IT業界あるある~IT業界のリアルはイメージとは違う!~
ネット業界、IT業界というと「チャラチャラしてる」「お金持ってそう」「スマートに仕事してそう」など、良くも悪くも、リアルとは違うイメージを持たれる人が多いです。
現に、マツコさんにも収録中に「こういう人の年収が気になるのよ」とか言われましたが、
ぶっちゃけ弊社のような小さな企業は、社長が豪遊できるようなものではありません。
そういうことも含めて、リアルを知ってもらうためにネット業界のあるあるをご紹介させていただきます。
目次
- やってる仕事は地味なことが多い
- 理解されないので仕事の説明をするのが面倒くさい
- ホームページさくっと作れる?とか聞かれる
- パソコンの使い方を聞かれるが、そういうんじゃない
- ヒゲ、茶髪、短パンが許される会社が多い
- 9時~23時みたいなブラック企業も多い
- 18時くらいにチャットワークに障害がおこると歓喜がわく
- 渋谷にネット系の会社集まりすぎ問題
- クライアントから電話がかかってくると「えっ?」ってなる
- 「自社のプラン通り」にしてくれたら成功するのに。。。と思ってる
- 一般企業との知識差を埋めるのに苦労する
- さくっと社内ベンチャーで金持ちになる人もいる
- 豪遊系の人をみると「マジで勘違いしないで」と思う
- でもちょっと大げさに話をして自慢しちゃう
- まとめ
やってる仕事は地味なことが多い
IT系とか言うと、めっちゃすごいことしてる!と思うかもしれませんが
わりと地味なこと多いです。
例えば記事の誤字脱字チェックみたいなのもそうですし、管理画面で10円単位の入札をしていくとか。
モデル使って~、ドーンとマーケティングして~、ヒャッホーイ!の世界ではないです。
クライアントの広告予算に合せて1円単位で超絶奮闘している人もいます。
理解されないので仕事の説明をするのが面倒くさい
居酒屋、相席屋、キャバクラで出会った人やオカンに仕事の説明をするのが面倒くさいです。
「SEO対策っていって、Googleとかの検索エンジンのアルゴリズムを調べて~」
とか
「リスティングを請け負って、クライアントのCPAが5000円になるように入札して~」
とか
上記の言葉って、僕らからすると初級中の初級の話ですが、一般の人にすると
まず眠たい顔をするので
大体は
「マーケティングとか~」
「アプリ作って~」
で濁します。
ホームページさくっと作れる?とか聞かれる
「マーケティングとか~」>
「アプリ作って~」
みたいな説明をするのも面倒な時は「IT系はIT系だ」で押し通すのですが
それで終わってしまうとあとあとLINEで
「そういえばIT系って言ってたけど、ホームページ作れる?」
っていう相談が来ます。
「IT系が全員ホームページ作れると思われてる説」です。
パソコンの使い方を聞かれるが、そういうんじゃない
それと並行して多いのが
「パソコン買いたいけど、何が良い~?」です。
僕たちは確かにIT系で、ネット業界で仕事をしているので、パソコン使います。
もちろんパソコンのスペックには詳しくないことはないです。
でも一般の方が使うレベルって、たぶんネットサーフィンくらいなので
家電量販店で売ってる安いやつで十分ご満足いただけます。
ヒゲ、茶髪、短パンが許される会社が多い
チャラチャラしてるって思われるのが、仕事の服装がラフすぎたり、容姿に対して寛容な職場が多いからかもしれません。
Googleも何度かご訪問させて頂きましたが、超自由です。
むしろスーツで訪問するとガチで浮きます。
逆にこまめに訪問してあーやこーやしないので、ラフな服装の人が多いです。
僕も訪問時はスーツですが、訪問が無い時はジャージかジーパンです。
9時~23時みたいなブラック企業も多い
あと、ネット系って17時とかに切り上げて、六本木へGO!みたいな雰囲気があると思いますが、めっちゃ働いてます。
弊社は8時間労働を義務付けているので、8時間しか働けないようになっていますが
僕は家で飲みながら、思いついたことをチャットワーク(仕事版のLINEみたいなやつ)で取引先に「そういえば◯◯しておきましょうよ!」とかアイディア程度で送っておくと
5分後くらいに「いいっすねぇ」とか返ってきます。
働き方改革とか言われてますので、大きな声では言えませんが
朝早くから夜遅くまで働いています。
18時くらいにチャットワークに障害がおこると歓喜がわく
そんな事情があるので、18時くらいにチャットワークに障害が起るとTwitterでは歓喜がわきます。
基本的に我々はチャットワークかスラックという仕事版のLINEのようなチャットを使ってコミュニケーションをします。
チャットワークができなくなると、一気に作業ができなくなる場合もあります。
なので18時くらいに障害が起ると「もう今日はこれで切り上げるしかない♪」みたいなイライラするつぶやきよりも、ちょっと嬉しいつぶやきが増えます。
ちなみに、チャットワークの人に怒られるのでフォローしておきますが、障害が起きることなんてほとんどありません。
あと残念なことに、すぐに復旧するので、10分後には、使えるので結局帰れません。
渋谷にネット系の会社集まりすぎ問題
あと渋谷にネット系の会社集まりすぎ問題があります。
大小さまざまなネット系の会社が集まっています。
「ハロウィーンで盛り上がる若者の街」というイメージかもしれませんが、我々からするとITの聖地的なイメージもあります。
そろそろGoogleも六本木ヒルズから渋谷に移転してきます。
クライアントから電話がかかってくると「えっ?」ってなる
ネット業界同士はチャットワークでやりとりします。
文字で伝えるのが難しいニュアンスの説明がある時は「時間を決めて」スカイプMTG(ミーティング)をします。
でも一般企業からすると、まだまだ電話でのコミュニケーションは当たり前です。
新しいクライアントが決定し、IT業界ではない場合、電話でのご対応が多くなります。
「メール送っているので見ておいてください」
「先ほどもメールでお送りしましたが打ち合わせは◯日でよろしいでしょうか?」
「先ほどメールで資料を送りましたのでご確認ください」
「例の件のスケジュールはどうなりそうでしょうか?」
「ビジネスでの電話」は賛否両論ですが、日本で仕事をする以上、そしてお仕事を頂く以上、仕方のないことかもしれません。
「自社のプラン通り」にしてくれたら成功するのに。。。と思ってる
我々は何かの分野のスペシャリストとして一般企業にサービスをすることが多いです。
こういう場合、クライアント様のご要望をまずは確認して、僕たちが考えるスペシャルなプランを提案することになるのですが
あまりにもご理解をいただけないと
結局はクライアント様のアイディアが採用されます。
僕はどちらかと言えば「物言うタイプ」です。
「そんなんじゃ売れません」
「これでうまくいくはずがないです」
でも「物を言えない」タイプだと、結局クライアント様のアイディアが可決され、結局、上手くいかず、結局、「お前らに頼んだのが間違いだった!!」となりますので、とてもとてもとても注意が必要です。
一般企業との知識差を埋めるのに苦労する
どうしても「物言えない」場合ももちろんあります。
その場合は、まずはご理解頂くことが必要になります。
「こういう事例があるので」
「こういう仕組みになっているので」
「だから、こういうプランがあります。」
というものです。
一番ありがたいのはクライアントの担当者様が「ド素人」の場合です。
余計な知識がないので、すっとご理解頂けます。
逆に、ちょっと知識があると、「いつの時代の手法や」「今はもうそうじゃないのに」というノウハウをゴリ押しされたりするので、その頭を訂正するのに非常に時間がかかります。
さくっと社内ベンチャーで金持ちになる人もいる
ネット企業系でも大きくなると、そもそも自由度の高い企業が多いので、ネットベンチャーが盛んになります。
毎年、大き目の予算を割いて、どんどん新しいことをしよう!新しいことをするなら、別の会社にして、がっつりやっていこう!という感じです。
これでうまくいけば、会社としてもいいですし、ダメでもともとみたいなところはあるので、またその担当者も会社に戻って通常の業務に戻ります。
ここで成功すると、けっこう?かなり?めちゃくちゃ?金持ちになることがあります。
このあたりはIT系という皆様のイメージにピッタリかもしれません。
豪遊系の人をみると「マジで勘違いしないで」と思う
ネット系って、わりとオタクも多くて、やってることが地味なことも多く、専門的なものも多いので、企業の担当者や代表がテレビに出演することはあまりないです。
そしてテレビに出るタイプは
皆さんが思っているIT系だとしても
僕たちが思っているIT系ではないことが多いです。
なので、そういう方がテレビに出ているのはいいですが
めっちゃいい車乗ってることを自慢したり、遊びまくってることを話したり、バカな発言をしたりすると
「一緒にはしないで・・・」
と思っている人も多いです。
でもちょっと大げさに話をして自慢しちゃう
でも、居酒屋レベルでは「すごーい!」って言われることも多いので、
ちょっとだけ・・・ほんのちょっとだけ話盛って自慢しちゃいます。
分かりやすく言えば、「あのアプリ作ったのは俺だよ」みたいな感じです。
※弊社はアプリ制作してません。
そのアプリのほんの「一部分を外注されていただけ」でも
「あのアプリ作ったの俺」になっている場合もあります。
女性の皆さんは気を付けないといけないですね。笑
まとめ
そんなこんなで、IT業界のあるある、というか
皆様が誤解されているだろうことを、ちょっと訂正したく
おもしろおかしく、ちょっと話を盛りながら記事にしてみました。笑
全てが全て当てはまるものではありませんが、少なくとも六本木ヒャッハーではなく、地道に仕事をして、様々な企業のマーケティングを支えたり、システムを支えたり、アプリを制作したりしているので、「良い見方」をしてもらえると助かります。