すぐできる!ワードプレスの改行方法|読みやすい文章を書くには?
ワードプレスで記事を書き始めたは良いものの、改行が上手くいかず困っていませんか?
「ワードプレスの改行が上手くできない」「いくつかある方法の中から1番簡単にできる方法を知りたい」という方もいるでしょう。
今回は、ワードプレスの改行について分かりやすくご説明したいと思います。
初心者でも簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
目次
すぐできる!ワードプレスで改行をする方法
ワードプレスで記事を作成する場合、読みやすく分かりやすい文章にするためにほとんどの人が改行をするでしょう。
ユーザー目線で作られた読みやすい記事は、グーグルから高く評価されますしSEO的な評価にも繋がります。
ここでは、段落を分けたい場合と改行だけをしたい時それぞれの方法をご紹介します。
ワードプレスにはGutenberg(新エディタ)とClassic Editor(旧エディタ)の2種類の編集タイプがあり、Classic Efitorの中にはビジュアルエディタとテキストエディタがあります。
つまり、ワードプレスの改行の方法には3パターンがあるということです。
エディタごとに改行の仕方が異なるので注意が必要です。
お使いの編集タイプを確認し、実践してみてください。
段落を分けたいとき
まずは、文章を段落に分けたい場合の改行方法を紹介します。
段落に分けるとこのようになります。
それでは、Gutenberg(新エディタ)とビジュアルエディタ、テキストエディタそれぞれの改行方法を見ていきましょう。
Gutenberg(新エディタ)の場合
Gtenbergの場合、段落ごとにブロックで分かれていきます。
まず、段落を分けたい場所にカーソルを移動します。
同じ場所で「Enter」キーを押します。
ブロックが2つに分かれていればOKです。
また、Gtenbergでは段落の間の余白の幅を自由にカスタマイズすることができます。
方法は、まず「ブロックの追加」のボタンを押し、レイアウト要素の中の「スペーサー」を押します。
空白のブロックが出てくるので、そのままにして文章を入力すると段落の間に余白ができます。
右側の【余白の設定・ピクセル値の高さ】の数字を変えることで、余白の幅も変わります。
Classic Editor(旧エディタ)ビジュアルエディタの場合
次に、Classic Editor(旧エディタ)のビジュアルエディタで段落を分けて改行をする方法です。
段落を分けたい場所にカーソルを移動し、「Enter」キーを押します。
「Enter」キーを押した後、行間が広く開けられていればOKです。
Classic Editor(旧エディタ)テキストエディタの場合
テキストエディタで段落を分けて改行してみます。
まず文章の始めに<p>を入力します。
そして、段落を分けたい場所で</p>を入力します。
ビジュアルエディタに切り替えてみると、このように段落に分かれます。
つまり段落に分けて改行する場合は、<p>のタグで囲まれていればOKというわけです。
このように、エディタごとに段落を分けて改行する方法が違います。
普段使っているエディタに合わせて使いやすい方を選んでみてください。
改行だけしたいとき
次に、改行だけしたい場合の方法です。
段落に分けるような区切りでもないというときに使えます。
改行だけするとこのようになります。
Gutenberg(新エディタ)とビジュアルエディタ、テキストエディタでの改行方法をそれぞれ見ていきましょう。
Gutenberg(新エディタ)の場合
改行したい場所にカーソルを移動します。
「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを押します。
改行だけの場合は、1つのブロック内での改行になるのでブロックは増えません。
Classic Editor(旧エディタ)ビジュアルエディタの場合
続いて、Classic Editor(旧エディタ)のビジュアルエディタで改行する場合です。
改行をしたい場所にカーソルを移動し「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを押します。
これでビジュアルエディタでの改行が完了です。
Classic Editor(旧エディタ)テキストエディタの場合
テキストエディタでの改行方法です。
まず改行をしたい場所にカーソルを移動し、<br>を入力します。
改行ができているかビジュアルエディタでも確認してみてください。
ワードプレスのタイトルを改行する方法
記事のタイトルが長くなってしまった時、見やすさにこだわるなら改行するのもありです。
簡単な操作で改行ができてしまいますので、ぜひやってみてください。
改行したい場所にカーソルを合わせ、改行コード「br」を入れます。
プレビュー画面で確認し、改行がされていればOKです。
改行が反映されないときどうしたらいい?
「これまでの改行方法を試しても、なぜか改行が反映されない」「書いたはずのタグがなぜか消えてしまう」そんな時は、ワードプレスの「自動整形」機能が原因の場合もあります。
ワードプレスの自動整形機能を無効にするには、「TinyMCE Advanced」というプラグインをインストールして設定するのがおすすめです。
まずは、以下の手順で設定を行ってみてください。
プラグインから「TinyMCE Advanced」を検索し、「今すぐインストール」を押し、インストールされたら「有効化」を押します。
設定に「TinyMCE Advanced」が出てくるので、クリックして開けてください。。
上級者向け設定の「クラシックブロックとクラシックエディター内のパラグラフタグを保持」にチェックを入れます。
これで、自動整形機能が無効になります。
段落と改行の違いは何?
ワードプレスで記事を書いていると、段落で分けた方が良いのか改行ですませたら良いのか迷うときもあります。
どのような場合に段落にすれば良いのか、段落と改行それぞれの違いについて解説していきます。
改行の目安は約30文字
改行とは、文章の一区切りで行を下げることを言います。
「。」を区切りとして、新しい行に文章を書き進めることです。
一般的には以下の場合に使われることが多いです。
主張が変わる時
文章のリズムを変えたい時
シーンが変わる時
会話文を挿入する時
改行の目安は約30字程度と言われています。
しかしこれはあくまでも目安で、文章の途中なのに30文字に達したからぶつ切りにして改行、というのは逆に読みにくくなってしまいます。
改行に厳密なルールはなく、基本的には書き手が決めたルールに従って改行を入れていけばOKです。
段落は3〜4行で1区切り
段落とは、文章を大きなまとまりで区切ることを言います。
段落は、だいたい多くても3~4行で1区切りにすると良いでしょう。
一般的には以下の場合に使われることが多いです。
1つのテーマを完結させたい時
主張が変わる時
文章の内容を変えたい時
1段落の字数は、180字〜240字くらいが目安。
もし1000字の文章を書く場合、1段落の平均文字数が200字なので5段落の構成になるというわけです。
しかし段落も改行と同様で、ルールにこだわりすぎると逆に伝わりにくい文章になりかねません。
適材適所で使い分けるのが良いでしょう。
改行と段落を使い分ける3つのポイント
では実際に文章を書く時、改行と段落をどのように使い分けたら良いのでしょうか?
使い分ける際のポイントは主に3つです。
- 媒体のジャンルごとに最適化する
- 視認性を意識する
- 意味を取りやすくする
改行と段落の使い分けに迷ったときには、ぜひ参考にしてみてください。
使い分け1.媒体のジャンルごとに最適化する
文章は読まれることでその価値を発揮します。
つまり、読まれるための文章を作らなければ意味がありません。
そのためには媒体のジャンルごとに適切な見せ方をすることが大切です。
論文やレポートなど少し堅い文章の場合には、改行は少なくていいでしょう。
一方でWebや初心者向けのビジネス書であれば、改行や段落は多めの方が好まれます。
使い分け2.視認性を意識する
視認性とは、目で見たときの確認のしやすさです。
全体の文字バランスを見つつ、視認性を考慮して段落と改行を使い分けましょう。
例を上げると、まったく改行がない文章は全体が黒っぽく見え、読む気が無くなりますよね。
逆に改行が多すぎる文章はなんだか白っぽく見え、稚拙な印象を与えてしまいます。
文章のバランスを見ることは何よりも大切です。
使い分け3.意味を取りやすくする
意味の取りやすさとは、文章の前後関係を明らかにすることです。
前後関係がバラバラだと文章の内容そのものが理解されなくなり、結果的にユーザーがサイトから離脱してしまいます。
そうならないために、改行や段落を使いましょう。
文章の中で明確に話題を変えたい時には、段落を使うことをおすすめします。
ワードプレスの文章を読みやすくする6つのポイント
いくら分かりやすい文章を書いても、読みづらい文章だとユーザーはサイトから離脱してしまいます。
そこで、ワードプレスの文章を読みやすくするポイントを6つご紹介していきます。
- 読みやすい文字サイズ・フォントにする
- 読みやすい文字数3,000〜4,000字でまとめる
- 漢字とひらがなのバランスを意識する
- 「。」で改行する
- 1文は簡潔に短くする
- スマホ画面の大きさでチェックする
ユーザーが満足できるような、読みやすさにこだわった記事を書いてみてくださいね。
ポイント1.読みやすい文字サイズ・フォントにする
好みの文字サイズやフォントを使用するのも良いですが、読みやすさにこだわるなら適切なサイズを意識してみましょう。
Webサイトでは、一般的に12px~18pxほどの文字サイズが良いと言われています。
小さすぎず大きすぎない文字サイズは、ユーザー視点で見ても読みやすく内容が理解しやすいことになります。
グーグルからの評価も高くなりますので、SEOを意識するなら積極的に取り入れて損はないですよ。
次にフォントについてですが、初期設定のフォントが「読みにくいな…」と感じる場合は変更してみましょう。
一般的によく使われているのが、メイリオとヒラギノ角ゴシックです。
この二つはよく目にするので親しみがあり、ユーザーとしても違和感なく記事を読むことができますのでおすすめです。
ポイント2.読みやすい文字数3,000〜4,000字でまとめる
読みやすい文字数についても意識しておくと良いでしょう。
何が何でも最低3000字を書かなければいけないというわけではありませんが、間延びせず情報量がちょうどいいのは3,000〜4,000字程度です。
ただし大前提としては、短い文章で読者の目的を達成するのが理想的です。
だらだらと必要のない文章が続くのでは、全く意味がありません。
ユーザーが必要な情報を網羅しつつ、ちょうどいいボリュームに調整するよう心がけましょう。
ポイント3.漢字とひらがなのバランスを意識する
文章の読みやすさを大きく左右する要素のひとつが、漢字・ひらがなの比率です。
漢字の多い文章は読みにくく、ユーザーにとっても読み進める上でストレスになりかねません。
理想的な漢字とひらがなのバランスは、漢字2:ひらがな7:カタカナ1です。
しかし比率を意識しすぎると、筆が進まなくなってしまったり何が伝えたいのか分からなくなることもあります。
そんな方は、最低限意識すると良いことをまとめましたので、参考にしながら実践してみてください。
- 名詞と動詞以外はなるべくひらがなにする
- 漢字はなるべく4文字以上連続させない
- 一文をなるべく50文字以下に短く
上記3点を意識して文章を書くことで、読みやすさ・分かりやすさが格段に上がるでしょう。
ポイント4.「。」で改行する
この記事をご覧頂いたら分かるのですが、「。」ごとに改行しています。
「。」は一つの文章を一区切りする役割を持っており、次の文章とのメリハリをつけることができます。
もし「。」の後に改行せずそのまま文章を繋げてしまうと、文字がずらりと連なった状態になり「読みづらい」と感じてしまうでしょう。
ユーザーがスラスラと文章を読めるように、「。」で改行することをおすすめします。
ポイント5.1文は簡潔に短く
より多くの情報を伝えたい書き手としては、あれもこれもと書き連ねてしまいがちです。
その結果1文が長くなり、読みづらい文章になってしまいします。
読みやすさを第一に考えるなら、1文は簡潔に短く書くことが大切です。
どうしても説明が長くなりそうな時は、「例え」「言い換え」「図表」「イラスト」などを使うとユーザーの理解を促進できます。
あとは、繰り返し文章を書いて練習を続けることです。
「習うより慣れろ」ですので、たくさん書いて簡潔に伝える力を鍛えていきましょう。
ポイント6.スマホ画面の大きさでチェックする
ワードプレスで記事を書いた時、パソコン画面だけでなくスマホ画面でも見え方をチェックしていますか?
パソコン画面での見え方とスマホ画面での見え方では、大きな違いがあります。
画面の大きさが全く違うので、当然です。
パソコン画面では綺麗に見えていてもスマホ画面だとなんだかごちゃごちゃしている、ということはよくあります。
ユーザーのほとんどはスマホで記事を見ることになるので、スマホの見やすさを優先すると良いです。
ワードプレスで入稿作業をする時は、パソコンとスマホ両方の見え方をチェックしましょう。
まとめ
ワードプレスでの記事作成は慣れるまでが大変ですが、使いこなすほどに目に見えて記事の質が良くなります。
今回ご紹介した改行や段落の入れ方はもちろん、ワードプレスの文章を読みやすくする手段は数多くあります。
大切なのは、ユーザー目線で読みやすく分かりやすい文章を心がけることです。
ぜひ目の前にいる読者を想像しながら、記事を書いてみてください。