WordPress関連コラム  2020.8.21

簡単!ワードプレスにサイトマップを作るための2つのプラグインとは?

ワードプレスにサイトマップを設置する方法をお調べですね。

ワードプレスならサイトマップを自動生成するプラグインを活用することをおすすめします。

今回は、プラグインを使ったサイトマップの設置方法や表示されなくなった時の対処法をご紹介!

ワードプレスにサイトマップを設置し、ユーザビリティの高いメディア作りをしましょう。

ワードプレスのサイトマップが必要な理由は2つ!

そもそもサイトマップとは、メディア全体のページの構成を一覧で記載されたページのことです。

メディア(サイト)の地図(マップ)と考えると分かりやすいかもしれません。

サイトマップには、HTMLで記述されたHTMLサイトマップとXMLで記述されたXMLサイトマップがあります。

それぞれに異なる役割があるため、両方とも設置することが好ましいです。

確かに、サイトマップがなくても、十分メディア運営をすることはできます。

しかし、サイトマップは運営開始時に作成しておくべきです。

ワードプレスにサイトマップが必要な理由は、以下の2つが挙げられます。

  • 読みやすいメディア作りができる
  • クローラーが回りやすくなる

HTMLサイトマップとXMLサイトマップの違いと一緒に確認していきましょう。

理由1.読みやすいメディア作りができる

HTMLサイトマップを作ることで、読みやすいメディア作りができます。

というのも、サイトマップにはどんなページがどこにあるのかを示すことができるからです。

各ページへのリンクが分かりやすくまとまっているので、読み手が目的のページを見つけるためにサイトマップを活用できます。

初めて訪問した読み手にも、気になる記事や関連記事を読んでもらいやすくなるのです。

理由2.クローラーが回りやすくなる

XMLサイトマップを作ることで、検索エンジンへのインデックス作業をするためのクローラーが回りやすくなります。

なぜなら、クローラーに巡回すべきページを分かりやすく示すために設置するものだからです。

そもそも、クローラーとは、あらゆるサイトの情報を集めてデータベースに保存していく検索プログラムのことを指します。

せっかく記事を公開していても、クローラーがページを見つけてくれなければ検索順位が付きません

クローラーに見つけてもらいやすくなれば、早く順位の付きが分かります。

思うように順位が付かなければリライトするといったSEO対策をすぐにできるようになるでしょう。

このようにクローラーが回りやすくなることで、SEO効果にも繋がるのです。

サイトマップを自動生成!プラグインを使おう

サイトマップには2つの種類があり、それぞれ設置することで効果が発揮されることが分かりました。

しかし、「サイトマップなんてどうやって作るの?」と悩む人もいるでしょう。

サイトマップは、以下の2つのプラグインを使えば簡単に設置できます。

PS Auto Sitemap HTMLサイトマップ
Google XML Sitemaps XMLサイトマップ

それぞれのサイトマップのプラグインの活用法を確認していきましょう。

プラグイン1.PS Auto Sitemap

PS Auto Sitemapとは、メディア内にあるページを一覧で表示してくれるプラグインです。

PS Auto Sitemap

HTMLサイトマップで、読み手向けに設置するサイトマップとなります。

PS Auto Sitemapを有効にしておくと、自動生成してくれるので便利です。

PS Auto Sitemapでは、以下の3つの手順でプラグインの設置をします。

  • インストールする
  • 固定ページとIDを作成する
  • PS Auto Sitemapの設定をする

詳しく確認していきましょう。

STEP1.インストール

まず、ワードプレスのダッシュボードからPS Auto Sitemapのインストールをしましょう。

画面左下の「プラグイン」→「新規追加」のページから「PS Auto Sitemap」を検索するとインストールできます。

インストール後は、「有効化」のボタンを押し、有効化しましょう。

ここまでで、PS Auto Sitemapをワードプレスに設置できている状態です。

STEP2.固定ページとIDを作成する

次にPS Auto Sitemapを動かすために、固定ページを使ってサイトマップページを作成していきます。

ダッシュボードのメニューバーから「固定ページ」→「新規追加」をクリックしましょう。

作成ページではテキスト編集を使い、コンテンツ入力欄に以下のテキストを入力します。

<!– SITEMAP CONTENT REPLACE POINT –>

タイトルとパーマリンクは自由に決めて構いませんが、以下のように設定するケースが多いです。

タイトル サイトマップ/SITE MAPなど
パーマリンク sitemap/site-map など

入力完了後、固定ページを公開しましょう。

公開後、ブラウザのURLバーに表示される以下の箇所の番号を控えておきます。

http://XXX.jp/wp-admin/post.php?post=298&action=edit

この番号は、PS Auto Sitemapの設定で必要なIDとなります。

STEP3.PS Auto Sitemapの設定をする

最後にPS Auto Sitemapの設定をしましょう。

ダッシュボードの左のメニューバーから「設定」→「PS Auto Sitemap」とクリックし、以下の通りに設定していきます。

ホームページの出力 チェックなし
投稿リストの出力 チェックあり
固定ページリストの出力 どちらでもOK
サイトマップを表示する記事 固定ページで出力したID
出力階層制限 制限なしを選択
先に出力するリスト どちらでもOK
カテゴリーと投稿の表示 どちらでのOK
除外カテゴリ 表示させたくないカテゴリがあれば入力
除外記事 表示させたくない記事があれば入力
スタイル変更 好きなものを選択
キャッシュの使用 チェックなし

除外カテゴリや除外記事の設定はせず、全記事表示させる方が読み手に親切なサイトマップができます

全て設定ができたら、「変更を保存」をクリックしましょう。

以上で、PS Auto Sitemapの設定は完了です。

設置後に新しい記事を投稿しても、自動でサイトマップに反映されます。

サイトマップの固定ページをトップページに表示させるなど、サイトマップに誘導する導線を作りましょう。

ダウンロードはこちら

プラグイン2.Google XML Sitemaps

Google XML Sitemapsとは、XMLサイトマップを自動で作成・通知してくれるプラグインのことです。

Google XML Sitemaps

クローラーにメディアの存在を知らせるためには、sitemap.xmlを作成した上でSearch Consoleから発信しなければなりません。

Google XML Sitemapsを使えば、ワードプレス初心者でも簡単にsitemap.xmlを作れます。

Google XML SitemapsでXMLサイトマップを作成する手順は、以下の通りです。

  • インストールする
  • Google XML Sitemapsの設定をする
  • Search Consoleに登録する

詳しく確認していきましょう。

STEP1.インストールする

まず、ワードプレスのダッシュボードからGoogle XML Sitemapsをインストールしましょう。

画面左下の「プラグイン」→「新規追加」のページから「Google XML Sitemaps」を検索し、「今すぐインストール」をクリックします。

インストールが完了したら、すぐに「有効化」のボタンを押しておきましょう。

STEP2.Google XML Sitemapsの設定をする

続いて、Google XML Sitemapsの設定をしましょう。

ダッシュボードの左のメニューバーから「設定」→「Google XML Sitemaps」とクリックすると、設定画面が出てきます。

①基本的な設定

基本的な設定では、通知を更新ですべてのチェックを入れましょう。

Notify Google about updates of your site Googleへ更新内容通知を決める項目
Notify Bing about updates of your site Bingへ更新内容通知を決める項目
サイトマップのURLを仮装robots.txtファイルに追加 クローラーにサイトマップの場所を正確に伝えるための項目

②投稿の優先順位

投稿の優先順位は、任意で選んで問題ありません。

「優先順位を自動的に計算しない」にチェックを入れると、自分で優先順位の定義を決めることができます。

③Sitemapコンテンツ

Sitemapコンテンツには、サイトマップにどのコンテンツを含めるのかを登録します。

任意で選べますが、ホームーページ・投稿・固定ページ・カテゴリーページを選ぶことが一般的です。

④Excluded Items

Excluded Itemsでは、除外するカテゴリーや投稿(記事)を設定します。

除外するものがなければ、特に設定の必要はありません。

基本的にはクローラーに回ってもらうために、全てのページを含ませておきましょう。

⑤Change Frequencies

Change Frequenciesでは、検索エンジンに通知するサイトマップ投稿の頻度を設定できます。

コンテンツごとに頻度を細かく設定することが可能ですが、クローラーが必ず設定した頻度で訪問するわけではありません。

頻度が高ければ良いというものでもないので、コンテンツの投稿頻度に合わせておきましょう。

⑥優先順位の設定(priority)

優先順位の設定(priority)では、どのようなコンテンツにクローラーに重点的に回ってほしいかを設定します。

重要なコンテンツほど「1.0」、重要でないコンテンツは「0.0」とします。

すべてを「1.0」にしても全コンテンツを均等にクローラーが回ってくれるわけではありません。

投稿頻度が高さに合わせて優先順位を決めることをおすすめします。

STEp3.Search Consoleに登録する

ワードプレス内に作成したサイトマップは、Googleの検索エンジンに登録しなければなりません。

サチコと呼ばれるSearch Consoleにログインし、管理画面から登録しましょう。

管理画面の左のメニューバーに「サイトマップ」をクリックします。

新しいサイトマップの追加という欄にサイトマップ のアドレスを入力しましょう。

http://XXX.jp(サイトドメイン)/sitemap.xml

入力したら「送信」をクリックします。

正しく登録されると「成功しました」と緑で表示がされるので確認しましょう。

以上で、Google XML Sitemapsの設定は完了です。

設定後に公開した記事も自動的にサイトマップ が更新され、検索エンジンも更新されます

ダウンロードはこちら

サイトマップが表示されないときの対処法

ここまでサイトマップのプラグインについて説明しました。

インストールをしてご紹介した設定をすれば、しっかりサイトマップが設置されているはずです。

しかし、中にはうまく表示されないケースがあります。

それぞれのプラグインごとに、表示されないときの対処法を確認していきましょう。

対処法1.PS Auto Sitemapの場合

PS Auto Sitemapでサイトマップが表示されていない場合、原因はID入力をしていないことです。

サイトマップページの固定ページ編集画面で出力されたIDの入力が抜けていると、サイトマップ が表示されません。

対処法は、以下の通りです。

  • サイトマップの固定ページの編集画面のURLから「post=○○○」の数字を確認
  • ダッシュボードの左のメニューバーから「設定」→「PS Auto Sitemap」とクリック
  • サイトマップを表示する記事の項目に、固定ページの数字(ID)を入力

以上で解決します。

もう一度、サイトマップの固定ページから表示されているか確認しましょう。

対処法2.Google XML Sitemapsの場合

Google XML Sitemapsでトラブルが出た場合、XMLサイトマップのページで以下のようなメッセージが表示されます。

This page Contains the following errors:
error on line 2 at column 8:XML declaration allowed only at the start of the document
Below is a rendering of the page up to the first error.

エラーメッセージが出た場合、functions.phpの問題である可能性が高いです。

対処するには、以下の手順に従って作業を進めて下さい。

  • ダッシュボードのメニューバーから「外観」→「テーマの編集」
  • テーマファイルの中から「テーマのための関数(functions.php)」を選択
  • 一番下にある改行を削除し、「ファイルを更新」をクリック

以上で解決します。

もう一度、XMLサイトマップのページから表示されているかを確認しましょう。

まとめ

ワードプレスでメディアやブログを運営するなら、サイトマップを設定すべきです。

Google XML SitemapsやPS Auto Sitemapを使えば、簡単に自動生成できるようになります。

サイトマップを作って、ユーザーに優しいメディア作りをしましょう。