誰でも簡単!さくらインターネットをワードプレスにインストールする全手順
レンタルサーバーの業界では老舗企業であるさくらインターネット。
破格の料金プランもあり、レンタルサーバー初心者や初めてワードプレスを開設したいとお考えの人には気になりますよね。
どのようなプランがありどのような人に向いているのか、またワードプレスをインストールする手順もお話ししていきます。
さくらインターネットの特徴も踏まえ、ご自身に合ったレンタルサーバーか検討してみてください。
目次
さくらインターネットでワードプレスをインストールする手順
さっそくさくらインターネットでワードプレスをインストールする手順を見ていきましょう。
基本的に他のレンタルサーバーと流れは同じです。
まずはサーバー契約を行い、ドメインを取得する必要があります。
- レンタルサーバーを契約する
- ドメインを取得する
- ドメインとサーバーを紐付けする
- ワードプレスをインストール
順を追ってご説明していきます。
ステップ1.レンタルサーバーを契約する
まずはさくらインターネットのレンタルサーバーを契約していきます。
さくらインターネットには2週間の無料お試し期間があるため、使い勝手を実際に操作して体験することが出来ます。
「お申し込みはこちら」から申し込みを進めていきましょう。
サービスプランを選択し、初期ドメインを設定します。
独自ドメインを取得する場合は、ドメイン検索をして「申し込む」ボタンを押し、登録者の名前を入力します。
全て選択し終えたら「お支払い方法の選択」を押してください。
さくらインターネット会員認証を行います。
初めて利用するときは、「新規会員登録へ進む(無料)」を押します。
メールアドレスを入力し、【「個人情報の取扱いについて」に同意します。】にチェックを入れて、案内メールを送信します。
登録したメールアドレスに認証コードが送られてくるので、コードを入力し、次へ進みます。
会員情報の入力をします。
契約者の種別(個人か会社かなど)氏名・生年月日・性別・住所・電話番号を入れ、会員メニューパスワードを設定し、メール配信を受け取るか受け取らないかを選択します。
会員情報の確認をし、「会員登録する」を押します。
これでさくらインターネットの会員登録が完了です。
ログインをし、お支払い選択に進みます。
支払いパターンを月払い・年間一括かのどちらか、支払い方法をクレジットカード・銀行振込・請求書払いから選びます。
クレジットカード払いを選ぶ場合は、このときにカードの新規登録をしましょう。
またクーポンコードを持っている場合は、クーポンコードを入力して「お申し込み内容の確認へ」を押します。
最後に、申し込み内容を確認して「この内容で申し込む」を押して完了です。
ここから2週間無料期間が続きますので、試してみて不都合な点が出てきたら期間内に契約を解除しましょう。
継続して利用しようと思った場合は入金をし本契約となります。
ステップ2.ドメインを取得する
続いてドメインを取得していきます。
レンタルサーバーの申し込みが完了したら独自ドメイン取得ページへ進むことができます。
そのままさくらインターネットで独自ドメインを取得する人は、「独自ドメイン取得ページへ」を押してください。
まずは、ドメイン検索をします。
使えるドメインがあればピンクの「申し込む」ボタンが現れるので、希望のドメインのボタンを押してください。
取得年数を選び登録者の名前を入力して「お支払い情報の入力」を押します。
支払い方法をクレジットカード・銀行振り込み・請求書払いから選びます。
クーポンを使用する場合は、クーポンコードを入力してください。
「お申し込み内容の確認」を押します。
申し込み内容を確認し、約款のご確認の「同意する」と入金後のキャンセル不可に関するご注意の「確認しました」にチェックをして「この内容で申し込む」を押してください。
ドメイン取得完了メールが届けば、取得完了です。
ステップ3.ドメインとサーバーを紐付けする
続いてドメインとサーバーを紐付けしていきます。
まずはサーバコントロールパネルにログインします。
レンタルサーバーを申し込んだ際に送られてきた仮登録完了メールに書かれている初期ドメインとパスワードを入力してください。
ドメイン設定の【ドメイン/SSL設定】をクリックし、「新しいドメインの追加」を押します。
以下の項目から使うドメインを紐付けしてください。
- さくらインターネットで取得したドメインを使う
- さくらインターネットの60種類のサブドメインを使う
- 他社で取得したドメインを移管して使う
- 他社で取得したドメインを移管せずに使う
「さくらインターネットで取得したドメインを使う」の場合は、プルダウンメニューから紐付けしたいドメインを選択し「送信する」をクリックします。
設定したドメイン名が表示されますので、送信をクリックし、確認画面も送信すると完了です。
ドメイン追加完了画面が出れば紐付け完了です。
ステップ4.ワードプレスをインストール
続いてワードプレスをインストールします。
もう一度サーバコントロールパネルにログインしアプリケーションの設定から「データベースの設定」をクリックします。
データベースが作成済みか確認をします。
表示されない場合はデータべースを新しく作成します。
データベースのバージョンをMySQL5.x以上に設定し、データベース名、接続用パスワードを入力します。
データベース文字コードは、始めに選択されている「UTF-8。(ult8mb4)」のままで大丈夫です。
「同意する」にチェックを入れ、「データベースを作成する」を押します。
運用に便利なツールの中から「クイックインストール」をクリックし、カテゴリメニュー「ブログ」を選びます。
WoedPressを選択します。
「ライセンス、インストール規約、注意事項の内容に同意する」にチェックを入れます。
インストール先にドメイン名のあとにディレクトリ名を入力します。
そしてデータベースパスワードを入力して「インストール」を押してください。
これでワードプレスのインストールが完了です。
そもそもさくらインターネットってなに?
さくらインターネットは、ホスティングサーバをメインとするデータセンター事業、インターネット事業を行う会社です。
レンタルサーバーだけでなく、さらに自由度の高いVPSやクラウドサーバー等の事業も行っています。
さくらインターネットのサービスは以下の11個です。
- さくらのレンタルサーバ
- さくらのVPS
- さくらのクラウド
- さくらの専用サーバ
- 高火力コンピューティング
- sakura.io
- データセンター(ハウジング)
- さくらのドメイン
- さくらのSSL
- ImageFlux
- ウェブアクセラレータ
さくらインターネットのレンタルサーバーの特徴
ではさくらインターネットの特徴を見ていきましょう。
大容量の高速ネットワークはレンタルサーバーを選ぶ上で魅力的ですし、老舗ネット企業が運営しているのも安心できるポイントです。
さくらインターネットのレンタルサーバーの特徴は以下の5つがあります。
- 大容量の高速ネットワーク
- 老舗ネット企業が運営
- 自動口座振替に対応
- 電話サポートがある
- VPS・専用サーバーがある
それでは、1つずつ特徴を見ていきましょう。
特徴1.大容量の高速ネットワーク
さくらインターネットは、国内最大級のバックボーンを持ち、高速ネットワークを実現しています。
国内の代表的なIXや数多くの大手ISPと東京・大阪で接続を行いデータセンター専業事業者としては最大規模である1.56Tbps。
各データセンター間も10GB以上で接続されています。
そのため許容された転送量が他のレンタルサーバーと比較しても桁違いとなります。
アクセス数がどれだけ多くなってもサーバーダウンすることなく、運営することが可能です。
特徴2.老舗ネット企業が運営
レンタルサーバー業界では最も有名な老舗ネット企業が運営しているのも特徴の1つです。
1999年日本のインターネット黎明期よりホスティングサーバの提供を行っており、歴史があるさくらインターネット。
長い間業界を見てきた老舗ネット企業だからこそ得られる安心感や信頼があります。
特徴3.自動口座振替に対応
自動口座振替にも対応しています。
クレジットカード決済や銀行振込が多い中、自動口座振替ができると便利だと思う人もいるのではないでしょうか。
自動口座振替は、初回のお支払いが終わってサービス利用中になると会員メニューから選択が可能になります。
支払い情報から自動口座振替登録・確認を行いましょう。
特徴4.電話サポートがある
またサポート体制に電話があるのは大きいポイントです。
困ったことがあってもメールしか問い合わせる方法がなく、解決せずモヤモヤした日を何日も過ごさなければならないのは苦痛です。
問題が発生した時点で電話ですぐ問い合わせが出来るのはメリットと言えるでしょう。
平日に限らず土日祝日も18時までカスタマーサービスセンターが開いているので、平日仕事で時間がとれないという方にも助かります。
特徴5.VPS・専用サーバーがある
VPS(仮想専用サーバー)があるため専用サーバーの自由度とクラウドの拡張性を高めることが出来ます。
複数台にも対応が可能です。
自分が使いたいツールをサーバーにインストールしたり、自分に都合のよいプログラミング言語をインストールが出来るようになります。
例えば、ワードプレスを使おうと思った際、プログラミング言語phpが動作する環境が必要になります。
phpのバージョンphp7を使うことでスピードアップが実現し、Webサイトが快適になります。
長い目でみた時パフォーマンスの良さは影響してきますし、月額585円から利用可能なので検討してみてはいかがでしょうか。
無駄な利用料を抑えるプランの選び方
続いてプランの選び方を見ていきましょう。
使用用途によって、ご自身に合うプランを見つけてみて下さい。
さくらインターネットのプランは6種類
さくらインターネットのプランは全部で6種類あります。
細かく分かれていますが、主な違いは容量と転送量、マルチドメインの数です。
ワードプレス初心者の方は、容量が100GBのスタンダードプランで十分でしょう。
【プラン別】こんな人におすすめ
料金プランが6つもあると、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ビジネスプラン以上は、法人向けとなっています。
それぞれのプランがどのような人に向いているのか見ていきましょう。
プラン1.ライト
まずライトプランは月額換算にするとたったの131円で利用ができ、年間一括支払いのみとなっています。
1年使っても1,571円と大変安価なプランです。
とは言え一日転送量が40GBと多く、アクセスが集中しても十分に対応が可能です。
初めて独自ドメイン付きウェブサイトを作ろうとお試し感覚で契約するのに向いていますが、MySQLがないため、ワードプレスやムーバブルタイプといったCMSを使うことは出来ません。
それらをお考えの場合は、1つ上のスタンダード以上のプランを契約しましょう。
プラン2.スタンダード
続いてスタンダードは、月額524円で利用ができるプランです。
容量も一気に100GBまで上がり十分な量で、このプランからPHPモジュールモードが付くためワードプレスなどのPHPアプリケーションを最大16倍に高速化して利用できます。
個人ユーザーのみならずSOHOユーザーにも選ばれ一番人気のプランです。
年払いにすると5,238円となり、約2ヶ月分安くなるのも魅力です。
プラン3.プレミアム
プレミアムプランでは、月額1,571円と一気に利用料が上がってきます。
こちらも年払いにすると約2ヶ月分安くなります。
プレミアムになると容量が200GBとスタンダードの倍になるため、写真や動画を使ったサイト運営をお考えの方にはこちらをおススメします。
さくらインターネットの特徴でもあり、メリットでもある転送量の高さは写真・動画を使ったサイトこそ大切なポイントになってきます。
しかし、料金で見ても転送量で見てもプレミアム程度のプランを検討する方は、xサーバーの方が賢明かもしれません。
今までxサーバーのx10プランは容量が200GBに対し転送量が70GB/日とさくらインターネットのかなり下でしたが、2020年2月に緩和されxサーバーも転送量が150GB/日と上回っているからです。
プラン4.ビジネス
ビジネス以上のプランになると個人での利用というよりは、法人で中小企業ほどの会社が利用すると使い勝手が良いプランです。
なぜならビジネスプランから管理者アカウントを複数作ることができるため、複数人でサイト更新をしていくような場合に有効です。
制作会社にサイトの運用をアウトソースする場合などにもおすすめと言えます。
プラン5.ビジネスプロ
ビジネスプランの上位は、ビジネスプロというサイトの安定性を重視したプランです。
WebサイトのIPアドレスが専有となるため、他ユーザーへのDoS攻撃の影響を受けにくくなります。
ビジネスまでのプランですとSSLが共用のみでしたが、ビジネスプロ以上のプランは独自SSLにも対応が可能になります。
法人で大企業ほどの会社が利用すると使い勝手が良いでしょう。
プラン6.マネージドサーバ
最上位のプランは、マネージドサーバというものです。
こちらも大企業ほどの会社におすすめのプランです。
サーバー丸ごと1台専有プランとなっており、CPUやメモリなどを独占でき、他のサーバー利用者の利用状況によるパフォーマンスへの影響も受けません。
容量は最大700GB、HDDプランとSSDプランに分かれています。
マネージドサーバプラン以外は、2週間の無料お試し期間が設定されているのですが、こちらのプランだけお試し期間がないのでご注意ください。
またさくらのレンタルサーバーはプラン変更が出来ません。
契約時に契約したプランから上位・下位へ変更したい場合は一度解約して再度契約しないといけない手間が発生します。
プラン選びは重要になってきますので気を付けましょう。
複数のワードプレスをインストールする方法
さくらサーバーで複数のワードプレスをインストールする方法は、独自ドメインをマルチドメインとして設定する必要があります。
コントロールパネルにログインし、サイドメニューのドメイン設定の中にある「ドメイン/SSL設定」を選択します。
対象のドメインの横にある「変更」をクリックしてください。
ドメイン使用の設定画面から「マルチドメインとして使用する」にチェックを入れ、マルチドメイン対象のフォルダにはサーバー内のワードプレスインストロールフォルダ名を入力します。
画面下の送信ボタンをクリックして設定を反映させると、該当ドメインのパスの項目に先ほど入力したワードプレスインストールフォルダ名が表示されているのを確認します。
続いてFTPなどでサーバーにアクセスし、コントロールパネルで入力した同じフォルダ名でワードプレスンストールフォルダを作成し、そのフォルダ内にワードプレスをインストールします。
これで独自ドメインで複数のワードプレスサイトも同じサーバー内で運用できるようになります。
ワードプレスをサクッと削除する手順
クイックインストールしたワードプレスを削除する方法も併せて頭に入れておきましょう。
サーバーコントロールパネルにログインし、左側のサイドメニュー中から「クイックインストール」を選択します。
「インストール済み一覧」から「ワードプレス」を選び、アンインストールを押します。
確認画面が出るので、アンインストールOKを押し、完了画面が出るまでお待ちください。
これでワードプレスのアンインストールが完了です。
使い方が分からないときに取るべきアクション
さくらインターネットに関して使い方が分からない時は、電話やメールで問い合わせることが可能です。
1番安価なライトプランから電話サポートが使えるのは良心的ですよね。
電話サポートは平日土日祝と18時まで窓口が開いています。
メールはいつでも送れるため、すぐにでも解決したいという場合は電話で問い合わせてみると良いでしょう。
【さくらインターネットのサポートサービス】
メールサポート:24時間365日受付
電話サポート:2020年3月2日以降休止中(2020年7月現在)
チャットサポート:平日10:00〜18:00
まとめ
さくらインターネットの特徴やプラン、ワードプレスのインストール手順をお話ししました。
xサーバーやmixhostのクイックインストールに比べると手順が多く、難しい印象を受けました。
途中でプラン変更が不可なのも不便と感じるかもしれません。
レンタルサーバー初心者やワードプレスは使用する予定がないという方など、「とにかく安くレンタルサーバーを試してみたい」という方には向いています。
ぜひ他のレンタルサーバーとも比較してみて下さい。