ワードプレスにログインできないときの8つの原因と解決策とは
今まで普通に使えていたワードプレスにログインができないと、コンテンツの追加やデザイン変更ができなくなってしまいます。
今回は、ログイン方法とログインできない原因・解決策を解説!
8つの原因を挙げているので、いくつか解決策を試すことでログインできるようになるはずです。
ワードプレスの管理画面に正常にログインし、コンテンツを作っていきましょう。
目次
ワードプレスの管理画面にログインする方法
まずは、ワードプレスの管理画面にログインする方法を確認しましょう。
ワードプレスのログインページは、以下のアドレスとなります。
http://○○○○○.com/wp-login.php
○○○○○.comには、ご自身のサイトに使っているドメインを入れましょう。
管理画面URL(http://○○○○○.com/wp-admin/)に接続してもログインできますが、稀に正常にログインできないことがあります。
そのため、ログインはhttp://○○○○○.com/wp-login.phpからするようにブックマークを付けておきましょう。
ログインページに接続したら、ワードプレスを導入したときに使ったID(メールアドレスorユーザー名)とパスワードを入力します。
管理画面(ダッシュボード)に繋がったら、正常にログインできている証拠です。
初心者にありがちなワードプレスのログインに関する間違い
ワードプレスのログイン画面のアドレスが分からなくて検索をすると、間違ったアドレスにたどり着くことがあります。
というのも、「ワードプレス ログイン画面」でリサーチすると、WordPress.comのログイン画面が検索結果として出てくるからです。
しかし、WordPress.comからログインしても、ワードプレスにログインできません。
WordPress.comとは、はてなブログやアメーバブログのような無料ブログサービスのことです。
一方、私たちがワードプレスと呼んでいるサービスは、サイト構築に使うソフトウェアのことを指します。
そのため、WordPress.comのログイン画面からはメールアドレスとパスワードを入力してもログインできません。
ワードプレスのことをよく理解していなければありがちな間違いなので、注意しましょう。
ワードプレスの管理画面にログインできない原因と解決策
ちゃんと手順通りにログインをしようとしてもワードプレスにログインできないことがあります。
何度もトライしてログインできなければ、焦ってしまうかもしれません。
ワードプレスにログインできない原因は、主に以下の8つが考えられます。
- IDとパスワードを忘れた
- クッキーの影響がある
- 管理画面のURLでログインしていた
- ログインのURLを変えていた
- Not Foundが表示される
- プラグインの影響が出ている
- ワードプレステーマの影響が出ている
- .htaccessの記述ミスがあった
解決策も提示しているので、しっかり確認していきましょう。
原因1.IDとパスワードを忘れた
IDとパスワードを忘れてしまった場合、ログインできなくなります。
IDとパスワードの両方を忘れてしまってもログインできるので、安心してください。
①IDを忘れたとき
IDを忘れた場合は、MySQL(マイエスキューエル)データベースからチェックできます。
MySQLデータベースとは、レンタルサーバーで使われているデータベース管理システムのことです。
MySQLデータベースへログインする方法は、借りているサーバーによって異なります。
今回は、多くの人に使われているエックスサーバーでMySQLデータベースへログインする方法を確認しましょう。
- エックスサーバーのアカウントにサインイン
- サーバーパネルにログイン
- 「phpmyadmin(MySQL○.○)」を選び、ログイン
- MySQLデータベースを開く
- wp_users→user_loginを選択
user_loginの項目の下にワードプレスのIDが記載されているのでチェックしましょう。
②パスワードを忘れたとき
IDが判明したら、ログイン画面に接続しましょう。
パスワードを忘れてしまっても、以下の手続きでパスワードをリセットできます。
- ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」を選択
- メールアドレスまたはIDを入力し、「新しいパスワードを取得」を選択
- 「パスワードのリセット」に関するメールを受信
- メールないに記載されたパスワードリセットのためのURLを選択
- 新しくパスワードを設定し直し、「パスワードをリセット」を選択
- 「ログイン」を選び、新しいパスワードでログイン
ログインに成功すると、管理画面に接続できます。
原因2.クッキーの影響がある
ブラウザのクッキー(Cookie)が影響して、正常にログインできないことがあります。
クッキーとは、一度訪問したサイトの閲覧情報を保存したり、サーバーに対して訪問履歴を残す機能のことです。
クッキーによって情報が残されることで、ワードプレスに影響を及ぼすことがあります。
そのため、ブラウザのクッキーを削除すればログインできるようになるのです。
ただし、クッキーを削除することで自動保存していたID・パスワードの情報が消えてしまったり、サイト表示が少し遅くなる可能性があります。
このようなリスクを知った上で、クッキーの削除を行って下さい。
今回は、よく使われるGoogle Chrome・Internet Explore・Safariでクッキーを削除する方法を確認しましょう。
①Google Chromeでクッキーを削除する方法
Google Chromeでクッキーを削除する方法は、以下の通りです。
- Google Chromeを起動し、右上にあるツールメニュー(3つの点)から「設定」を選択
- ページ下部にある「詳細設定を表示」を選択
- 「閲覧履歴データの削除」を選択
- 「Cookieなどのサイトデータやプラグインデータ」にチェック
- 「閲覧履歴データを削除する」を選択
以上で、Google Chromeのクッキーのデータを削除できました。
もう一度ワードプレスのログイン画面からログインしましょう。
②Internet Exploreでクッキーを削除する方法
Internet Exploreでクッキーを削除する方法は、以下の通りです。
- Internet Exploreを起動し、右上にあるツールメニュー(歯車マーク)を開く
- 「セーフティ」→「閲覧履歴の削除」の順番に選択
- 「クッキーとWEBサイトデータ」にチェックを入れて「削除」を選択
- 「選択した閲覧履歴が削除されました」と表示されたら完了
以上で、Internet Exploreのクッキーのデータを削除できました。
もう一度ワードプレスのログイン画面からログインを試してみて下さい。
③Safariでクッキーを削除する方法
Safariでクッキーを削除する方法は、以下の通りです。
- Safariを起動し、左上のツールバーから「Safari」を選択
- 「環境設定」→「プライバシー」→「Webサイトデータを管理」の順に選択
- 削除したいクッキーを選択して「削除」、もしくは「すべてを削除」を選択
- 「完了」を押す
以上で、Safariのクッキーのデータを削除できました。
もう一度ワードプレスのログイン画面からログインを試してみて下さい。
原因3.管理画面のURLでログインしていた
管理画面(ダッシュボード)からだと、正しいIDとパスワードを入れてもログインできないことがあります。
アドレスが以下のURLになっていないかチェックしましょう。
http://○○○○○.com/wp-admin/
もし、このURLからログインができないのであれば、以下のURLから接続してみて下さい。
http://○○○○○.com/wp-login.php
もう一度、正しいIDとパスワードを入力すれば正常にログインできます。
原因4.ログインのURLを変えていた
プラグインを利用してログイン画面のURLを変えたにも関わらず、URLを忘れてしまうとログインできなくなります。
この場合、一度プラグインを一時的に停止しましょう。
プラグインの停止するには、FTPクライアントを使います。
手順は以下の通りです。
- FTPクライアントから「wp-content」フォルダを開く
- 「plugins」のフォルダの名前を変更する(元の名前から変わっていれば何でもOK)
これで一時的にプラグインが無効化されているため、通常のログイン画面に接続してみましょう。
ログインできたらプラグインのフォルダ名を元に戻し、管理画面から正しいログインURLを確認します。
必ずURLのメモをとり、ブックマークしておくようにしましょう。
原因5.Not Foundが表示される
ログイン画面に接続すると、「Not Found」というエラーが表示されることがあります。
エラーの原因は、ワードプレスの設定でWordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)に同じ文字列を入れたことです。
この場合、FTPクライアントかレンタルサーバーから解決することができます。
①FTPクライアントを使って解決する方法
FTPクライアントというファイル転送用ソフトウェアがあるなら、これを使って解決しましょう。
FTPクライアントを使えば、手元のパソコンとレンタルサーバーの間でファイルの送受信ができるようになります。
手続きは、以下の通りです。
- wp-config.phpファイルをレンタルサーバーからパソコンへダウンロード
- wp-config.phpファイルのコピーを保存し、バックアップを取っておく
- テキストエディターで開いて、一番最後に『define(‘RELOCATE; true);』と記入して保存
- 上書き保存したwp-config.phpファイルをレンタルサーバーにアップロード
ここまで作業ができると、エラーは完了しているはずです。
ログイン画面へ接続してログインしましょう。
②レンタルサーバーにログインして解決する方法
レンタルサーバーにログインして解決することも可能です。
今回は、ワードプレスでよく使われているエックスサーバー を例に手順を説明します。
手順は、以下の通りです。
- エックスサーバー のログイン画面から「ファイルマネージャ」タブを選び、ログイン
- WebFTPファイルのファイル名から、該当のドメイン名を選択
- 「public.html」→「wp-config.php」を選択してファイルをダウンロード
- wp-config.phpをコピーしてバックアップとして保存
- wp-config.phpをテキストエディターで開いて、一番最後に『define(‘RELOCATE; true);』と記入して保存
- 上書き保存したwp-config.phpファイルをレンタルサーバーにアップロード
ここまで作業ができると、エラーは完了しているはずです。
ログイン画面に接続して、IDとパスワードを入力してログインしましょう。
原因6.プラグインの影響が出ている
プラグインをインストールした後から管理画面に接続できなくなったなら、プラグインが原因となっています。
この場合、サーバー上のプラグインファイルの名前を変更してプラグインを無効にするとログインができるようになります。
プラグインを無効化するためには、FTPクライアントを使いましょう。
手順は以下の通りです。
- FTPクライアントから「wp-content」フォルダを開く
- 「plugins」のフォルダの名前を変更する(元の名前から変わっていれば何でもOK)
ここまで作業できたら、再度ログイン画面に接続しましょう。
ログインができるようになっていれば、プラグインの影響によってエラーが出ていたことになります。
このままだとプラグインは無効になったままなので、直近にインストールしたプラグインだけを削除し、プラグインのフォルダ名を「plugins」に戻しましょう。
原因7.ワードプレステーマの影響が出ている
インストールしたワードプレステーマ によって、ログインができないことがあります。
この場合、サーバー上のテーマフォルダの名前を変更してワードプレステーマを無効にするとログインができるようになります。
ワードプレステーマ を無効化するためには、FTPクライアントを使いましょう。
手順は、以下の通りです。
- FTPクライアントから「wp-content」フォルダを開く
- 「themes」の中から該当のフォルダの名前を変更する(元の名前から変わっていれば何でもOK)
作業が完了したら、再度ログイン画面に接続しましょう。
ログインができたら、別のワードプレステーマ に変更しなければなりません。
原因8.「.htaccess」の記述ミスがあった
.htaccessファイルを編集したあとでログインできなくなってしまったのであれば、記述ミスが原因かもしれません。
以下のようなエラーが表示されているのであれば、記述ミスの可能性が高いです。
- Internal Server Error
- 500エラー
- サーバーの内部エラー
.htaccessファイルの記述ミスが疑われるのであれば、まずは.htaccessを開いて記述内容をチェックしましょう。
不要な空行やスペース、コード違いなどがないかを探します。
ミスが見つからなければ、.htaccessのパーミッションを疑いましょう。
.htaccessの推奨パーミッションである644になっているかをチェックします。
変更した覚えがなくても別の操作によって.htaccessのパーミッションが変わっていることも考えられます。
パーミッションを644に戻して、再度確認してみて下さい。
それでもログインのエラーが継続するようであれば、一度.htaccessファイルをバックアップデータに戻しましょう。
バックアップデータに戻して正常にログインできるのであれば、どこか記述ミスがあるはずです。
再度記述し直し、間違いがないか十分にチェックした上でアップロードをするようにしましょう。
まとめ
ワードプレスにログインできないときは、紹介した8つの解決策のいずれかで解決できます。
何か編集をしたりインストールした心当たりがないか思い出してみて下さい。
思い当たる原因に沿って解決策を実行すれば、必ずログインできるようになりますよ!
ログインできたら、さっそくサイト作り・コンテンツ作りを進めましょう。