードなどを言います。
例えば「アンプルール」という美白化粧品の場合「アンプルール」というのが商品名なので商標キーワードは「アンプルール」になります。
アンプルールの一般キーワードや関連キーワードは「美白化粧品 おススメ」「美白化粧品 口コミ」など「アンプルール」を買いそうな人が調べるだろうキーワードのことを指します。
ネットショップ案件
今現在「商標キーワードOK!」という案件は少なくなっている傾向にあります。
そんな中、初心者にはおススメなのがネットショップ案件です。
アフィリエイトプログラムを見ていると何か1つの商品を販売しているものではなくネットショップ自体に誘導するプログラムがちらほらあります。
これらの場合、そのネットショップが取り扱っている商品1つ1つのアフィリエイトサイト(ページ)を作り、1つ1つの広告を出します。
200商品があれば200商品分のサイト(ページ)を作り200個の広告を出稿します。
出稿する際は「商品名」や「その商品の型番」で広告出稿します。
しかしその商品の名前が
「フリルワンピース」「プラセンタドリンクEX」など「ありがちな商品名」「ふわっとした商品名」の場合は出稿を控えるようにしましょう。
つまり「その商品だけを指し示すキーワード」を狙わないといけないということです。
もし上記のようなありがちなプラセンタドリンクでもそのプラセンタドリンクの販促を「蟹原友里」というモデルさんがCMや雑誌などで担当していた場合、「プラセンタドリンクEX 蟹原友里」などのように「その商品だけを指し示すキーワード」にして広告出稿するようにしましょう。
またこれらの案件は「商標キーワードNG」となっている場合「ネットショップ名」がNGなのであって、取扱い商品や、その商品の型番はOKということです。※
※ただし、プログラムないの詳細ページに「取扱い商品の商品名や型番のリスティングもNGです」のような文言がある場合はNGです。
楽天トラベルなどポータル系
商品ではなく「サービス」をアフィリエイトするのもOKです。
楽天トラベル・バイトの求人サイトなどの案件の場合
「ホテル名+予約」
「企業名+アルバイト」
「店舗名+アルバイト」
などのようなキーワードで広告出稿します。
報酬額が500円以上を期待できるもの
報酬額が500円以上のものをアフィリエイトするようにしましょう。
これ以下の報酬額だと利益が残らない可能性があります。
報酬額が金額ではなく「率」の場合も500円以上が期待できるものを選択しましょう。
率の場合は購入者の平均単価などを知る場合が必要なのでASP担当者に聞いたり、しっかりと商品を見て500円以上の報酬額になるか見極めましょう。
ページの表示速度が速い
サイトの表示スピードに関してWEB業界では「3秒ルール」があります。
サイトを開いて3秒以内に表示されないと「直帰率」「購入率」が大きく減少するのです。
なのでアフィリエイトしようと思った商品の購入ページを自分でアクセスし3秒以内で表示されるかどうかを確認しましょう。
また今はスマホからのアクセスがほとんどです。
スマホの場合は光回線ではなく読み込みスピードが遅いのでスマホでアクセスしても3秒以内に表示されるのかの確認をしましょう。
参考サイトサイト表示スピードと直帰率impress BUSINESSMEDIA
ネットからの申し込みがしやすい
アフィリエイトサイトから広告主のサイトに誘導しユーザーがその商品を購入、サービスの申込みをして成果が反映されます。
その際、「申込みフォーム」「購入フォーム」が複雑なもの、アクションをしづらいものは避けるようにしましょう。
参考サイトEFO最適化Form Assist
また大々的に
「お電話でお申込みください!」「お電話でお問合せください!」
と言っている商品は扱わないようにしましょう。
アフィリエイターの成果はインターネット上からのアクションが成果として反映されます。
電話でアクションを取られても成果につながりません。
なお、電話からの申込みも成果に反映されるプログラムの場合はこの限りではありません。
(クローズドASPモーションファースト案件など)
切り口がユニークな案件
切り口がユニークな案件も購入率が高くてオススメです。
例えば、いびきを改善するサプリ。
通常の商品は「悩みを抱えている本人」をターゲットに設定します。
このサプリの場合「いびき」をしている本人が「いびきを治したい」と思って購入するとおもいがちですが、この商品のLPは「旦那とか彼氏のいびきがうるさすぎて悩んでいる人」をターゲットにしています。
「いびきをしている本人」
ではなく
「一緒に寝ている人」
をターゲットにしているのです。
このような新しい切り口の商品は差別化しやすく、売れやすい傾向にあります。
キーワードも
「いびき 治し方」「いびき 改善方法」
というキーワードではなく
「彼氏 いびき」「旦那 いびき うるさい」
というようなキーワードで狙えます。
部位特化
ある部位に特化した商品なども売れやすく安い広告費でアフィリエイトすることが可能です。
普通のニキビ肌のような商品ではなく
- 顎ニキビ
- 背中ニキビ
- ニキビ
- 白ニキビ
といったような特化した商品です。
絞り込んだ商品は広告出稿しやすく扱いやすいです。
広告費が少ない人、初心者の人には特にオススメです。。
モデルや芸能人を採用している
これらの商品もPPCアフィリエイトで取りやすい案件です。
モデルの名前・芸能人の名前などで出稿できる可能性があるからです。
「ジャガー横田 美顔器」
→エステナードソニック※
「宮迫 育毛剤」
→スカルプD
「沢尻エリカ コンタクトレンズ」
→エバーカラーワンデーナチュラル モイストレーベルUV
商標NGの一部リスティングOKのプログラムでも、実質「商品を指し示しているキーワード」で出稿することができるのでオススメです。
但し、プログラムによって
「契約モデルの名前での出稿禁止」
「そもそもリスティングNG」
などの場合は、ダメです。
※エステナードソニックは現在リスティングNG案件です。ご注意ください。
選定してはいけない商品
以下、選択してはいけない商品、そもそも広告出稿できない商品、取り扱っても売れない商品です。
簡単に説明します。
アダルトギャンブルはNG
これはYahooプロモーション広告の規約上ダメなので、広告出稿ができません。
アフィリエイト報酬が高すぎる奴
アフィリエイト報酬が10万円などのようなものは報酬が極端に発生しづらいのでNGです。
そもそも売れないから報酬が高かったり、報酬が高いものは「成果地点」が厳しかったりします。
成果地点が厳しいというのは例えば
- 正社員として採用されたら10万。
- タウンページに掲載されたら10万円
などです。
なかなか正社員として応募する人も少なく、面接に行っても採用されるかどうか分かりません。
またタウンページに掲載するには多額の広告費が必要です。
このような案件はなかなか成果が確定しないので注意が必要です。
ちなみにこれらの案件は初心者の人が一攫千金を夢見て出稿しがちです。
リスティングNG
リスティングNGのプログラムはリスティングで成果が出ても却下されます。
・ASP担当者・広告主担当者が見ていない夜中に出稿する
・広告主が福岡の場合、福岡以外で広告出稿する
というような裏ワザが流行りましたが、今ではそれらの対策をしているASPや広告主がほとんどです。
また100件獲得中99件を上手に騙せても1件のリスティングが発覚すると全部の成果がキャンセルされます。
広告費全て赤字になるので気を付けておきましょう。
またこれは広告主しか分からないことなのですが不正がバレた場合、「退会」にならなくても「履歴」に残ります。
「履歴」に残った場合、他のプログラムで提携する時など、審査通過しない場合もあるのでアフィリエイターとして活動の幅が非常に小さくなってしまいます。
スマホ対応していない
誘導するページがスマホ対応していないページの場合、控えましょう。
スマホ対応していないページで広告出稿してしまうとYahooプロモーション広告の場合、インデックスがさがってしまいますので、安い単価で広告を出稿することができません。
サイト構築編~どのようなサイトを作るべきか~
では商品選定が終わった後、どのようなサイト(ページ)を作るべきなのでしょうか?
先ほども話した通り
過去は「ペラサイト」「ペラページ」が主流でしたが、最近は「こういうサイトだから稼げる」というのはないようです。
巷では
「ペラページが良い」
「ランキングページが良い」
と言われているようですが一概には言えない状況のようです。
PPCアフィリエイトも複雑化してきましたね。。。
では具体的に説明していきます。
商標キーワードで広告出稿する場合
「商標キーワード」
「商標キーワード 通販」
「商標キーワード 購入」
(例 「アンプルール 購入」)
などのようなキーワードで出稿する場合はその商品を求めているユーザーがほとんどなのでペラサイト(ページ)が一番のようです。
その商品についての評判を見たいキーワード
「商標キーワード 体験談」
「商標キーワード 口コミ」
「商標キーワード 評価」
「商標キーワード レビュー」
「商標キーワード 評判」
(例 「アンプルール 体験談」)
などのキーワードで出稿する時は簡単なLPを制作するイメージのペラサイト(ページ)を作りましょう。
そのサイトには自身の体験談、各方面から集めた口コミや評価、アンケートで取得したレビューなどを掲載して広告主のページに誘導するのが良いです。
このようなしっかりしたペラサイト(LP風)をつくらないと購入率(CVR)が低かったり、広告はクリックされても直帰されたりして広告費だけが増えてしまいます。
その分野の商品のランキングや比較をしたいキーワード
「商品分野 ランキング」
「商品分野 比較」
「商品分野 オススメ」
「商品分野 選び方」
(例 「ニキビ化粧品 ランキング」)
などのキーワードで出稿する場合はランキングページを制作して広告出稿するのがベストです。
ただし、ランキングサイト(ページ)で広告出稿する際は、その「ランキングの根拠」をサイト内で示さないといけません。
「特定商取引法についての表示」のように小さくても良いのでユーザーが見れるようにしておく必要があります。
ランキングの根拠ページには
「調査の意図」「調査の方法」「調査の実施者」「調査の対象」「調査の母数」「調査の実施時期」「調査内容」「補足説明」
を記載しする必要があります。
一度Yahooで「〇〇 ランキング」と調べて出てきたアフィリエイトサイトを見てみましょう。
参考サイトYahooプロモーション広告の規約Yahooプロモーション広告
またランキングを作るために様々な人を対象にアンケートを取らないといけないのですがその時に便利なのが以下の2つのサービスです。
アンとケート
→多くのPPCアフィリイターが利用しているサービスです。
・ランサーズ
→ランサーズのタスクで「アンケート」という項目があるので
そちらも利用できます。
1件20円~30円くらいが相場のようです。
実際の利用方法などは麻野さんのブログで紹介されています。
商品が欲しいと言うよりも悩みを解決したいキーワード
「ニキビ 治し方」
「しみ 消す」
「育毛 自宅 方法」
などのような悩みを解決したいキーワードで広告出稿する場合はSEO対策でアフィリエイトするようなしっかりしたサイトやブログを構築する必要があります。
このようなキーワードの場合、商品購入に繋がるとは限らないため初心者の人は控えた方が良いかもしれません。
どのようなキーワードで広告出稿するべきか
商品選定編、サイト構築編である程度説明しましたが、その中では出てこないキーワード選定方法などをご紹介させて頂きます。
関連キーワードの探し方
関連キーワードは「商品購入」に直結しないだけに、できるだけ安い単価で出稿したいとうのがPPCアフィリエイターの感じているところでしょう。
例えばニキビ関連のキーワードを探す場合、「ニキビ」という言葉を使うと、どうしても単価が高くなってしまいます。
そこで「ニキビ」を連想させる「連想語」を用いると単価を低くすることが可能です。
「ニキビ」→「吹き出物」「クレーター」 のような連想語を使ってキーワードを探すのです。
連想語を見つけるためのツールが以下にまとめられていました。
参考サイトツールまとめmakitani.com
また上記まとめの中でも以下のツールが麻野氏いわく一番いいようです。
参考サイトkizasi.jpサイト名
急上昇キーワード、いわゆるトレンド
商品の購入に繋げることができる「急上昇トレンドキーワード」などもオススメです。
継続的な報酬にはつながりませんが、一時的に成果が爆発する時もあるようです。
しかしGoogleトレンドなどに出てくるような大きなトレンドは、既に出稿単価が高くなり過ぎておりダメです。
それよりも
テレビで
「芸能人の有吉さんが散歩している番組で出てきた商品。」
「マツコの知らない世界で紹介された扇風機」
など小さなトレンドを狙っていくのが良いそうです。
ちなみに麻野さんはマツコの知らない世界で紹介された扇風機を楽天から引っ張ってきて、「マツコ 扇風機」でPPC広告をまわして報酬額が500円で合計30,000円くらいの報酬を得たようです。
一瞬にして60台売れたようで、テレビって怖いですね。
またテレビ以外にもTwitterの「トレンド」に出てくるものやアプリなどで見れる「つぶやかれているキーワードランキング」なども参考にしながらPPC広告を出しているみたいです。
ディスプレイ広告でPPCアフィリエイトを実践!
PPCアフィリエイトは、過去はサーチ広告のみでしたが今はサーチ広告に加えて、Yahooのディスプレイ広告(以下YDN)を活用するアフィリエイターが非常に多くなってきました。
有力アフィリエイターはYDNをがっつりやっています。
ちなみにディスプレイ広告なので「バナー制作」が必要になるかと思いきや、別にバナーではなくても「広告文」で配信できますので、デザインセンスがない人でも可能です。
YDNの特徴
YDNはサーチ広告に比べて非常に安く広告出稿できます。
そしてサーチ広告に比べて圧倒的に表示回数(インプレッション)が多いですが、そのクリック率は0.04%と低いです。
ただしクリックされないと広告費はかからないのと、クリックする人は「広告」として認識するので、「全く商品に興味のない人」がクリックすることはない。というのがYDNの魅力でもあります。
YDNがアプローチする顧客
そしてこのクリック率の低さの原因としてあげられるのがYDNは潜在顧客にアプローチするからです。
検索して「何かを知りたい!」「何かを買いたい!」という人にアプローチするのではなくこちらが指定した条件にあてはまる人に対して、広告を配信する形になります。
YDNを活用してアフィリエイトする商品
潜在顧客にアプローチするため購入意欲はサーチ広告よりも若干低い傾向にあるので資料請求、お試し、無料会員登録、一括査定、見積、お問合せなどのようなプログラムを取り組むのが良いでしょう。
このようにサーチ広告とはちょっと違う特性をもったYDNですが以下の3つの手法をしっかり抑えておけば、報酬につながるでしょう。
サーチターゲティング
まず、サーチターゲティングという配信方法です。
これは「過去に検索したキーワード」を指定して配信できる配信方法です。
例えばAさんが過去に「育毛剤 おススメ」で検索した人だとします。
PPCアフィリエイターが「育毛剤 おススメ」と過去に検索した人にのみ広告を配信したい!と設定すればAさんにディスプレイ広告が配信できます。
リターゲティング
これは自分のサイトに訪れた経験がある人にのみ広告を配信する方法です。
サーチ広告で集客したユーザーが購入に至らなかったとしても、ディスプレイ広告でアピールし続ければ、どこかのタイミングで購入に至るかもしれません。
ガッツリサーチ広告を回しているアフィリエイターさんなら良いです。
プレースメント
このサイトに自分の広告を配信したい!
このページに自分の広告を配信したい!
ということを指定することができます。
例えば育毛剤を売りたいアフィリエイターさんなら以下のようなページを指定して広告を配信できれば報酬につながるかもしれません。
参考サイトYahoo知恵袋の質問Yahoo知恵袋
上記ページの右上の枠に自分の広告を配信するような形です。
アドワーズ広告でPPCアフィリエイト実践
YahooのPPC広告は「Yahooプロモーション広告」ですがGoogleのPPC広告は「Googleアドワーズ広告」です。
アドワーズで出稿された広告はGoogleの検索エンジンや、アドセンスを張り付けているメディアに掲載されます。
ですがこのGoogleアドワーズはアフィリエイトサイトの広告を制限しています。
以下のGoogleのページが参考になるでしょう。
参考サイトGoogleアドワーズの規約Googleアドワーズ
ここを要約すると
・ペラページは不可!!
・しっかりしたサイトでもオリジナル性のないサイトは不可!
・絞り込み検索ができるサイトはOK!
・一括資料請求機能があるサイトはOK!
みたいな感じです。
この絞り込み機能をサイトに付けれるサービスを提供しているのがアクセストレードです。(有料)
但し、この機能を使ってアフィリエイトできるのはアクセストレードでアフィリエイトできる商品のみです。
その他、絞り込み検索をサイトに入れる場合はランサーズなどで外注しているアフィリエイターさんも多いようです。
加えて、上記を満たしてもGoogleの審査を落ちる場合があるので、有力なアフィリエイターはGoogleで本格的にPPCアフィリエイトする時は、Googleのアドワーズチームの担当者を付けてもらって、一緒にサイトを作りこむようです。
ちなみにALISA会員さんで本格的にGoogleアドワーズを使ってアフィリエイトしたい方はご連絡ください。Googleアドワーズチームの人をご紹介します。
(月間50万以上の広告費を予定している方のみ)
また今後、ALISAでは絞り込み検索の機能をサイトに導入できるツールも格安で提供する予定なので、無料会員になって情報を待って頂ければ幸いです。
(提供予定価格10万円程度。)
PPCアフィリエイトで目指すべき報酬額
初心者の人は報酬で10万円を出してみましょう。
初めは広告費が10万円でも良いです。
つまり利回り100%という損得もしない運営方法です。
まずはそれくらいの段階まで行けば、色々みえてきます。
そこから様々な効果測定を行い、微調整をして利益を出していくイメージで進めるのが良いでしょう。
最後に・・・
麻野さんに最後に聞いた質問です。
「PPCアフィリで一番してはいけないことってなんですか?」
の答えで出たのが
「どんぶり勘定」
です。
つまりきちんと効果測定をすることが非常に重要なのです。
「何となく広告を出して、何となくお金が残っている」というのはダメだと言っていました。
しっかりと利回り150%~200%を目指して細かいカスタマイズをすることがPPCアフィリエイトで長く大きく収益を上げるポイントのようです。
少なくとも以下のような指標はしっかりと追っておくべきです。
- インプレッション数
- 広告クリック数
- アフィリエイトリンククリック数
- 購入率(CVR)
- 未確定報酬と確定報酬の割合(承認率)
- 全体売上金額
- 全体広告費用
で「広告の良し悪し」が分かります。
で「サイトの良し悪し」が分かります。
で「購入率」が分かります。
で「承認率」が分かります。
以上のことが分かれば「1クリックあたりの広告単価(CPC)」を計算できます。
「この商品は黒字になるのか、絶対赤字になるか」がわかります。
また「機会損失」がないように、最適な広告単価で広告を出せます。
初めから150%~200%でPPCアフィリエイトできないかもしれません。
しかし上記の指標を追い続けることによって調整できるのです。
また初めから理想的な利回りでPPCアフィリエイトできていたとしても「季節」「トレンド」「時代」「流行」などで状況が変わります。
怠ることなく、しっかりと効果測定をしましょう。
お礼
この度は記事をご覧頂きありがとうございました。
今後もより一層、アフィリエイターさんのためになる記事を書いて行ければと思います。
またこの記事の執筆にあたって取材協力を頂いた麻野貴志様、本当にありがとうございます。
当初1時間程度の取材予定が私が聞き込みすぎて3時間もオーバーしてしまったことお詫び申し上げます。
お陰様でPPCアフィリエイトの素晴らしい記事が出来上がりました。
ここに書かれているノウハウによって1人でも多くの有力アフィリエイターさんが輩出されることを望みます。