ワードプレスを簡単に非公開にする方法!戻し方や検索されない方法も伝授
ワードプレスでサイト運営をしていると、一時的に非公開にしたくなる時がありますよね。
例えば、アップした記事の内容に修正が必要な時や、エラーが表示され解決するのに時間がかかりそうな時などです。
また、公開をやめたいけど、記事として残しておきたい時なども非公開にする方法を覚えておくと便利ですね。
ここでは、ワードプレスのサイト全体や一部の記事を非表示にする方法をご紹介します。
また、非表示にするメリットや非表示にしたのに表示されてしまう場合の対処など、知っておいて損はない内容もお伝えしていきます。
安心してサイト運営ができるよう、非表示の知識を増やしていきましょう。
目次
ワードプレスのサイトを非公開にする方法
まず、ワードプレスのサイト全体を非公開にする方法からお話していきます。
読者がサイトを閲覧できないようにするには、非公開にするしか方法はありません。
一旦非公開にしてゆっくりデザインを変えたい場合や記事の精査をしたい場合に、サイト自体を非公開にすると良いですね。
サイトを非公開にするために覚えておきたい方法は2種類あります。
- プラグインを使って非公開にする
- Basic認証で非公開にする
それぞれどのような手順で進めていくのかみていきましょう。
方法1.プラグインを使って非公開にする
まずは、プラグインを使って非公開にする方法です。
ワードプレスのサイトごと非公開にできるプラグインは複数あります。
ここで紹介するのは、WP Maintenance Modeというプラグインです。
ワードプレスメンテナンスモードとは、まさしく非表示にするためのプラグインと分かりやすい名前ですね。
プラグインを入れるには、プラグインのタグから新規追加を選択し、検索をかけます。
インストールボタンをクリックし、完了したらプラグインを有効化にしましょう。
WP Maintenance Modeのメンテナンスモードを有効にすると、サイト全体を非表示にできます。
このプラグインの特徴としては、一言文字を入れられることです。
サイトが非表示になってしまったら、読者はなぜ見れなくなったのだろう?と疑問に思います。
定期的に読んでくれている人であれば、不安にもなるでしょう。
手入力できる一文に「ただいまメンテナンス中です」や「〇〇日に再開予定です」などが表示されれば、とても親切ですよね。
読者離れが不安な方は、WP Maintenance Modeのプラグインをおすすめします。
方法2.Basic認証で非公開にする
続いてBasic認証で非公開にする方法です。
Basic認証とは、ウェブサイト上で利用できる認証システムです。
Basic認証がかかっているページにアクセスしようとすると、ユーザーIDとパスワードを入力する画面になるため、一般の読者がアクセスすることができなくなります。
Basic認証を設定する方法はいくつかあるのですが、一番簡単な方法はサーバーの管理画面から設定する方法です。
お使いのサーバーによって設定が異なることもありますが、ほとんどのサーバーでは管理画面から設定が可能です。
管理画面へアクセスしたら、Basic認証設定ページに進みます。
必要事項を入力・選択し、設定を完了しましょう。
レンタルサーバーもBasic認証ができるところが多いので、管理画面を覗いて確認してみてください。
ワードプレスの記事を非公開にする方法
ワードプレスで特定の記事だけを非公開にする方法も覚えておくと便利です。
例えば、批判するようなコメントがきて、非公開にせざるを得ない場合もあるでしょう。
そんな時はワードプレスの編集機能を使って、簡単に特定の記事だけを非公開にすることができます。
記事ページの右側をみてみると、公開状況が分かります。
ステータスのところに公開となっていれば、正常に公開されている証拠です。
非表示にしたいのであれば、ステータスの下にある表示状態というところを編集します。
青文字で公開と書かれているところを押すと、公開・パスワード保護・非公開を選ぶ画面になります。
非公開にチェックをいれOKボタンを押しましょう。
これだけでその記事の表示がされなくなります。
非公開の記事を公開するには?
非公開の記事を公開するには、非公開にする方法の反対を行えばできます。
記事ページの右側の公開状況が非公開になっていますね。
ステータスの下にある公開状態の「編集」を押し、公開にチェックをいれてOKボタンを押しましょう。
これで非公開だった記事が公開に変わり、誰でも見られる状態になります。
ワードプレスのサイトや記事を非公開にするメリット
ここであらためて、ワードプレスを非公開にするメリットを押さえておきましょう。
主にワードプレスを非公開にしたい時というのは、記事に間違いがあったり、内容に更新があった場合です。
間違った内容を載せ続けてしまうと、サイトの信憑性がさがり、読者離れにも繋がります。
コメント機能をつけている場合は、批判のコメントが来るかもしれません。
「修正している過程も読者に見られているのでは…」と思うと、気持ちが焦り質の高い記事はかけないものです。
非公開にすることで落ち着いて修正できるのが、最大のメリットといえます。
また一旦さげた記事をタイミングをみて公開しようと思う場合にも、非公開にしておくとワンクリックで元に戻せるメリットがあります。
修正に手間取ってしばらく非公開にしておくと、「せっかくついた読者が離れてしまうのでは…」と不安になる時は、WP Maintenance Modeのプラグインを使いましょう。
一文のメッセージを入れ活用すると良いですね。
非公開と下書きの違いってなに?
非公開と下書きの違いついても触れておきましょう。
非公開と下書きの意味合いは、以下です。
非公開 | 下書き |
---|---|
承認を得ている | 承認を得ていない |
読者に表示されない | 読者に表示されない |
非公開は承認を得ていながらあえて非公開にしている状態、下書きはまだ承認を得ていないため読者には表示がされません。
例えばサイト運営を1人ではなく、複数の人で行っている場合公開の権限は管理者にあります。
記事を書く人は下書きの状態で管理者に提出し、OKがでれば公開という流れになるでしょう。
このように、非公開は一旦公開されたものを表示されないようにし、下書きは未完成のものを言います。
記事を一括で非公開にするには?
複数の記事を非公開にしたいけど、「サイト全体を非公開にしたいわけではない…」という場合もありますよね。
そんな時は、複数の記事を一括で非公開にする方法を覚えておくと便利です。
それでは、記事を一括で非公開にする方法をみていきましょう。
記事を一括で非公開にする方法
まず投稿一覧画面にいき、タイトルの横にあるボックスにチェックを入れます。
これで表示されているタイトル全てが対象になりました。
非公開にしたくない記事のチェックは外していきましょう。
非公開にしたい記事が半数以上の場合に便利ですね。
そして非公開にしたい記事を選択できたら、タイトルの上にある「一括操作」というところを押します。
編集を選び、「適用」を押してください。
一括編集画面になり、ステータスを選ぶ項目があります。
そこで「非公開」を選択し、「更新」ボタンを押しましょう。
これでチェックを入れた記事が一括で非公開になるので、確認をしてみましょう。
最初の投稿一覧では、表示される記事数は最大20記事になります。
もっと一覧画面に表示させて、非公開の編集を行いたい場合は一手間加えると簡単です。
投稿の右上に「表示オプション」というものがあります。
そちらを押すと、「ページごとに表示する項目数」を変えられる画面が表示されるので、お好みの数字を入れてみましょう。
これで、表示される記事数を増やすことができます。
多くの記事を一括で非表示にする場合に、活用してみてください。
検索されても表示しないようにするには?
Google等の検索エンジンに検索されても、表示しないようにする方法もあります。
例えば、非公開にまではしないけど、新規の読者を増やすタイミングではないとお考えの時に使えるやり方です。
そもそも読者は検索エンジンに、気になるワードを入力して検索をかけます。
あなたの記事に関連する内容が含まれていれば、検索結果に表示されるでしょう。
一時的に検索結果に表示されたくない場合には、ワードプレスの中を編集することで可能になります。
それでは、詳しく方法をみていきましょう。
検索されても表示しないようにする方法
ワードプレスのサイドバーにある「設定」を押してください。
その中の表示設定を選択。
するとサイトの公開状態という項目に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」があります。
そのチェックボックスにチェックを入れてください。
変更を保存をクリックすれば、検索エンジンにひっかからなくなります。
ただしこのやり方は、検索エンジンで表示されないだけなので、記事は読める状態です。
完全に記事を見せたくないという場合は非表示にすることをおすすめします。
非公開にしたのに表示されるときはどうしたらいい?
非公開にしたはずなのに、表示されていると「周りにも見えているのでは…」と焦ってしまいますよね。
そんな時は、以下の3つの方法を試してみてください。
- もう一度、非公開にする手順を見直す
- 公開状況がどうなっているのかも確認する
- 一度ワードプレスをログアウトして、あらためてサインインする
公開状況が非公開となっていれば、周りの人には見えない状態になっているので安心し良いでしょう。
プラグインを使ってサイトや記事を非公開にする方法をとると、自分だけは記事が見れる状態になります。
一見非公開になっていない!とびっくしりしてしまいますが、きちんと機能しているので大丈夫です。
ワードプレスのステータスの意味
最後にワードプレスのステータスの意味をおさらいしておきましょう。
ステータスとは、記事が現在どのような状態であるかを表しています。
適切に使い分けができるよう、理解しておくと良いですね。
状態 | ステータスの意味 |
---|---|
公開 | 誰にでも見られる状態で公開されている |
予約投稿 | 指定された公開予定日時になったら投稿される |
下書き | 記事が未完成で、まだ投稿できる状態ではない場合は下書きとして保存する |
レビュー待ち | 公開を待っている状態である |
非公開 | 一般の読者には見えない状態である |
この中でレビュー待ちは、管理者と寄稿者が違う場合に用いられます。
簡単にいうと、サイト運営者と記事を書くだけのライターがいる場合です。
ライターは公開する権限がなく、記事をチェックしてもらってから公開になることが多いでしょう。
その際「レビュー待ちとして送信」し、保留の状態で管理者へ記事を渡します。
管理者が確認し、OKとなれば公開になります。
まとめ
ワードプレスの非公開方法や検索に表示されない方法・ステータスの違いなど、ご説明してきました。
表示・非表示だけでなく、下書きや予約投稿などを使い分け、万全の状態で読者に公開できると良いですね。
非公開にする方法も、公開に戻す方法もとても簡単なので、何度か試してみてマスターしていきましょう。