WordPress関連コラム  2020.9.15

ワードプレスで必要なサーバーとは?サーバー選びで押さえるべきポイント3つ!

「ワードプレスでサイトを作ってみよう!」と意気込んだものの、レンタルサーバーをどこにするかは迷ってしまいますよね。

サーバーについて知識がないことで選び方も分からずに立ち止まってしまう人は、実はたくさんいます。

この記事では、目的別におすすめのレンタルサーバーをご紹介

ブログやサイトを作る際にサーバー選びが大切な理由やサーバー選びのポイントもご紹介しているので、サーバーについて何も知らなくても大丈夫です。

自分に最適なサーバーを見つけて、サイトを作り上げましょう。

ワードプレスでサーバー選びが重要な理由


ワードプレスでサーバー選びが重要なのは、不適切なサーバーだとワードプレスが利用できないケースやサイトが表示されにくいケースがあるためです。

知識がなければ料金が安いサーバーを選んでしまいがちですが、料金以外にも気を配ってサーバー選びをしましょう

また、ワードプレスでサイトを作りたい人の中には、無料で利用できるサーバーを使おうと考えている人も多いかもしれません。

しかし、実はワードプレスの無料サーバーは長期的なサイト運営には向いていないことにも注意が必要です。

まずは無料サーバーがなぜ長期的なサイト運営には向いていないのかをご紹介します。

無料サーバーは長期的なサイト運営には向いていない

長期的にサイト運営をしていきたいなら、無料サーバーは不向きです。

維持費がかからないことが大きなメリットの無料サーバーですが、以下のようなデメリットもあるので注意しましょう。

  • 容量が小さい
  • 自動的に広告が入る
  • 独自ドメインが利用できない

無料サーバーは有料のサーバーに対して、機能や容量に制限がかけられていることが多いです。

記事や画像をアップロードしていると、容量不足になってしまうことがあります。

また、入って欲しくないところに広告が入って、せっかく作ったサイトが見づらくなってしまうこともあるので注意しましょう。

さらには、独自ドメインが利用できないので、自分好みのURLにすることができません。

以上の理由で、無料サーバーから有料サーバーに引越しするケースが多いです。

最初から長期運用を視野に入れているなら、制限の少ないサーバーを利用した方が引越しの必要がないので、後々楽になるでしょう。

ワードプレスのサーバー選びで押さえるポイントは3つだけ!


サーバーを選ぶ際、たくさんの情報がある中でどんなポイントをチェックして選べばいいのか難しいですよね。

実はワードプレスのサーバーを選ぶポイントは3つで大丈夫です!

  • データベースが利用できるサーバー
  • 回線が強くデータ転送量の制限基準が緩いサーバー
  • 手厚いサポートが受けられるサーバー

3つのポイントをしっかりチェックして、自分のサイトに最適なサーバーを見つけましょう。

ポイント1.データベースが利用できるサーバー

ポイント1つ目は、データベースが利用できるかどうかです。

具体的には、レンタルサーバーでよく利用されているデータベース管理システム「MySQL」が利用できるかを確認しましょう。

サービスによっては、データベースを複数利用することができるレンタルサーバーもあります。

データベースを複数利用できれば、今後は複数のサイトを運営することも可能です。

サイトをいくつか作る予定があるなら、MySQLを複数利用できるかもチェックしてみてください。

ポイント2.回線が強くデータ転送量の制限基準が緩いサーバー

ポイント2つ目は、回線が強く、データ転送量の制限基準が緩いサーバーを選ぶことです。

回線が弱いと、サイトの表示が遅くなったり動作が重くなったりします

サイトを開いた人は、ストレスに感じてしまうでしょう。

閲覧者にストレスなくサクサクサイトを見てもらうことは、サイトを作る上で欠かせないポイントです。

データ転送量の制限が厳しいとサーバーによっては追加料金が発生してしまうことも。

制限基準が緩いサーバーや追加料金が発生するかも注意して選びましょう。

ポイント3.手厚いサポートが受けられるサーバー

ワードプレスを使ったことがない人は、手厚いサポートが受けられるかチェックしましょう。

慣れないシステムを使うとき、プロでもサポートが必要なケースがあります。

初心者なら特に、何かあったときにすぐに聞くことができるなら安心して利用できますよね。

サポートの種類と特徴を表でご紹介します。

サポートの種類 内容 こんな人におすすめ
電話 ・電話で専門スタッフと直接会話してサポートを受けられる

・受付時間が決まっているケースが多い

・初めてワードプレスやレンタルサーバーを使う人

・メールやチャットなどの文章だけのやりとりでは不安な人

メール ・メールフォームから専門スタッフに問い合わせる

・24時間対応してもらえるケースもある

・文章で詳細に対応して欲しい人

・24時間いつでも対応して欲しい人

チャット ・チャットでリアルタイムにオペレーターとやりとりができる

・24時間対応してもらえるケースもある

・リアルタイムですぐに対応して欲しい人

・ちょっとした疑問を聞きたい人

自分に合ったサポートがサービス内容に入っているかも確認してみてください。

ケース別!ワードプレスを使うときにぴったりな3つのサーバー

なかなか自分でサーバーを選べない人のために、ケース別にぴったりのサーバー3つをご紹介します

ご紹介するのは以下の3つのサーバーです。

  • エックスサーバー
  • さくら
  • ロリポップ

まずは簡単に3つのサーバーの特徴をまとめたので見てみましょう。

サーバー名 特徴
エックスサーバー アクセスが多くても安定した回線がある
さくらのサーバ 試しやすい安さがある
ロリポップ サーバー管理が視覚的にわかりやすくて簡単にできる

自分のケースではどのサーバーが適切なのか確認してみましょう。

それぞれのサーバーのメリットや注意点などを1つずつ詳しくご紹介します。

アクセスが多くても安定させたいならエックスサーバー

(引用:レンタルサーバー エックスサーバー

アクセスが多くても安定させたいならエックスサーバーがおすすめです。

エックスサーバー公式サイトが発表している安定性を示す稼働率は99.99%以上!

ネットワークの速さを示すバックボーン回線帯域も総計1.39Tbpsとなっており、レンタルサーバーでこの数値は安定と速度に優れています。

通信速度も早く、安定と高速を求める人にはもってこいのサーバーです。

その他にも、次のような特徴があります。

  • 独自のSSLを無料で使える
  • 自動バックアップ機能が充実している
  • 24時間のメールサポートと平日昼間の電話サポートが受けられる

SSL化とは、サイトURLの最初を「http」から「https」に変更して通信を暗号化することです。

通信内容の盗聴や改ざんを防ぎ、閲覧者の不安を取り除けます。

また、自動バックアップや手動でのバックアップも簡単です。

24時間365日のメールサポートと、平日10時から18時までの電話サポートもあり、困ったときにすぐに相談できます。

エックスサーバーの口コミ

実際に使っている人の反応はどうなのか、エックスサーバーの口コミを見てみましょう。


Twitterでの口コミには、他サーバーより安定しているとの声が多かったです。

他のサーバーよりも料金が高いと感じる人が多いかもしれませんが、サーバーがダウンするリスクが少ないことは大きなメリットだと言えます。

エックスサーバーを利用する際の注意点

エックスサーバーには、注意したい点もいくつかあるのでご紹介します。

  • プラン変更がすぐにできない
  • 初期費用が他のサーバーより高くなりやすい

上位プランに変更する際は前月の1日〜20日までに申請が必要で、下位プランに変更する際は契約満了月の1日〜20日までに申請しなければなりません。

また、他のサーバーでは初期費用2,000円未満もあり、エックスサーバーの3,000円は高いと思う人も多いでしょう。

しかし、通信の安定性やサポート体制は大きな強みなので、サイト作りの目的に合わせて決めてください

エックスサーバーで最安値!X10プランの料金

最後に、エックスサーバーの料金を簡単に確認しておきましょう。

X10プランはエックスサーバーでワードプレスが使える最安値のプランです。

契約期間 初期費用 利用料金 合計
3ヶ月   3,000円 1,200円×3ヶ月 6,600円(税込7,260円)
6ヶ月   3,000円  1,200円×6ヶ月 9,600円(税込10,560円)
12ヶ月   3,000円  1,200円×12ヶ月 15,000円(税込16,500円)
24ヶ月   3,000円  1,200円×24ヶ月 25,800円(税込28,380円)
36ヶ月  3,000円  1,200円×36ヶ月 35,400円(税込38,940円)

複数サイト運営にも対応しているプランなので、初めてサーバーをレンタルする人にぴったりのプランです。

他にもX20、X30プランもありますので、気になる人は公式サイトのプラン表をご覧ください。

サーバー名 エックスサーバー
URL https://www.xserver.ne.jp/
メリット ・アクセスが多くても安定している
・手厚いサポートが受けられる
デメリット ・すぐにプラン変更ができない

試しに安くワードプレスを使ってみたいならさくら

さくらのレンタルサーバ

(引用:さくらのレンタルサーバ

安さが魅力のさくらレンタルサーバも試しやすいです。

月額524円のスタンダードプランから、ワードプレスが使えます。

さくらの最安プランは月額131円のライトプランですが、ワードプレスが使用できないので注意しましょう。

さくらには、その他にも次のような特徴があります。

  • 無料SSLが利用できる
  • 2週間無料でお試しできる
  • お試し期間中も電話サポートを無料で受けられる

無料でSSLが利用できるのは嬉しいメリットです。

2週間のお試し期間があるのも、サーバー選びで悩んでいるときには助かります。

無料期間中でも電話でのサポートを受けることが可能です。

さくらのレンタルサーバの口コミ

実際に使っている人の反応はどうなのか、エックスサーバーの口コミを見てみましょう。


Twitterのクチコミでも、安さに魅力を感じている人が多い印象でした。

気になる人は、まずは2週間の無料お試しを試してみてください。

さくらのレンタルサーバを利用する際の注意点

さくらのレンタルサーバには、注意したい点もいくつかあるのでご紹介します。

  • プラン変更ができない
  • 行事速度が遅いことがある
  • 管理画面が使いづらい

プラン変更ができないのが一番のデメリットです。

プランを変えようと思うと、一度解約して新しく契約し直して、設定も1から再度行う必要があります。

また、人によっては、表示速度が遅く感じやすく、管理画面が他サーバーと比べて使いにくく感じるかもしれません。

表示速度や管理画面については、無料のお試し期間を上手く使って判断しましょう。

さくらのレンタルサーバで最安値!スタンダードプランの料金

最後に、さくらのレンタルサーバの料金を簡単に確認しておきましょう。

スタンダードプランはさくらでワードプレスが使える最安値のプランです。

料金 初期費用 合計
月額:524円

年間一括:5,238円

1,048円 月支払い:1,572円

年間一括払い:6,286円

年間一括で支払う場合、月払いより1,050円お得です。

他のプランが気になる人は公式サイトのプランページをご覧ください。

 

サーバー名 さくらのレンタルサーバ
URL https://www.sakura.ne.jp/
メリット ・安くレンタルサーバーを使える
・お試し期間として2週間は無料で使える
デメリット ・途中でプラン変更ができない

サーバーの管理を簡単に行いたいならロリポップ

ロリポップ

(引用:ロリポップ!レンタルサーバー

ロリポップは、ワードプレスが60秒でインストールできるレンタルサーバーです。

サーバー初心者でも簡単にスタートできるのが大きな特徴。

その他にも、次のような特徴があります。

  • 10日間のお試し期間がある
  • 上位プランへの移行が自由
  • 他サーバーからの引越しが簡単

10日間のお試し期間があるので、気になったら試しやすくなっています。

10日間使ってみて、表示速度や使いやすさなどが満足できそうか考えてみてください。

上位プランへの移行がすぐにできることも大きなメリットです。

他社のサーバーは、即時変更できないことも多いですが、ロリポップでは入金確認ができたらすぐ変更後のプランが適用されます

他サーバーからの引越しもとても簡単で、必要事項を入力して数ステップで引越しが完了です。

ロリポップの口コミ

実際に使っている人の反応はどうなのか、ロリポップの口コミを見てみましょう。


Twitterの口コミでは、安くて使いやすいとの声が多かったです。

10日間のお試し期間もあるので、実際にサーバーを使ってみて決めることができるのもメリットです。

ロリポップを利用する際の注意点

ロリポップには、注意したい点もいくつかあるのでご紹介します。

  • バックアップ機能が有料になっている
  • ライトプランへ電話サポートを受けられない
  • ライトプランでは複数サイト運営はできない

ロリポップはバックアップ機能が有料で、月額300円が必要です。

また、ワードプレスが利用できる最安値のライトプランでは、電話サポートを受けることができません。

ライトプランではデータベースが1つだけなので、複数サイトの運営はできない点にも要注意。

ただし、最初はライトプランで試して、複数サイトを持ちたくなったらプラン変更も可能なので安心してください。

ロリポップで最安値!ライトプランの料金

最後に、ロリポップのレンタルサーバーの料金を簡単に確認しておきましょう。

ライトプランはロリポップでワードプレスが使える最安値のプランです。

 

契約期間 初期費用 利用料金 合計
1ヶ月 1,500円 300円×1ヶ月 1,800円
3ヶ月 1,500円 300円×3ヶ月 2,400円
6ヶ月  1,500円 250円×6ヶ月 3,000円
12ヶ月 1,500円 250円×12ヶ月 4,500円
24ヶ月 1,500円 250円×24ヶ月 7,500円
36ヶ月 1,500円 250円×36ヶ月 10,500円

前述したように、ライトプランでは電話でのサポートが受けられなかったり、複数サイトの運営はできません

他のプランが気になった人は公式サイトのプラン一覧から比較してみてください。

 

サーバー名 ロリポップ
URL https://lolipop.jp/
メリット ・サーバー管理が簡単にできる
・プラン変更ができる
デメリット ・バックアップ機能が有料である

ワードプレスはサーバー引っ越しも可能!簡単な方法は?

気になるサーバーがあったら、まずは一度契約してみましょう。

もし「違うサーバーに引っ越したい!」と思えば、実は簡単に引越しできるんです。

今回は2つの引越し方法をご紹介します。

引越し方法①引越し先のサーバーのサービスを使って引越しする

まず1つ目は、引越し先の簡単にサーバー引越しができる機能を使う方法です。

今回ご紹介したサーバーでは、エックスサーバー (ワードプレス簡単移行)と、ロリポップ(WordPress簡単引越し)で使えます。

移行方法も必要事項を入力するだけなので、面倒な手続きはありません。

上記の2社のサーバーに引っ越しする際はぜひ利用してみましょう。

引越し方法②ワードプレスのプラグインを使って引越しする

All-in-One WP Migration

(引用:All-in-One WP Migration – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

2つ目は、ワードプレスのプラグインを使った引っ越し方法をご紹介します。

サーバーを引っ越しするプラグインのおすすめは、「All-in-One WP Migration」です。

プラグインとは、ワードプレスに追加できる機能のことで、プラグインを導入するとワードプレスだけではできなかった機能を使うことができます。

手順も数ステップなので、初めてワードプレスの引越しをする人でも簡単です。

引越し先のサーバーに簡単に引越しができるサービスがないケースでは、プラグインを使って引越ししてみましょう。

まとめ

ワードプレスのサーバーを選ぶには、3つのポイントがあります。

データベース利用可で、データ転送量が多く、サポート体制が充実しているサーバーを選ぶと良いでしょう。

サーバーによって金額はもちろん、プラン内容も様々です。

自分に合った機能やプラン内容のサーバーを選んで快適なサイト運営をしてください。

引っ越しも簡単にできるので、迷ったら気になるものから利用して大丈夫です。