ワードプレスでYouTubeを埋め込みたいときにすぐできる2つの方法
ワードプレスでサイト作成をしている際、「ここに動画が入ったらもっと良くなる!」とYouTubeを埋め込みたいと思うことがありますよね。
YouTubeを埋め込むことで情報量がアップするだけでなく、商品紹介の動画であれば購買意欲のアップも期待できます。
ここでは、ワードプレスにYouTubeを埋め込む方法やメリット、アップロードの他にも設定や埋め込みの注意点をご紹介します。
YouTubeを埋め込んでワンランクアップしたサイトをつくってみましょう!
目次
ワードプレスでYouTubeの動画をアップロードする方法
ワードプレスにYouTubeの動画を埋め込む方法はいくつかあり、どれも簡単にアップロードできます。
2018年末にリリースされたワードプレス5.0からは新エディタ(グーテンベルク)、それ以前のエディタ(クラシックエディタ)では方法が変わります。
ご自身がどのエディタを使っているのか確認をしてから読み進めてもらえるとスムーズです。
旧エディタ(クラシックエディタ)でアップロードする方法
まず旧エディタ(クラシックエディタ)でアップロードする方法をご紹介していきます。
旧エディタでは、以下の2つの方法があります。
- URLをコピペする
- コードを取得する
どちらの方法も簡単なので、やりやすい方法を身に付けておくと良いですね。
方法1.URLをコピペする
まずは、URLをコピペしてアップロードする方法です。
アップロードしたいYouTubeを開き、URLをコピーします。
ワードプレスのページを表示し、ビジュアルモードになっているか確認しましょう。
貼り付けたい場所にペーストすればアップロードが完了します。
ここで注意したいのは、URL以外の文字が入っていると反映されないことです。
説明文を入れたい場合は必ず改行してください。
一番簡単な方法である反面、表示サイズや再生位置などの設定はできません。
細かい設定がしたい場合は、コードを取得する方法に挑戦してみましょう。
方法2.コードを取得する
次にご紹介するのは、コードを取得する方法です。
YouTube動画の下にグッドに並んで「共有」のタブがあるのでそちらをクリックします。
ポップ画面で「埋め込む」を選択します。
動画のコードが表示されるので、右下の「コピー」をクリックしましょう。
そしてワードプレスを表示し、テキストモードになっているか確認します。
貼り付けたい場所にペーストすれば、YouTubeの埋め込みが完了します。
こちらの方法では、コードコピーをする際にカスタムサイズや動画開始位置の設定が可能です。
こだわりがある場合はコードを取得して埋め込みをしましょう。
新エディタ(グーテンベルク)でアップロードする方法
次に、新エディタ(グーテンベルク)でアップロードする方法です。
まずは、YouTubeのURLをコピーします。
ワードプレスを表示させ、投稿画面の「+」マークをクリックし埋め込みから「YouTube」のボタンを押します。
そこにコピーしたURLを貼り付けます。
すると自動的に埋め込みが完了します。
YouTube動画を埋め込む3つのメリット
YouTubeの動画を埋め込むメリットは、以下の3つです。
- 滞在時間が長くなる
- インターネット回線を利用せず動画配信ができる
- 集客数が上がる
ここでは、サイトを運営する上でポイントとなるメリットをご紹介していきます。
メリット1.滞在時間が長くなる
YouTubeに限らず動画を挿入することで、サイトの滞在時間が長くなることがあります。
滞在時間とは、サイトを訪れた人がページを閲覧するのに留まった時間のことです。
普段テキストメディアは見るけど、動画は見ないという人もいるでしょう。
淡々と文章だけで構成されたメディアより、興味を引く動画があることで「ちょっと見てみようかな?」と思ってくれる場合もあります。
動画を見て滞在時間も伸びると「このサイトは有益な情報が得られるサイトかも…」とユーザーの定着も期待できます。
とにかく「このサイトは面白い!」「訪れる意味があるサイトだ!」と思ってもらわなければいけません。
テキストメディアにプラスして画像や、それ以上の情報量になるYouTubeの動画を挿入するのはメリットになります。
メリット2.インターネット回線を利用せず動画配信ができる
インターネット回線を利用せず、動画配信ができるのもYouTube動画の埋め込みメリットといえます。
YouTubeの埋め込みはストリーミングと言って、ダウンロードとは違います。
ダウンロードはご自身のPCやスマホ等に保存し再生するのに対し、ストリーミングは保存されません。
ダウンロードはインターネット回線を利用しなければできませんが、埋め込み作業で保存はされないため、インターネット回線が無くても可能なのです。
メリット3.集客数が上がる
ご自身で作った動画がある場合、ワードプレスサイトにも活用していきましょう。
YouTubeでは埋もれがちになってしまう動画もウェブサイトに埋め込むだけで、見る人も増えます。
YouTubeとサイトの両方にリンクを貼ることで、アクセス数アップも期待できます。
またチャンネル登録に繋がることもあるので自作の動画がある方は、ワードプレスにも埋め込んで集客につなげましょう。
ワードプレスでできるYouTubeの設定方法
ワードプレスでは、YouTube動画を埋め込む際に設定できることがあります。
ここでは、以下の4つの設定方法をご紹介します。
- 動画の配置を変える
- 動画の開始位置を変更する
- レスポンシブで公開する
- プライバシー強化モードを有効にする
動画の埋め込みはマスターした!という人は、他の設定方法も覚えて活用してみてください。
設定1.動画の配置を変える
1つ目は、動画の配置を変える方法です。
動画の配置を変える方法は、旧エディタと新エディタでやり方が異なります。
こちらもご自身が使うワードプレスがどのバージョンなのか確認してから挑戦していきましょう。
【旧エディタ】動画の配置を変える方法
まず旧エディタで動画の配置を変える方法です。
配置方法は「左寄せ」「中央揃え」「右寄せ」の3種類から選べます。
ビジュアルエディタで、配置を変えたい動画の直前にポインターを揃えてください。
そして、編集ツールの中にある「左寄せ」「中央揃え」「右寄せ」でお好きなものを選択します。
配置換えが完了します。
【新エディタ】動画の配置を変える方法
新エディタの配置方法は、YouTubeブロックをクリックし、ツールバーにある「配置を変更」をクリックします。
配置方法は「左寄せ」「中央揃え」「右寄せ」「幅広」「全幅」があるため、お好みで選んでいきましょう。
幅広は中央寄せの幅が広いバージョン、全幅は横幅いっぱいに表示されます。
設定2.動画の開始位置を変更する
次は動画の開始位置を変更する方法です。
動画を埋め込みするのは有効的と思っても、あまりに長い動画だとページが重たくなってしまうこともあります。
また、読者が飽きてしまい離脱する可能性もあるでしょう。
必要な箇所だけ流れるよう、開始位置を指定する方法をご紹介します。
動画の開始位置を変更する方法
まずは、開始位置を設定する方法です。
YouTubeの共有を押し、「埋め込む」を押します。
埋め込みコードの下の開始位置にチェックを入れ、開始したい時間を入力します。
コードをコピーして、ワードプレスに貼り付けするだけです。
設定3.レスポンシブで公開する
レスポンシブで公開する方法も覚えておくべきです。
レスポンシブとはPCやタブレット・スマホと異なるデバイスでも、画面のサイズに合わせてページやレイアウトを最適化してくれる機能のことです。
レスポンシブができていないと、PCではちょうど良いサイズで埋め込みができているのに、スマホでは画面が切れてしまいます。
レスポンシブで公開することを基本としておくとよいでしょう。
レスポンシブで公開する方法
レスポンシブで公開するのに1番簡単な方法はプラグインをすることです。
プラグインのダウンロード手順をお話していきますね。
ダッシュボードの中にあるプラグインを選びます。
プラグイン新規追加をし、YouTubeを検索します。
今すぐインストールをクリックし、プラグインを有効化しましょう。
ダッシュボードでインストール済みプラグインを選択すると、YouTubeが追加されています。
セッティングを選び、「.Responsive Video Sizing」のボックスにチェックを入れ「Responsive for all YouTube videos」を選択します。
「変更を保存」をクリックすればレスポンシブ対応は完了です。
設定4.プライバシー強化モードを有効にする
プライバシー強化モードとは、YouTubeに新しくできた機能です。
「こんな機能知らなかった!」という方もいるのではないでしょうか。
プライバシー強化モードを有効にすると、動画をYouTubeからログアウトした状態でも見ることができるようになります。
読者のデバイスに再生履歴は残りませんし、読者の情報もYouTubeに保存されなくなるメリットがあります。
プライバシー強化モードを有効にする方法
プライバシー強化モードを有効にする方法は、YouTube埋め込みコードを出した時に、埋め込みオプションで設定をします。
オプションの中に「プライバシー強化モードを有効にする」というボックスがあるのでチェックを入れてください。
それをした後に埋め込みコードをコピーして貼り付けをします。
これで「プライバシー強化モード」が適応されます。
ワードプレスにYouTube動画の埋め込みができないときの原因
続いてワードプレスにYouTube動画の埋め込みができない場合の原因についてお話していきます。
手順通りやってみたのに、埋め込みができないとなれば、なぜ…?と頭が真っ白になってしまいますよね。
そんな時は次の3点を確認して見てください。
- ワードプレスのバージョンが古い
- YouTube動画のURLが間違っている
- YouTube動画の埋め込みが許可されていない
原因を理解して問題を解消しましょう。
原因1.ワードプレスのバージョンが古い
ワードプレスのバージョンが古いと、動画が埋め込めないこともあります。
ワードプレスでYouTubeを埋め込めるようになったのは、ワードプレス2.9からです。
ですからワードプレス2.9以前のバージョンを利用している方は、YouTubeの埋め込みができません。
バージョンアップをしてから再度動画の埋め込みを行ってみましょう。
原因2.YouTube動画のURLが間違っている
YouTube動画のURLや埋め込みコードが間違っている場合もアップロードできません。
「URLをきちんとコピーしたけどなぜ?」と思われた方は、URLや埋め込みコードの文字列に不要な書き足しをしてしまっていないか確認をしてみてください。
例えば、文字列の前に「こちらをご覧ください」など書き足してしまうと、URLを正しく認識せずアップロードができないのです。
文字は改行して入れるようにしましょう。
原因3.YouTube動画の埋め込みが許可されていない
最近では動画のアップロード主が著作権を主張し、「埋め込み不許可」にしている場合も多いです。
埋め込みコードを表示させようとした際に、「リクエストによる埋め込み無効」というメッセージが出ることがあります。
その場合は、埋め込み不許可になっているので埋め込みはできません。
ワードプレスにYouTube動画を埋め込む際の注意点
むやみにワードプレスにYouTube動画を埋め込むことはおすすめしません。
YouTube動画を埋め込む際には、以下の3つのことに注意して行いましょう。
- アップロードされている動画でないか確認する
- 動画を見なくても分かる内容にする
- 動画を埋め込みすぎない
しっかり覚えおかないと著作権侵害で裁判沙汰になる可能性もあります。
また、見やすいサイト作りのためにも役立つので、あわせてお読みください。
注意点1.アップロードされている動画でないか確認する
まず、埋め込みしたい動画があった際に気を付けたいのは、違法アップロードされている動画でないことを確認しましょう。
もしあなたが違法アップロードされた動画を、違法と知らずに埋め込みしたとしても、犯罪行為になってしまいます。
そもそも動画をYouTubeに流したのは自分ではない!と主張しても通用しないのです。
違法アップロードの動画であるか確認するためには、確認バッジという証があります。
YouTubeチャンネルの横にレ点マークが入っていれば、権利者によって投稿された公式のものと判断することができます。
埋め込みできない動画
違法アップロードとして埋め込みできない動画は次の通りです。
- TV番組
- 映画
- CM
これらを個人動画としてアップしているものは違法アップロードの動画になります。
つまりYouTube公式チャンネルが投稿した(レ点の入っているもの)は、OKなのです。
注意点2.動画を見なくても分かる内容にする
新規の読者を獲得し、定着させるためにはサイト作りに工夫が必要です。
動画があるとテキストだけのメディアに比べ情報量もアップし、興味をひくことが期待できます。
動画を埋め込むのは良いことですが、読者によっては動画を見ているほどの時間はないという方がいます。
動画を見なくても分かるようテキストで説明し、動画は補足的な役割になっていると良いでしょう。
注意点3.動画を埋め込みすぎない
動画の埋め込みが多すぎるのも、情報量が多くなりすぎるので気を付けたいところです。
1ページに対して、埋め込む動画は1~2つほどに抑えると見やすくなります。
どうしてもこの動画を埋め込みたい!と思うものがあれば、新しく別のページを作ってそちらに埋め込むようにしましょう。
2つのページに分けることで滞在時間も長くなりメリットにもなります。
まとめ
ワードプレスにYouTubeを埋め込む方法やメリット、その他の設定や注意点についてお話してきました。
埋め込む方法はとても簡単ということが分かりましたね。
適度に埋め込みを利用していけば、サイトの魅力アップも可能です。
またどのデバイスでも見やすいように設定することは、読者にストレスを与えずサイトの定着にも繋がります。
ぜひ設定にもこだわり、より良いサイトを作っていきましょう。
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